米ぬかを化粧水にアップサイクル!富山で「日本一の美肌プロジェクト」がスタート

  • 2025-8-4
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水橋保寿堂製薬株式会社は、新プロジェクト「日本一の美肌プロジェクト」発足発表会を2025年7月31日(木)に、富山オーバード・ホールにて開催。当日は、医療専門家・地元生産者などの関係者が集い、地域と連携したスキンケア開発の意義と可能性について話し合った。

新プロジェクト「日本一の美肌プロジェクト」は、地球温暖化や紫外線の影響により年々深刻化する現代人の肌トラブルに着目し、“日本一肌に優しい県”とされる富山の豊かな自然資源と、水橋保寿堂製薬が培ってきた製薬技術を活かして、肌ケアの在り方を根本から見直すことを目指している。同時に、地元資源を活用した持続可能な商品づくりを通じて地域の活性化にもつなげ、美容と社会の未来に貢献する。

■新プロジェクト「日本一の美肌プロジェクト」の発足背景

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地球温暖化や紫外線量の増加、SNSを通じた外見意識の高まりなどの影響により、若年層を中心に肌トラブルが年々深刻化している。水橋保寿堂はこうした若年層の肌トラブルを社会課題と捉え、肌ケアの在り方を見直すことを目的に本プロジェクトを発足した。

水橋保寿堂が本社を構える富山県は、日照時間が短く年間降水量も多いことから、豊富な地下水に恵まれた“水の国”とも呼ばれている。環境省が選定する「名水百選」においては、熊本県と並び全国最多の水源数を有しており、富山大学の研究では「日本一おいしい水」と称されるなど、水質を高く評価さている。こうした水資源が豊かな自然環境を背景に、富山は「くすりの富山」として医薬品産業が発展してきた歴史を持ち、肌へのやさしさを重視した商品開発においても大きな可能性を秘めた地域と言える。

同社は、創業以来77年にわたり培ってきた製薬技術と、富山県の豊富な自然資源を掛け合わせることで、肌への負担を抑えたスキンケア製品の開発に取り組んでいく。

■第1弾は富山のお米「富富富」の米ぬかを化粧水にアップサイクル!

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本プロジェクトの第1弾となるプロダクトでは、「富富富」の精米工程で発生する米ぬかに焦点を当てた。ブランド米「富富富(ふふふ)」は、富山県が約10年かけて開発し、高温や病害虫に強く、安定した品質で栽培できることから、環境にやさしい持続可能な農業を支える品種として注目されている。

これまで十分に活用されてこなかった米ぬかには、ビタミンやミネラル、保湿成分などが豊富に含まれており、スキンケア原料として有用な成分を多く含んでいる。水橋保寿堂製薬は、この未利用資源をアップサイクルし、ミネラルバランスが豊富な富山湾の海洋深層水と掛け合わせた化粧水を開発した。

商品販売によって得られた利益は地域へ還元することで、富山に新たな経済の循環を生み出すことを目指す。第1弾の商品の完成は12月予定。

■新プロジェクト発足発表会にはスキンクリニック院長や地元農家が登壇

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新プロジェクトの発足に伴い、開催された新プロジェクト発足発表会には、医療専門家・地元生産者などの関係者が集い、地域と連携したスキンケア開発の意義と可能性について共有した。

水橋保寿堂製薬と共同開発の監修実績もある皮膚治療の専門家・青山スキンクリニックの冨田理紗子院長は「富山で採水される海洋深層水は、ミネラルが豊富で保湿効果などが高いことに加え、pHが肌に近く刺激が少ないため肌に負担なく使用できます。また富山の米ぬかにはビタミンやセラミドが含まれており、乾燥肌の改善にもつながります。この自然由来の素材を組み合わせることで非常に大きな美容効果が期待できます。」とコメントした。

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ブランド米「富富富」の生産者であるアグリライズ南保 藤澤ちひろ氏は、食以外で「富富富」が使用されることについて
「ブランド米として『富富富』がたくさんの人に届けていただくということは、私たち生産車としてとても嬉しく思います。食べるだけではなく、こうして化粧品として使っていただくことがありがたいです」と喜びを伝えた。

蒼ファーム 高山直子氏は「お米の消費量は減少していますが、新たなお米の価値を伝えていけたらいいなと思います。全体の消費量は下がっていますが、最近は県外の方が多く購入されています。このプロジェクトは、県外の方により富山のお米を知っていただくチャンスだと思います」とコメントした。

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質疑応答の際、記者よりプロジェクトの検討開始時期を聞かれた、水橋保寿堂製薬株式会社 代表取締役 木下雄介氏は「2024年12月です。ちょうど富山の藤井市長やJAの方と話した際に、富山の米は文化と言いますか、せっかく米が素晴らしいものならば、我々は化粧品として富山に貢献できないか、とそこから検討し商品開発などを行いました」と、制作過程を明かした。
テクニカルライター 後藤 響平


水橋保寿堂製薬株式会社

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