- 2025-10-27
- ITビジネス
- 次世代AIエージェント「Naivy」で現場作業者の業務を支援!日立の独自技術に注目集まる【CEATEC 2025】 はコメントを受け付けていません
日本最大級のテクノロジー総合展「CEATEC 2025」が、幕張メッセにて2025年10月14日(火)~10月17日(金)の期間に開催され、株式会社日立製作所は「ドメインナレッジ×AIで進化し続けるLumada~ハーモナイズドソサエティをめざして~」をテーマに出展。同社は、新経営計画「Inspire 2027」で掲げる「環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティ」の実現を目指し、「Lumada」(デジタルイノベーションを加速させるためのソリューション、サービス、テクノロジーの総称)を軸にデータから価値を創出することで、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいる。
今回の「CEATEC 2025」日立ブースでは、人手不足にまつわる現場の課題に焦点を当て、フロントラインワーカーの業務の生産性向上、ベテランのスキル継承、働き方の改革など、現場を革新する日立ならではのソリューションを紹介。日立が幅広い事業基盤を通じて培ってきたドメインナレッジとAIの融合によって、AIの次のステップといわれるフィジカル領域へのAI活用に向けて、進化し続ける「Lumada 3.0」の世界の一端を体感できるブースとなっていた。
■メタバース上で現場を導く、次世代AIエージェント「Naivy(ナイビー)」
日立ブースは比較的大規模なブースになっていたが、ブース内に入りきらないほどの人が集まり、同社への関心の高さが表れていた。中でも注目を集めていたのは、日立の次世代AIエージェント「Naivy(ナイビー)」のプレゼンだ。Naivyは、メタバース上で現場を導く次世代AIエージェントであり、経験の浅い現場作業者の判断や安全な業務の遂行を支援する。
Naivyは、現場拡張メタバース上の情報と現場の稼働・不具合データをリアルタイムに統合し、人やロボットに情報を提供するAIエージェント。新入社員がセンサーのアラート原因を特定し、対処法を指示する際に、メタバース上でバルブの位置を3Dで示し、調節方法を映像で説明する。
作業前のリスク危険予知をメタバース上で作業者と共に行い、リスクの危険度スコアを算出し、CGで可視化することも可能。過去データや現場の情報を加味し、作業者だけでは気づきにくい対策を提示し、最適なトレーニングを提供する。Naivyによって、作業者のスキルの平準化と事故リスクの検知を通じて、現場の安全管理を支援していく。
また、Naivyを使うことにより、現場で働く人々がより輝ける働き方を実現するとともに、人だけでなくロボットと協調し現場の人手不足という喫緊の社会課題の対策に取り組んでいることが伝えられた。加えて、これを実現するのは同社がこれまで培ってきたドメインナレッジと急速に進展するAIと融合させる進化したLumada」であり、Lumadaを通じて顧客との協調やパートナー企業とともに社会や顧客の課題解決に取り組んでいくことが示された。
テクニカルライター 後藤 響平
■株式会社 日立製作所
■CEATEC 2025 公式サイト
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