説明はAIにまかせる時代へ!「聞きパ」で変わるビジネスの新常識とTALKsmithの挑戦

  • 2026-5-29
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労働力不足が深刻化する日本において、「同じ説明を繰り返す」という従来の営業スタイルは限界を迎えている。そうした中、プレゼンテーションを自動化・資産化し、「聞き手の納得」を最大化する新たなアプローチが、AIプレゼンテーションサービス「TALKsmith」だ。
「TALKsmith」は単なる効率化ツールではなく、ビジネスコミュニケーションの構造そのものを変える可能性を秘めている。株式会社LOOV代表取締役の内田雅人氏に話を聞いた。

── 御社が提供する「TALKsmith」は、どのような課題を解決するサービスなのでしょうか?
内田氏:現在、日本は深刻な労働力不足に直面しており、これまでのように「人が対面で何度も同じ説明を繰り返す」という属人的な手法は、もはや持続不可能な限界に達しています。限られた人的リソースをより創造的な価値提供に充てるためには、「人にしかできない」とされてきたプレゼンテーション業務の自動化・資産化が急務です。

労働人口が減っていく未来において、ビジネスのスピードを落とさないためには、誰もが最短距離で「納得」にたどり着けるインフラが必要です。私たちは、「聞きパ(聞くパフォーマンス)」を最大化することで、意思決定の総量を増やし、社会全体の生産性向上に貢献したいと考えています。

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──「プレゼンの自動化・資産化」とは具体的にどのような意味でしょうか?
内田氏:「自動化・資産化」という言葉には、「属人的な労働」を「拡張性のあるデータ資産」へ変換するという意図を込めています。
・自動化:AIが人間に代わって24時間365日、視聴者の目的や疑問に答えながらプレゼンを完結させることです。「同じ説明を何度も繰り返す」という人の労働をゼロにします。
・資産化:その場限りの消えてしまう「話し手の労働」を、視聴データが蓄積され、いつでも誰にでも最高品質で届けられる「デジタル資産」へ変えることを意味します。これにより、説明の質をデータに基づいて継続的に磨き上げることが可能になります。

── 従来の営業やプレゼン手法と比べて、どのような違い・優位性がありますか?
内田氏:「伝え手のスキル」に依存するのではなく、「聞き手の体験(聞きパ)」をシステムで保証する点が根本的な違いです。
・「待機時間」の解消:対面のプレゼンは双方のスケジュール調整が必要ですが、TALKsmithは聞き手が「今知りたい」瞬間に、最高品質のプレゼンを即座に提供します。
・「心理的ハードル」の撤廃:人は対面だと忖度しがちですが、AI相手なら遠慮なく核心を突いた質問ができ、本音ベースでの迅速な意思決定が可能になります。
・「属人化」からの脱却:個人のスキルに頼るのではなく、データに基づき「最も伝わるプレゼン」を資産として磨き上げ、組織全体で一貫した成果を出せるようになります。

──「聞きパ(聞くパフォーマンス)」という概念を提唱した背景を教えてください。
内田氏:ビジネスコミュニケーションにおいて「伝え手の効率化やスキル」や「伝え手と聞き手のどちらが悪いのか」の二元論ばかりが注目され、効率を求める現代において、情報の「得る側」の効率を指す言葉がありませんでした。単なる時短(タイパ)ではなく、納得の質を高める新たな価値基準が必要だと考えこの概念を提唱しました。

── なぜ「伝え方」ではなく「聞きやすさ」に着目したのでしょうか?
内田氏:「伝え方」という個人のスキルを磨くアプローチには、再現性とスケーラビリティの限界があるからです。
個人の努力から、システムの仕組みへ:「伝え方」を磨くのは個人の努力に依存し、どうしても品質にムラが出ます。一方、「聞きやすさ」をシステム側で保証することは、誰に対しても最高品質の納得を届ける「インフラ」の役割です。
意思決定の主導権は「聞き手」にある:どれだけ話し手が熱弁しても、聞き手が疲弊していれば意思決定は止まってしまいます。ビジネスを動かす真の鍵は、話し手の満足感ではなく、聞き手がどれだけストレスなく「納得」にたどり着けるかにあると考えました。
「引き算」による課題解決:「伝え方」を足し算で磨き続けるよりも、待ち時間や気疲れといったマイナスの「不純物(ノイズ)」を引き算で取り除く方が、労働人口が減少する社会において、より確実かつスピーディーにビジネスを加速させられると確信したためです。

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──「聞きパ」が低いことは、企業にとってどのようなリスクにつながると考えていますか?
内田氏: 「聞きパ」が低いと、商談見送りや検討の後回し、比較候補からの除外といった機会損失に直結します。さらに、接点の手前で離脱を招き、ブランドイメージの悪化にもつながります。企業にとっては売上機会と企業評価の両面で、極めて大きなリスクであると捉えています。

── 約75%が「説明疲れ」を感じているという結果をどのように受け止めていますか?
内田氏:「日本のビジネスコミュニケーションが限界を迎えている、切実な悲鳴」だと非常に重く受け止めています。 これまでのビジネスシーンでは、伝え手が「より熱心に、より丁寧に」説明することが美徳とされてきました。しかし、その「伝え手の善意の努力」が、皮肉にも聞き手にとっては「過剰な情報というノイズ」になり、疲弊を招いているという残酷な実態が浮き彫りになりました。

特に深刻なのは、この「説明疲れ」が単なるストレスにとどまらず、売上機会と企業評価の損失という具体的な経済的損失に直結している点です。 この75.0%という数字は、もはや個人のスキルの改善で解決できるレベルを超えています。「伝え手がもっと頑張る」という従来の足し算の発想を捨て、システムによって聞き手の負担を引き算する(=聞きパを高める)アプローチへ切り替えるべきだという、私たちの確信を裏付ける結果となりました。

──「約8割が自分で内容を補完している」という結果から、どのような課題が見えてきましたか?
内田氏:本来、伝え手が担うべき「理解させるための努力」が、聞き手に丸投げされているという、ビジネスコミュニケーションの不健全な構造が見えてきました。 約8割もの人が、プレゼンを聞きながら頭の中で「つまりこういうことか?」と要点を整理し、足りない情報を推測・補完するという「見えない労働(解読作業)」を強いられています。

今回の調査では、この作業に平均して「1回あたり6分以上」のロスが発生していることも分かっています。 この「解読コスト」こそが、聞き手のエネルギーを奪い、本来すべき「意思決定」にたどり着く前に疲弊させてしまう真犯人です。 「聞き手が最短距離で納得できる状態」をシステム側でつくることが、現代のビジネスにおいて不可欠なマナーになると考えています。

──「説明の長さ」ではなく「必要な情報に最短で到達できないこと」が問題という点について、詳しく教えてください。
内田氏:本質的なストレスは、時間の長さではなく「自分にとって不要な情報を、受動的に聞かされ続けること」にあります。 10分の説明を5分に削ることよりも、「その人が今、最も必要としている情報」に0秒で着火することを目指すべきです。「必要な情報にだけ触れられる」という体験は、聞き手に「自分の時間を尊重されている」という信頼感を与え、結果として最短距離での合意形成に繋がります。

── TALKsmithでは、どのようなAI技術を活用しているのでしょうか?
内田氏:大きく分けて、プレゼンの「作成」と「実行」をそれぞれ担う2つの革新的なAI技術を組み合わせています。
1. プレゼンVideo生成AI(作成の自動化): 営業資料や商談データから、AIが最適な構成・台本・話し方を自動設計し、デジタルヒューマンが登壇する形でアウトプットします。従来、人間が行っていた「資料作成・台本作成・収録・編集」という膨大な工程をAIが統合することで、誰でも短時間で、かつ属人性を排除した高品質なコンテンツ制作を可能にしました。
2. リアルタイムプレゼンAI(実行の高度化): 視聴者がVideoを見ている最中に抱く疑問や関心に対し、AIがその場で回答しながらプレゼンを出し分ける仕組みです。一方的な「放送」ではなく、視聴者ごとに最適な説明へと変化する「リアルタイムの対話型プレゼン」を実現しています。
この2つを組み合わせることで、単なる動画制作ツールではなく、「プレゼンを自動で作り、自動で実行する」という、人の説明業務を根本から拡張するプロダクトへと進化させています。

──「ハイパフォーマーのプレゼンを複製する」とは、具体的にどのような仕組みですか?
内田氏:単に動画を録画することではなく、トップセールスが持つ「勝利のロジック」をAIに学習させ、24時間365日稼働するデジタル分身を作る仕組みです。
具体的には、以下のプロセスを指します。
・「暗黙知」のデジタル化:
一部のハイパフォーマーだけが持っている「この順番で話せば伝わる」「この質問にはこう答える」といった成功パターンを、既存の資料やスクリプトからAIが抽出・学習します。
・「Video Agent(AI)」による再現:
学習したロジックをもとに、AIが視聴者の属性や反応に合わせて、常に「最高品質のプレゼン」を自動生成・実行します。これにより、話し手の体調やスキルに関わらず、すべての顧客にトップクラスの体験を届けられます。
・「QAの自動対応」による完結:
プレゼン中に発生した疑問に対し、AIがハイパフォーマーと同じ解像度で即座に回答します。これにより、本人が同席していなくても、商談を「納得」というゴールまでリードすることが可能になります。

一言で言えば、「社内でも数少ないエース級のプレゼンを、組織全体で無限にコピーして同時多発的に実行できる」状態をつくる。それがTALKsmithの考える「複製」です。
これまでは、エース営業マンは一人あたり一日に数件しか説明できませんでした。しかし、その人の『脳』をTALKsmithにコピーすれば、世界中の数千人に、同時に、その人以上のクオリティで説明ができる。 これこそが、労働人口が減る中での有効な成長戦略だと考えます。

── 導入によって、営業成果やコミュニケーションにどのような変化が期待できますか?
内田氏:大きく分けて、「営業の生産性向上」と「顧客体験の劇的な改善」の2つの変化が生まれます。
・成約率の向上とリードタイムの短縮:「返信待ち」という数日間のロスをゼロにし、聞き手の熱量が最も高い瞬間に最高品質の説明を届けることで、商談のスピードが劇的に加速します。実際に、心理的・時間的コストを排除することで、検討の離脱(機会損失)を大幅に防ぐことが可能になります。

・「説明」から「創造的な対話」へのシフト:これまでは「同じ内容を繰り返し説明する」ことに人のリソースが割かれてきました。導入後は、AIが「説明」を肩代わりし、人間は「個別の深い悩みへの共感」や「戦略的な提案」といった、人間にしかできない高度なコミュニケーションに集中できるようになります。

・組織全体の「平均値」がトップクラスへ:個人のスキルに依存していた営業品質が、データに基づいた「資産」へと変わります。新入社員であっても、導入したその日からトップパフォーマーのロジックでプレゼンを実行できるようになり、組織全体の営業力が底上げされます。

「聞きパ」が高まることで、売り手と買い手の双方がストレスから解放され、より本質的で前向きな意思決定が次々と生まれる世界。それがTALKsmithの実現する変化です。

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── なぜ今、「AIプレゼン」という領域が必要とされていると考えていますか?
内田氏:一言で言えば、「人間が対面で行うコミュニケーションのコスト」が、社会全体の許容量を超えてしまったからです。
・「人による説明」の限界: 労働人口が急減する日本において、一人のハイパフォーマーが数十分かけて一人の顧客に説明する「属人的な労働」を続けることは、もはや経営上のリスクです。この「説明」というプロセスをデジタル化し、スケーラブルな資産に変える「AIプレゼン」は、企業の生存戦略として不可欠になっています。
・「情報の非対称性」から「情報の過多」へ: かつては情報を「持っている人」が強かったのですが、今は情報が溢れすぎてしまい、聞き手が「何が重要か判断できない」という説明疲れを起こしています。このノイズをAIが整理し、個別に最適化して届ける仕組みがなければ、ビジネスの意思決定は停滞し続けてしまいます。
・テクノロジーが「概念」に追いついた: これまでの「動画」はただ流すだけの一方通行でした。しかし今、AIエージェント技術の進化により、視聴者と対話し、疑問をその場で解消する「双方向の体験」を無人で提供することが可能になりました。
「伝え手の効率化」を目指した第一世代のAI活用から、「聞き手の納得(聞きパ)」を最大化する第二世代のAI活用へ。その転換点にある今だからこそ、AIプレゼンという領域が求められていると確信しています。

── 今後、営業やプレゼンのあり方はどのように変化していくと見ていますか?
内田氏: 「説明はAIが担い、人間は『創造的な対話』に回帰する」という二極化が進むと考えています。
・「1対1」の制約からの解放: これまでの営業やプレゼンは、身体的・時間的な制約に縛られた「1対1」のイベントでした。今後は、ハイパフォーマーの知見がAIによって資産化され、世界中の顧客に対して「1対n」で、かつ「個別に最適化された体験」として同時多発的に届けられるようになります。
・「話し手主導」から「聞き手主導」への完全移行: 相手の都合に関わらず一方的に情報を流すスタイルは淘汰されます。これからは、聞き手が「今、ここを知りたい」と思った瞬間に、AIが即座に、かつ過不足なく応えるスタイルが標準になります。プレゼンは「放送」ではなく、聞き手が主導権を握る「インタラクティブな体験」へと進化します。
・人間が「真の価値」に集中できる社会:「同じ説明を繰り返す」という定型的な労働から人間が解放されることで、営業パーソンの役割は変わります。相手の深い悩みに共感し、共に未来を構想する——そんな「人間にしかできない高度な合意形成」に全リソースを割けるようになります。
AIが人を奪うのではなく、AIが「面倒な説明」を片付けてくれるから、人間はもっと「面白い相談」に時間を使えるようになる。そんな、ストレスのない、もっとクリエイティブなビジネスの現場を私たちは作りたいんです

── LOOVが目指す「ビジネスコミュニケーションの新しいインフラ」とは、どのような世界観でしょうか?
内田氏:TALKsmithがインフラとして浸透した社会では、ビジネスコミュニケーションは以下のような「新しい当たり前」へと塗り替えられます。
・「説明」が24時間、世界中で資産として自律稼働する世界: 「人がその場にいて話さなければ伝わらない」という物理的な制約が消えます。トップパフォーマーの叡智がAIとして資産化され、どこかで誰かが「知りたい」と思った瞬間に、最高品質のプレゼンが即座に提供されます。
・聞き手が一切の「気疲れ」や「翻訳作業」から解放される世界: 情報の受け手が必死にメモを取り、要約し、忖度しながら話を聞く時代は終わります。AIが聞き手の特性に合わせて情報を最適化し、ストレスなく「脳にスッと入る」体験を保証することで、社会全体の「聞きパ」が最大化されます。
・人間が「最も人間らしい仕事」に情熱を注げる世界:「何度も同じことを説明する」という、本来AIが得意な作業から人間が解放されます。その結果、人は相手の想いに寄り添い、共に新しい価値を共創し、未来を語り合うといった、AIには代替できない「創造的な対話」だけに時間と情熱を使えるようになります。
私たちは、TALKsmithというインフラを通じて、ビジネスにおけるあらゆる「停滞(ノイズ)」を取り除きます。意思決定のスピードが極限まで高まり、「想い」と「納得」が瞬時につながる社会。それこそが、私たちが実現したい世界観です。

── 今後の展開を教えてください。
内田氏:RAG(検索拡張生成)を用いたリアルタイムAIプレゼン機能を軸としたAI関連機能を強化し、TALKsmithを通じて誰もが直感的に「人を動かすプレゼン」を届け、受け取れる環境を構築することで、ビジネスの停滞をゼロにし、意思決定の総量を最大化する社会を創造します。 さらに、調達資金を原資に、法人向けサービスやITツールの検討から購買までを劇的に円滑にする「AI提案型マーケットプレイス(第2のサービス)」の開発を加速させます。 『いいモノが、いいプレゼンによって、最短距離で必要としている人に届く』。そんな、ストレスのない新しい経済圏の形を作りたいと思っています。

── ご多忙中のところ、本日はありがとうございました。

株式会社LOOV 代表取締役CEO 内田雅人-5_0


TALKsmithは、これまで人に依存してきた属人的なプレゼンをAIによって資産化し、誰もが同じ品質で必要な情報に最短距離でたどり着ける環境を提供する。特筆すべきは、「伝える力」ではなく「理解される体験」に重心を置いている点だ。

これにより、ビジネスの主導権は話し手から聞き手へと移行し、意思決定のスピードと質は飛躍的に高まることが期待される。結果として、企業と顧客の関係性も、より合理的かつ本質的なものへと進化していくだろう。

TALKsmith 公式サイト

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