ドコモ東北支社が講座提供に協賛!「gacco(ガッコ)」において減災授業を開講


東北大学災害科学国際研究所(所長:今村文彦教授)は、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」において、「東日本大震災を科学する -被害実態と今後の減災への取組 -」(講座名)を、年明け2015年2月より開講することを決定した。

■同講座開講までの経緯
同講座は、2015年3月14日(土)~18日(水)に仙台で開催される第3回国連防災世界会議の開催に先駆け、2015年2月から開講する予定になっている。

同会議は、国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議で、東日本大震災を経験した仙台市で開催され、市民の防災意識の向上や、防災・減災への取り組みの活性化を目指すものだ。

東北大学災害科学国際研究所と「gacco」は、本会議に向けた産学連携の取り組みとして、本講座を国内外の多くの人たちに提供することで、本会議への関心を高め、盛り上げていくことについて合意し、今回の講座開講に至ったという。

なお、NTTドコモグループでは震災を風化させず、継続的に東北復興支援に取り組んでおり、NTTドコモ東北支社(青山幸二支社長)は東日本大震災を経験した企業として防災・減災の意識を広めたいという趣旨に賛同し、同講座に協賛することが発表された。

■講座の概要
「東日本大震災を科学する - 被害実態と今後の減災への取組 -」講座では、2011年3月11日に発生した東日本大震災を振り返りながら、今後の減災対策や本会議での我が国の役割について論ずる。講座は、実際に東北大学が学部生に向けて提供している授業等がベースとなっている。

これにより、これまで東北大学の学生しか受講できなかった質の高い講義を、オンラインで無料で幅広い人たちに防災・減災に関する講義が受講できるようになる。

東日本大震災では地震とその後に発生した津波により、沿岸各地で甚大な被害が生じ多くの人命が失われる結果となった。「巨大地震や津波はどのようなメカニズムで発生したのか?」、「どのように災害が生じたのか?」を紹介しながら、今後、国内外で防災や減災の対応を実施していく上で、何が重要なのかを議論していく内容となっている。

同講座は、受講者が東日本大震災による津波被害の実態について理解し自ら説明でき、環境と調和した防災・減災対策の要点を理解し議論できるようになることが目標となる。また、同時に地域での避難訓練を企画しながら、実際に津波から命を守るための仕組みを提案できるようになることも目指す。

なお、本講座では、反転学習コース(オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う対面授業付きコース、参加は有料)を提供する予定となっている。

■講座名
東日本大震災を科学する- 被害実態と今後の減災への取組 –

■担当講師(東北大学)
今村文彦教授
後藤和久准教授、その他

■講座の内容
第1週:東日本大震災の被害実態と今後の教訓
第2週:地震・津波のメカニズムと過去の履歴
第3週:リスク評価と今後の減災対策
第4週:実践的な防災学と防災啓発・教育

・募集開始:2014年10月28日(本日)より募集開始
・開講予定:2015年2月(2015年4月中旬まで申込み可能)

※防災関係者から一般まで誰でも参加可能。

講座「東日本大震災を科学する」
大規模公開オンライン講座提供サイト(MOOC)「gacco(ガッコ)」

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