- 2018-11-30
- モバイル
- スマートウォッチってどんなイメージ? マクロミルが「時計」をテーマにした意識調査(マクロミル調べ) はコメントを受け付けていません
Apple Watchをはじめ、ファッションブランドや医療機器メーカーなど次々と参入する「スマートウォッチ」。一般生活者にはどの程度イメージが浸透しているのだろう。また、スマートウォッチや腕時計、スマートフォンなど時間の多様化する確認方法についても調査した。そこでマクロミルは、「時計」をテーマとした調査結果を発表した。
【1】 時間チェック、メインで使うものは? 男性は「腕時計」が多数で55%、女性は「スマホ」が多数で62%
外出時、時間をどのように確認する人が多いのだろうか?所持するもののうちメインで使うものは、「腕時計」が45%、「スマホ」が50%、「その他」が5%で、ほとんどの人が腕時計かスマホで時間を見ている。なお、男女間で傾向に差が見られ、男性は「腕時計」メイン派が多く55%、女性は「スマホ」メイン派が多く62%だった。
また、普段から腕時計をつけているにも関わらず、時間確認はスマホがメインだという人も18%いた。スマホで時間を確認することが習慣化している人も多く存在しているようだ。
【2】 利用の理由、腕時計派は「見やすくシーンを選ばない」、スマホ派は「スマホで事足りる・時刻が正確」
時間確認に使われている腕時計とスマホ、それぞれの利用理由を見ていこう。
“腕時計派”の理由は、「時間が見やすい」60%、「取り出す必要がない」60%、「使い慣れている・昔からの習慣」51%、「シーンを問わず見られる」50%、「手がふさがっていても見られる」48%だった。 “スマホ派”の理由は、「スマホをいつも持ち歩いている」83%がダントツ、「腕時計をつけなくて済む」30%、「時間が見やすい」23%、「時刻の自動調整」15%、「腕時計を買う必要がない」15%だった。
このように“腕時計派”は見やすくシーンを選ばない点、 “スマホ派”はスマホで事足りる点・時刻の正確性が理由として挙げられた。
【3】 スマートウォッチの認知率は90%。 “健康管理系”の機能イメージが強い
“腕時計とスマホのいいところ取り”と話題にもなっているスマートウォッチ。認知率は90%で、内訳は「どのようなものか知っている」38%、「名前は聞いたことがある」52%でした。スマートウォッチの内容まで知っている割合は、女性よりも男性の方がどの年代においても10ポイント以上高い結果だ。なお現時点における所有率は5%、非所有者の今後の購入意向率は30%だった。
また、「スマートウォッチ」と聞いてイメージする搭載機能について聞いてみた。1位は「歩数計・ワークアウト機能」55%、 2位は「心拍など体のモニタリング機能」49%と、「タッチパネル」や「メールやSNSの送受信」といった機能よりも“健康管理系”の機能をイメージする人が多い様子だ。
【4】 スマートウォッチの購入理由は、 1位「スマホ連携」、 2位「健康管理」、 3位「スマホの取り出し頻度の減少」
最後に、スマートウォッチをなぜ買うのか?購入理由について見ていこう。
製品の最も大きな特徴である「スマホと連携できる」が60%で最多、続いて「健康管理に役立つ」が44%、「スマホ等を取り出す頻度が減る」が38%だった。別の設問の結果で、時間をスマホで確認している人が不便に感じる点として「かばんやポケットなどから取り出すのが面倒」が1位だったが、その不便な点を解消するためにスマートウォッチを購入している人もいるようだ。
なお、スマートウォッチ購入者の満足度は90%と高く、満足の理由として以下のような回答が挙げられた。自由回答結果から抜粋してご紹介しよう。
【とても満足】
仕事でもプライベートでも合うデザインで、商談中でも使える。(女性20代)
生活がすべてスマートになり、より生活しやすくなった。特にiPhoneとの連携、睡眠の質やリマインダ管理は素晴らしい。(男性20代)
運動量、歩数が自動で記録されるアプリが、ケガのリハビリに役立っている。(男性40代)
スマホでもGPSを搭載していればマラソンの結果を計測できるが、電池消耗が早いし重い。スマートウォッチなら、腕時計をスマートウォッチに変えるだけで計測ができるので便利。加えて心拍もとれるので重宝しています。あと、電話やLINEの着信時にいちいちスマホを取り出さなくてもスマートウォッチで確認できるのは非常に便利です。(男性50代)
文字盤が見易い。(男性50代)
【やや満足】
1日の運動量がわかり健康管理に役立ち、モチベーションも上がる。スマホを見づらいシーンにおいても連絡の確認ができるから便利。しかし、ライン等の読み込みに時間がかかる点は不満足 (女性20代)
デザインがおしゃれ、軽い。 (男性20代)
かばんに入れていて気がつかなかった通知に気が付けるようになった。仕事中、子供の預け先からの緊急電話を取り逃がす可能性がなくなった安心感が大きい。(女性30代)
スマホと連携出来るのはとても便利だが、やや操作しにくい感があると思った。購入した種類にもよるかもしれないけれど、今使用しているものについてはになりました。(女性40代)
メールや着信の取りこぼしが大幅に減ったが、ついている機能全てが必要なわけでもなく、もったいない感じ。また、充電が頻繁に必要なところが少し面倒。(女性50代)
外出時の時間の確認方法は、腕時計で見る人、スマホで見る人、腕時計をつけているにも関わらずスマホで見る人など様々です。また、このような状況で新製品が続々登場している「スマートウォッチ」。一般の中では「健康管理系」の機能イメージが強いようですが、実際の所有者は多くの機能のうち自分にマッチした機能の使い方をしている様子が自由回答結果から見えてきました。現在のスマートウォッチの所有率は5%という状況ですが、今後購入を希望している層も30%存在しており、生活者それぞれのニーズにマッチした機能紹介を訴求していくことがポイントとなりそうです。
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2016-12-22
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