カドカワは2015年12月10日に東京・六本木にあるnicofarreにて発表会を開催し、同社が2016年4月に開校を予定している「N高等学校」の提携通学コースとして、即戦力のプログラマを養成する「バンタン プログラマーズ・ハイレベル・ハイスクール」(以下、PHH)を開校すると発表。また東大志望者限定の「N塾」を、坪田塾とのコラボにより設立することを発表した。
同社の代表取締役社長である川上量生氏は、この2つの件に関して「ネットを使うことで自由に使える時間が増えるN高校の利点を活かして、通学コースを作ろうと思ったのがきっかけ」と語る。
PHHは「初心者から即戦力へ」をモットーに、2016年4月に開校する。現在ではIT人材の不足に伴い、有効求人倍率は5杯を超えるとのこと。プログラマの人材不足を感じている企業も7割に及ぶという。
そこでPHHの登場となる。IT人材を求めている社会と、プログラマになりたい方法が分からない生徒をつなぎ合わせるほか、IT/プログラミング能力を身につけることで、進路選択の幅を増やす場を提供するとのこと。「プログラミングを教えることができれば世の中で生きていける。これがコンセプト」(川上氏)。
育成期間は1年間。N高等学校生のみが応募でき、初年度の募集人数は30名。平日昼に5日間、中目黒にあるスクールに通うことになる。「濃い指導ができるのが30名」(川上氏)。第1次募集期間は本日から12月25日まで。2016年1月10日に1次募集の入学試験を行う。なお、年間の費用は150万円とPC、教材費が必要となる。
N塾に関してだが、これは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著書である坪田信貴氏が塾長となるほか、同氏が運営する坪田塾の講師陣が生徒の素質に合わせて、東大進学に特化した指導を行う。塾生は全寮制の生活をしながら、坪田塾のスペースを使って受験に集中した生活を送ることができる。塾生はN高等学校に通うことで高校卒業資格を取得する。
N塾も2016年4月に名古屋で開校され、定員は30名。月額6万円の学費がかかるほか、特待生制度も用意する。こちらの応募資格は東大へ進学を希望する人で、高校卒業資格を保有していない人。年齢は15歳~85歳で、男性のみの応募となる。本日から選抜試験の募集を開始し、締め切りは2016年2月5日。2月14日に筆記テストを東京、大阪、名古屋、札幌、福岡にて開催。2月19日に筆記テストの合格者を発表したあと、面接を2月27日、2月28日の両日に名古屋で開催。3月7日に最終的な合格者を発表、となる。
「自分は賢いんだ、自分は絶対に東大に受かると信じ込める人は合格することができる。東大というのは一つの物事をいろいろな方面から、早く性格に説明することを求められる学校。そこに絞ることで東大の合格は簡単だ」と坪田氏。川上氏も「(東大入学は)N高の可能性を認めてもらうための試練。N高というインフラを使って東大生も出る、ということを世の中に示したい」と語った。
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