心をふるわせるフェアプレイ・ストーリーを募集!「日本フェアプレイ大賞」創設


スポーツにおける「フェアプレイ」とは、「公正な勝負」を意味する。これはスポーツの世界だけに限ったことでなく、ビジネスや日常生活でも正々堂々と公正な精神で自分が正しいと信じる行動をすることを「フェアプレイ行為」と呼び尊重される。

こうしたフェアプレイは、能力が高いからこそ可能だ。またフェアプレイを日常生活に取り入れている人は、当然社会的評価も高く周囲から信頼と尊敬のまなざしを向けられる。日本は既に世界でも有数の“行儀のいい国”ではあるが、スポーツの面においてもフェアプレイ精神を更に広めていく必要があるだろう。

日本体育協会では、2011 年より、「フェアプレイ」が社会に浸透することを目指し、全国で「『フェアプレイで日本を元気に』キャンペーン」を展開している。今年2014 年は、このキャンペーンをさらに広く知らしめる企画として、「日本フェアプレイ大賞」を創設した。

果たしてフェアプレイ大賞とは、どんな大賞なのだろう?

■気になる「日本フェアプレイ大賞」の中身
「日本フェアプレイ大賞」は、日常行われるスポーツにおける「フェアプレイ・ストーリー」を募集し、人々に感動を与える「フェアプレイ・ストーリー」の中から最優秀ストーリーを表彰するものだ。こうした日常のスポーツ場面を対象に「フェアプレイ」を表彰する取り組みは日本では初となる。

今年は創設年となり「日本フェアプレイ大賞2014」として、2014 年6 月30 日(月)から「フェアプレイ・ストーリー」の募集を開始する。

大賞を選考する選考委員会は、日本体育協会理事で元女子ソフトボール日本代表監督の宇津木妙子氏を委員長とし、陸上競技でトップアスリートとして活躍された為末大氏やスポーツジャーナリストなど計5 名で構成される。

日本フェアプレイ大賞の選出作品は、日本体育協会発行の「体協フェアプレイニュース」特別版として2015 年2 月に漫画化され、壁新聞として全国の小中学校約34,000校に配布される予定になっている。

さらには、為末氏が大賞に選ばれた人のもとへ出向き、壁新聞の掲出、表彰を行う予定だ。また「日本フェアプレイ大賞」の趣旨に賛同するロンドンパラリンピック日本代表の佐藤真海選手には「スペシャル・サポーター」として協力してもらうことになっている。

■特別選考委員 為末大氏からのコメント
日本にスポーツがやってくる前から日本には道の文化がありました。何かを通じてどう生きるべきかを問い続ける事。勝利よりももっと上位にある何を大事にするべきかという軸。

それが道の文化であり、プレイとして現れたものがフェアプレイではないでしょうか。先進国の中で最もドーピングの少ない日本が、世界に対してスポーツが教えてくれる本当の価値を伝えていけるような物語を見つけて紹介できればと思っています。

一般社団法人アスリートソサエティ代表理事:為末 大

2020 年には東京オリンピックが開催される。日本社会にフェアプレイ精神が浸透し、世界から訪れる人々を、心からおもてなしできる国となるよう同キャンペーンでは、「フェアプレイ宣言」の宣言者数を100 万人にする目標を掲げている。この大賞をきっかけに、子ども達の中でフェアプレイ精神が拡がることも目指す。これを機に日本にフェアプレイの精神が広がることを切に願うばかりだ。

「日本フェアプレイ大賞2014」特設サイト

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