東芝から史上最多の利用スタイルを持つ7-in-1ノート「dynabook KIRA L93」【デジ通】


東芝が7つのスタイルで使えるノートPC「dynabook KIRA L93」を発表した。今年の1月に行われた家電ショー「CES2014」では、「5つのスタイル」で利用できる5-in-1製品として参考出品していたが、最終的に7つのスタイルで利用できる7-in-1製品となったようだ。キーボード部分が取り外せ、画面を360度回転できるデタッチャブル型を基本にし、さらにスタンド部分が液晶と一体化しているため、他製品よりも多くのスタイルで利用できるようになっている。

一般的にデタッチャブル型のノートパソコンは液晶部分をピュアタブレットとして使うため、ドッキング機構をキーボード側に持たせ、液晶パネル部分を薄く軽くすることが多い。これが「dynabook KIRA L93」の場合は逆で、本体部分にスタンドやドッキング機構を持たせている。そのためキーボード部分を取り外しても、液晶部分の本体単独で様々なスタイルで利用できるようになっているのだ。

このため、タブレットとして使う場合、この機構部分の厚みと重量がかかってしまう。それでも全体の厚みを16.9mmに押さえることで、あまり気にならないようにしている。

13.3型の液晶パネルだが、製品名に同社の高品質液晶搭載製品だけに付く「KIRA」の名称からもわかるように2560×1440ドットの高精細パネルを採用している。この液晶は指で操作するタッチパネルに加えて電磁誘導方式のスタイラスペンにも対応。このペンだが、同社ならではの書き味にこだわりが詰め込まれており、紙に書くペンのような書き心地を重視した感触になっている。

キーボード部分は本体に直接接続しなくてもBluetoothでの無線接続で単体で動作可能。さらに古くからの東芝ユーザーにはなつかしいスティック型のポインティングデバイス「アキュポイント」も搭載する。

価格は店頭モデルのSSDが128GBのところ、Webオリジナルモデルでは256GBのSSDを搭載し税込で26万円程度からだ。出荷は6月下旬の予定。7つのスタイル、薄型、高精細液晶、デタッチャブル、ペン対応などまさに最新の機能をぎゅっと凝縮して製品だ。価格は安くはないものの、予算さえ許せば欲しいと思わせるプレミアムの製品としては今年注目の一台となりそうだ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

dynabook KIRA L93

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