コーヒーマシンの裏側を大公開!「大一電化社」で職人の技術に触れる【天理 倉の耕流祭】

  • 2026-11-8
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おいしいコーヒーを生み出すのは、厳選された豆や焙煎技術だけではない。その味わいを安定して引き出すコーヒーマシンと、機器を支える技術者の存在も欠かせない。奈良県天理市に本社を構える株式会社大一電化社は、エスプレッソマシンの輸入販売やメンテナンス、コーヒー豆の焙煎などを手がける企業だ。2026年11月6日(金)から8日(日)まで開催されるオープンドア・イベント「天理 倉の耕流祭」を機に、同社を訪問した。イベントでは、普段は公開していないコーヒーマシンの整備工房や、2026年7月に完成した新ショールームを特別公開。コーヒーの魅力と、そのおいしさを支える技術に迫った。

■家電販売店からコーヒーの専門企業へ!「大一電化社」とは
大一電化社は、1959年に奈良県天理市で家電販売店として創業した企業だ。1990年代に家電修理事業を開始し、エスプレッソマシンの修理に携わったことをきっかけに、コーヒー関連事業へと領域を広げてきた。現在は、エスプレッソマシンやグラインダー、業務用焙煎機の輸入販売をはじめ、コーヒー豆の自家焙煎、カフェ関連商品の販売、キッチンカーの製作など、幅広い事業を展開している。

同社の特徴は、マシンの輸入・販売だけでなく、導入前の相談や使用方法の説明、修理・メンテナンスまで、一貫したサポート体制を整えていることだ。特に製品の安全性を重視しており、輸入した機器に対して独自の入出荷点検を実施。必要に応じて部品の交換や補強なども行い、日本国内で安心して使用できる品質を追求している。

2026年6月には、上田創大氏が代表取締役社長に就任。上田隆氏が代表取締役会長となり、新たな経営体制のもとで事業を展開している。

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■普段は非公開!コーヒーマシンの整備工房を特別公開
今回の「天理 倉の耕流祭」で注目したいのが、普段は一般公開していないコーヒーマシンの整備工房だ。11月7日(土)と8日(日)には、工房を開放し、エスプレッソマシンの内部構造や部品、整備の様子などを間近で見学できる機会を設けている。

エスプレッソマシンは、高い圧力をかけて短時間でコーヒーを抽出する機器だ。内部には、水を加熱するボイラーやポンプ、温度や圧力を制御する装置など、多くの部品が組み込まれている。安定した抽出を実現するためには、これらの部品が正しく動作する必要がある。
また、長期間使用するためには、定期的な清掃や消耗部品の交換、故障時の修理なども欠かせない。

大一電化社では、長年培ってきた修理技術を生かし、マシンの点検や整備、オーバーホールなどに対応している。同社は、経済産業省の「製品安全対策優良企業表彰」で複数回の受賞歴を持ち、製品安全に対する取り組みでも評価されてきた。普段、カフェなどで目にするエスプレッソマシンは、コーヒーを抽出する姿が中心だ。しかし、その内部には精密な仕組みがあり、日々の安定した動作を支える技術者の仕事がある。

今回の工房公開は、そうしたコーヒーマシンの裏側を知る貴重な機会となっている。

■安定したおいしさを追求!「やまのべ焙煎所」のこだわり
大一電化社では、コーヒーマシンの販売だけでなく、「やまのべ焙煎所」によるコーヒー豆の焙煎・販売にも取り組んでいる。同社の焙煎部では、コーヒー豆の焙煎に加え、ドリップバッグやオリジナルブレンド、ラテベースなど、さまざまなコーヒー商品を製作している。

コーヒーの味わいを大きく左右する工程のひとつが「焙煎」だ。生豆に熱を加えることで、コーヒー特有の香りや味わいが生まれる。焙煎の時間や温度によって、酸味や苦味、コクなどのバランスが変化するため、豆の状態を見極めながら調整する必要がある。

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「天理 倉の耕流祭」の公式サイトに掲載されたインタビューでは、焙煎部の三戸氏が、日々の仕事で最も大切にしていることとして「安定した品質」を挙げている。同じ商品を購入した人が、いつでも同じおいしさを楽しめるよう、焙煎の条件や豆の状態を細かく確認しながら調整しているという。コーヒーは嗜好品であり、味の好みは人によって異なる。しかし、同じ商品を購入したときに安定した味わいを楽しめることは、品質に対する信頼につながる。

三戸氏の言葉からは、日々の作業を丁寧に積み重ねることが、おいしいコーヒーづくりを支えていることが伝わってくる。

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■自分だけのコーヒーを製作!ブレンド体験やアレンジコーヒーも
今回の「天理 倉の耕流祭」では、コーヒーの魅力を身近に感じられるワークショップも用意されている。11月7日(土)と8日(日)には、「オリジナルブレンド製作体験」を開催。参加者は複数のコーヒー豆を飲み比べ、それぞれの味わいや特徴を理解したうえで、自分好みの組み合わせや配合を考える。完成したオリジナルブレンド豆は、持ち帰ることができる。参加費は1,500円で、所要時間は約45分だ。

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また、「バリスタによるアレンジコーヒーの世界」も実施している。こちらは、同じコーヒーに異なるシロップを加え、香りや甘さ、後味の変化を楽しむ企画だ。シロップなしのコーヒーと、シュガー、チョコレート、ホワイトピーチを加えたコーヒーを飲み比べるほか、牛乳とコーヒーが二層に分かれた「オレグラッセ」づくりにも挑戦できる。参加費は1,000円で、所要時間は約45分となっている。

このほか、同社オリジナルの「やまのべブレンド」の飲み比べ・販売や、プロのバリスタが淹れるコーヒーを提供するキッチンカーの出店も実施する。コーヒーを飲むだけでなく、豆の特徴を知り、実際にブレンドを考え、マシンの仕組みに触れる。さまざまな角度からコーヒーの魅力を体験できる内容だ。

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■一杯のコーヒーに詰まった技術と職人の思い
今回、大一電化社を訪問して印象に残ったのは、一杯のコーヒーが完成するまでに、さまざまな専門技術が関わっていることだ。私たちは普段、コーヒーの香りや味わいに注目することが多い。しかし、その背景には、生豆を選ぶ人、焙煎する人、抽出するバリスタ、そしてマシンを整備する技術者の仕事がある。

特に大一電化社は、家電販売や修理で培った技術を生かし、コーヒーマシンの販売・メンテナンスから豆の焙煎まで、幅広い事業を展開している点が興味深い。
また、普段は非公開の工房や新ショールームを一般公開する取り組みは、地域の人々が企業の仕事を知るきっかけにもなる。

一杯のコーヒーのおいしさは、多くの人の知識や経験、技術によって支えられている。
今回の見学を通じて、普段何気なく飲んでいるコーヒーの背景に、奥深いものづくりの世界が広がっていることをあらためて感じた。

■大一電化社

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