- 2026-9-1
- ITビジネス
- テストの実行から設計までAIで支援!「MagicPod」が変える品質保証(QA)【IVS2026】 はコメントを受け付けていません

ソフトウェア開発への生成AI活用が進む一方、品質保証(QA)の現場には、依然として多くの手作業が残されている。IVS2026に出展したMagicPodは、500社以上が導入するE2Eテスト自動化ツールに加え、AIによる原因分析やテスト仕様書の自動生成機能、新サービス「SiteRover」を披露した。テストの実行から設計までをAIで支援する、同社の最新技術とQAの未来に迫る。
■導入500社超、ノーコードで使えるE2Eテスト自動化ツール「MagicPod」
MagicPodは、WebアプリやモバイルアプリのE2E(End-to-End)テストをノーコードで自動化できるクラウドサービスだ。サービス開始から約9年を迎え、現在はスタートアップから大企業まで、500社以上に導入されているという。
実際のユーザー操作を記録・編集しながらテストシナリオを作成し、ブラウザやスマートフォンアプリの動作確認を自動で実行できる。ソースコードを解析するツールではなく、ユーザー視点の操作を再現することで品質を確認する仕組みだ。
定期実行スケジュールにも対応しており、夜間に自動テストを実施し、翌朝に結果を確認するといった運用も可能だ。また、ユーザー数や実行回数に制限はなく、1つのライセンスを複数人で利用できる。標準では同時に2件まで並列実行でき、必要に応じて並列実行数を追加することも可能だ。

■AIによる自己修復や原因分析でメンテナンス負荷を軽減
テスト自動化では、UIの変更によってテストが失敗する「テストの壊れ」が大きな課題となる。
MagicPodでは、ボタンのIDなどに軽微な変更があった場合、自動修復機能によって修正候補を提示できるほか、関連するテストケースの修正も支援する。
さらに、生成AIを活用した「MagicPod Autopilot」では、テストが失敗した際の原因分析や修正候補の提示にも対応する。テスト実行時には各ステップのスクリーンショットが保存され、Slackなどへの通知とも連携できるため、エラー箇所の確認や状況把握を効率化できる。
■生成AIでテスト設計まで支援、「テスト仕様書自動生成」を開発中
今回の取材で特に印象的だったのが、現在開発が進められている「テスト仕様書自動生成機能」だ。
従来は、利用者自身がテスト仕様書やテストケースを作成する必要があった。新機能では生成AIを活用し、要件をもとにテスト仕様書やテスト項目を自動生成することを目指している。
担当者によれば、現在は既存ユーザーを対象に実証を進めており、2026年9月頃の正式リリースを目指しているという。実現すれば、テスト設計という上流工程までAIが支援することになり、QA業務全体の効率化につながることが期待される。
■新サービス「SiteRover」も展示
ブースでは、新サービス「SiteRover」も紹介されていた。

展示資料によると、SiteRoverはURLを指定するだけで、AIエージェントがWebサイト全体を巡回し、リンク切れや誤字脱字、アクセシビリティ上の問題、デザイン崩れなどを自動で検出するサービスだ。
Webサイトの品質チェックを効率化できるツールとして、エンジニアだけでなく、Webディレクターやコンテンツ運営担当者など、幅広い利用者を想定している。アカウントを登録するだけで、50ページまで無料で利用できる点も特徴だ。
■IVS2026で示したQAの未来
ソフトウェア開発では、生成AIが実装支援に活用される機会が急速に増えている。一方、品質保証(QA)の工程は、依然として人手に依存する部分が多い。
MagicPodは、テストの実行だけでなく、テストの保守や原因分析、さらにテスト設計までAIで支援することで、QA業務全体を効率化する方向性を示していた。
AIを活用したソフトウェア開発が進む中、それを支える品質保証の領域もまた、大きな変革期を迎えていることを感じさせる展示だった。
■あらゆる挑戦者が交わる「IVS」エリアでの熱気
MagicPodが出展したのは、次世代を生み出すすべての人に開かれた「IVS」エリアだ。京都市勧業館「みやこめっせ」などを会場に、スタートアップや投資家、事業会社をはじめとする多様な挑戦者が集まり、新たな出会いや交流が生まれていた。
■株式会社MagicPod
■IVS2026 公式サイト
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代表取締役・ITライフハック代表
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