- 2026-8-24
- ITビジネス
- ディズニーが出資するXRエンタメ企業!ティフォンが魅せる魔法体験と恐怖のVR【IVS2026】 はコメントを受け付けていません

現実の空間に草花が現れ、手のひらから魔法が生まれる。国内最大規模のスタートアップカンファレンス「IVS2026」の会場で、来場者に不思議なMR体験を提供していたのが、XRエンターテインメント企業のティフォン株式会社だ。世界で累計4,000万ダウンロードを記録したARアプリを原点に、現在はVRやMRを活用した没入体験型施設を展開している。同社が目指す「魔法のような体験」とは何か。展示された技術と、これまでの歩みを取材した。
■手のひらに魔法を宿すMR体験と、4,000万DLの「ゾンビ」アプリ
ブースで披露されていたのは、現実の風景に仮想映像を重ね合わせ、手を使って魔法を操るような感覚を味わえるMR(複合現実)のデモだ。手のひらをかざすと草花が現れるなど、現実の自分の手とCG映像がリアルタイムで組み合わさり、まるで自分が魔法を使っているかのような不思議な感覚を味わえる。

担当者によると、同社の体験施設では、こうした技術を活用し、キャラクターの仲間を探したり、敵を倒したりするインタラクティブな体験を提供しているという。
ティフォンの原点のひとつとなったのが、顔認識技術を使ったARモバイルアプリ「ゾンビブース(ZombieBooth)」シリーズだ。自分の顔を撮影するとゾンビのような姿に変化するアプリである。担当者はゾンビという題材を選んだ背景について、海外でゾンビの人気が高かったことを挙げていた。


同シリーズは世界的なヒットを記録し、シリーズ累計4,000万ダウンロードを突破した。ティフォンはその後、ディズニーのスタートアップ支援プログラム「Disney Accelerator」にアジアから唯一採択され、米ディズニーから出資を受けている。
■ワーナー・ブラザース監修の「IT/イット カーニバル」も展開
ティフォンは、没入体験型エンターテインメント施設「ティフォニウム(TYFFONIUM)」を開発・運営している。VRやARなどの先端技術と、細部まで作り込まれた世界観を組み合わせ、「魔法のような体験」を提供する施設だ。

同施設で提供されているコンテンツのひとつが、ホラー映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』とのコラボレーションによるVRアトラクション「IT/イット カーニバル」だ。
同コンテンツは、米ワーナー・ブラザース監修のもと、ティフォンが開発したものであり、映画の前日譚という位置付けになっている。参加者は行方不明になった子供を探すため、映画にも登場するカーニバル会場へと足を踏み入れる。
8.5m×4.5mの空間を実際に歩き回るウォークスルー型のVRコンテンツであり、手に持った懐中電灯で暗闇を照らしながら、夜の移動遊園地を進んでいく。風や振動を伴う4D演出も組み合わせることで、映画の世界に入り込んだかのような没入感を生み出している。
自社オリジナルの世界観だけでなく、ワーナー・ブラザースのような世界的エンターテインメント企業のIPと組み合わせたコンテンツを実現している点も、ティフォンのXR技術とコンテンツ制作力を象徴する取り組みといえるだろう。
■「魔法のような体験」をXRで生み出す
ティフォンの特徴は、VRやAR、MRといった技術そのものを見せるのではなく、それらを活用し、独自の世界観や物語を体験できるエンターテインメントへと仕上げている点だ。
IVS2026のブースで披露されたMRデモでも、目の前にCGを表示するだけでなく、自分の手の動きと映像が融合し、草花を生み出すといったインタラクションによって、「魔法を使う」という体験へと昇華されていた。


顔をゾンビに変えるARアプリから始まり、現在では実際に空間を歩き回るVRやMRを活用した施設型エンターテインメントへと事業を広げている。ティフォンの歩みからは、技術の進化に合わせながら、「現実ではできない体験」を形にしてきた同社ならではの方向性が見えてくる。
<顔をゾンビに変えるARアプリ>
君はiPhone史上最恐のアプリを知っているか!3Dの変身アプリで海外へ進出
https://itlifehack.jp/archives/3267996.html
■ティフォン株式会社
■IVS2026 公式サイト
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代表取締役・ITライフハック代表
ITライフハック編集長・ライター
ITライフハック副編集長・ライター
