人材に妥協なし!DeNA創業者・南場智子氏の「逸材の口説き方」【イソスケのここだけ読んどけIT本】


どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。

書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

itlifehack【at】mediabank.jpn.com
【at】は@

前回は『アルゴリズムが世界を支配する』を紹介しました。

今回、第15回の書籍では「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を紹介します。

主力のソーシャルゲーム事業が低迷しているDeNAですが、昨年10月に、キュレーションメディア「iemo」や「MERY」の運営会社を買収したのをはじめ、今年に入ってからは、任天堂と業務・資本提携することを発表。また、8月には、スマートフォンの画面をそのまま生配信できるアプリ「Mirrativ(ミラティブ)」をリリースするなど、積極的に新事業、新サービスを模索しています。

その創業者で現在、取締役を務める南場智子氏の著書「不格好経営」には、創業から2013年までの奮闘の舞台裏が記されています。

■逸材の口説き方は「全力で」「誠実に」の2点

南場氏によると、とくに人材にはこだわっており、創業時から一貫して、どんな人手不足のときでも、人材の質には絶対に妥協しないことがポリシー。そして、人材の質を最高レベルに保つためには、(1)最高の人材を採用し、(2)その人材が育ち、実力をつけ、(3)実力のある人材が埋もれずにステージに乗って輝き、(4)だから辞めない、という要素を満たすことが必要だといいます。

そして、「どうやって逸材を口説くのか?」という問いには、人を口説くのはノウハウやテクニックではなく「策」の要素を排除し、魂であたらなければならないといい、採用にあたって心がけていることは「全力で口説く」「誠実に口説く」の2点だとのこと。

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執筆:イソスケ

不格好経営―チームDeNAの挑戦
南場 智子
日本経済新聞出版社
2013-06-11


不格好経営
南場智子
日本経済新聞出版社
2013-08-02



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