- 2014-1-24
- デジタル家電
- GPS, アメリカ, カーナビ, スマートフォン, デジ通
- アメリカ旅行でレンタカーを借りる際にカーナビのオプションを付けるべきかを考えてみる【デジ通】 はコメントを受け付けていません
アメリカでカーナビを利用する際に一般的なオンダッシュタイプの製品 |
旅行や出張でアメリカに行ったときレンタカーを利用する人は多いだろう。なにしろ広大な土地ゆえに車で移動しないと間に合わないことが多いためだ。そしてレンタカーで悩むのがカーナビだ。旅慣れた人であればアメリカは道が単純でわかりやすいので、日本のようなカーナビは必要ないと言う人もいる。
しかし、それはどの国に行っても言えることで、何度も訪問してある程度その地域の道路を把握しているという前提で、行先の住所がわかればたどり着けないことはないだろう。
アメリカの大きな都市の場合、道路の構造が複雑で現地人でも迷う人がいるような場所もある。そうした場所で、さらにその地域の道路やアメリカの道路自体に慣れていない旅行者の場合、やはりカーナビは必須だと言える。しかし、カーナビをレンタルしたのはいいが日本人でもわかる機種ならいいが、音声案内から何からずべて英語でされるカーナビがほとんどなので、英語を聞き取ろうとして運転に集中できないなんてことになったら危険だ。
しかし、スマートフォンやタブレットが進化したため、カーナビ代わりに使うことができるようになった。ただ、地図データをローカルで持たないためLTEローミングや地元のモバイル通信経由でのカーナビ機能の利用となる。そこでアメリカでのスマホを使ったカーナビのコストについて考えてみよう。
■ケース分けとコスト計算が重要
アメリカでは一般的にGPSと言われているオンダッシュタイプのカーナビが主流で、1万円前後から販売されている。レンタカーの場合、車自体にカーナビは搭載されてないので、レンタカー会社から借りて利用するが、その費用は1日10ドルから15ドル程度。スマートフォンでカーナビを使う場合、Googleマップを利用するのが一般的だ。
Googleマップを使う場合、データ通信を利用するが、現地で安いプランに加入すれば1日数百円程度で済むが、国際ローミングの場合は1日3,000円程度。スマートフォンをカーナビ代わりにするなら、車のダッシュボードに設置するためのマウントが別途必要で、充電もできるケーブルがあると便利。これらは製品にもよるが2,000円前後する。Googleマップのナビ機能は音声によるアナウンスもある。
それじゃあ5日現地に滞在する場合で考えてみよう。レンタカー会社から借りると1日15ドルなら、合計75ドルなので7,500円程度。スマートフォンをカーナビとして使用し、データ通信サービスを使う場合、ローミングなら最大で15,000円程度で、マウントを新規に購入するならさらに2,000円程度必要。カーナビ自体を購入する場合は、100ドル程度からなので1万円程度から。
■スマホでカーナビの場合(ローミング利用)
車代が15×5=75ドル=7,500円
データ通信ローミングが15,000円
車載マウントが2,000円
合計24,500円
■スマホでカーナビの場合(現地通信利用)
車代が15×5=75ドル=7,500円
データ通信ローミングが1,000円
車載マウントが2,000円
合計10,500円
レンタカー会社からレンタルする場合と、カーナビ自体を購入するコストの差は、いちばん安く上がるケースでそれほど大きな差はない。一年を通じて何度も訪れるなら別だが、数年に一度、5日未満の使用ならレンタルしてもコスト面ではそれほど高くなるわけではない。5日を超えて長期間利用するなら、レンタルよりも購入した方が得になる。
スマートフォンをカーナビとして使う場合、データ通信のコストをどう考えるかにもよる。Wi-Fiルーターとパケット定額を利用していて、できるだけ安いデータ通信プランをうまく選べるのであれば、スマホ利用のコストはカーナビのレンタルや購入より低コストで利用できるだろう。この辺のコストは、現地に行く前にきちんとチェックしておくことをおススメしたい。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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