「あちらのお客様からシステム」に突っ込み多数!新ニコニコ本社先行内覧会レポート・最終


東京の新名所を目指せ! 新ニコニコ本社特別先行内覧会(たぶん)Web最速レポ・前編」「新ニコニコ本社の中はどうなってる? 新ニコニコ本社先行内覧会レポート・中編」「新ニコニコ本社の中はどうなってる? 新ニコニコ本社先行内覧会レポート・後編」と紹介してきたように株式会社ドワンゴ及び株式会社ニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」のアンテナショップ「ニコニコ本社」を10月25日(土)に池袋P’PARCO地下1階、地下2階にリニューアルオープンする。

25日のグランドオープンに先立ち、10月18日(土)から24日(金)までの期間、利用人数を区切り、初の一般公開となる特別先行内覧会を開催中だ。公開初日である18日にメディア向けに新ニコニコ本社内覧ツアーが行われた様子をお伝えしてきた。そのネタいつまで引っ張るんだ? という声も聞こえて来てるので、今回で最後となる。

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■ネタの「あちらのお客様からシステム」にマジレス、何それ怖い
新ニコニコ本社のニコバーに実装された「あちらのお客様からシステム」を、大真面目に取り上げた大手メディアさんたちのおかげで「ボッタくりもいいところ」「ニコ厨は、モノの適正価格を理解してないから、こういった値付けになる」「いやいや、注文が殺到しても生主が全部処理できるように量を減らしてあるんだよ」「サービスとしての価格であって飲食物への価格ではない」等々、大真面目な意見が千件近くツイッター上に流れている。

ニコ厨側からすると「ネタにマジレス、何それ怖い」という一言で済ますこともできるが、こうしたサービスの実装も無料でできることではない。とはいえ機能するサービスとして値段設定が高いのは事実。TLに流れていることは、一般論で見ると正論が多い。ということでニコ厨の筆者があえて、それに釣られてみる。

■ニコニコポイントでの支払いなのでケースによって無料で差し入れできる
まず相当なニコ厨の筆者でも、さすがに同サービスが高いか安いかの違い程度は理解できる。利用するには、相応の勇気が必要になるだろう。また、本サービスは、ニコニコポイントで支払いを行うというところにニコ厨としての逃げ道がある。

ニコニコポイントは、1ポイント1円としてニコニコ内のサービスを利用できるサービスだ。そしてニコニコポイントは、お金を出して買うこともできるが、無料でもらうこともできる仕組みが用意されている。たとえばアメーバコインなどのように提携サービスに登録したり、指定サイトに飛んで行って特定のバナー等をクリックすることで無料のニコニコポイントが貯まる。コツコツやれば千ポイント以上を貯めることも、簡単にできるようになっている。提携しているクレジットカード(三井住友VISAカード)で決済すると買い物の1%、還元で3%といった具合にポイントが貯まって行く。

こうして貯めたニコニコポイントは、生放送やニコニコ動画を宣伝するニコニコ広告、ニコニコ静画内の電子書籍といったサービスで現金の代わりに支払いで利用できる。ただ、ニコニコポイントには有効期限が設定されているので、その有効期限が切れそうなポイントを消費する、というか消費してもらうための機能の1つとしてニコ生に常駐しているような筆者向けの機能として「あちらのお客様からシステム」が登場したというわけだ。

ニコ生に入り浸って、囲ってる生主さんに広告を打ったりしていると、何もしていなくてもときどき運営さんから、「よお! いつもありがとうな! これ少ないけど使って! 500ポイント」といった感じでニコニコポイントが配られることもあり、それが「300ポイント分貯まった」、「500ポイント分貯まった」という際に実質無料で「あちらのお客様からシステム」が利用できる。

約3800万人(うちプレミアム会員が約200万人)も会員がいれば、ピンからキリまでの層で会員が存在するわけで、ニコニコポイントを一気に数万円分購入し、生放送で数万円分の広告を打つ人もいる。そうしたポイント消費用のエコシステムの1つと考えればいいだろう。

そして「高い」「バカバカしい」と思うのであるなら「俺(私)は使わない」という選択もあるということ。乗せられて嬉々としてこうしたシステムを使っている筆者のようなニコ厨を「哀れだ」と思って見ていればいいだけの話である。

おそらく「あちらのお客様からシステム」をしばらく運用して行くと改善点も見えてきて、メニューの内容等も変更されていくと思われるので、その間、アーリーアダプターで物の価値を理解していない筆者のようなニコ厨が、毛ほども注目されていない囲ってる生主さんに注目して欲しくて「あちらのお客様からシステム」を使って差し入れしているような場面に出くわしたとしても「無駄に高い金出して、こいつ何やってんだ」と思っていればいい。そして冷静な人たちは使わないことである。それでも同システムを使いたいと言うのであれば、ボッタくり価格と言われようが自己責任で利用してもらいたい。

ニコニコポイントが数千ポイント余っている筆者としては、囲っている生主さんがニコバーで配信をするようなことがあれば、ぜひとも「あちらのお客様からシステム」を使って目立ってやろうと虎視眈々と待っているのだが、現在のところ囲っている生主さんが一人も来ていないということに一抹の不安を抱いている。グランドオープン以降に期待したい。

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■ハイブリッドカフェ「nicocafe」のメニュー
ニコバーの話で長くなってしまったが「地下2階にあるハイブリッドカフェ「nicocafe」では、超会議で人気だったメニューがいつでも食べれるようになっている。現状では、最も高い「マンガ肉」が千円となっている。ただ、こちらは結構食べ応えのあるお肉なので千円という価格は、出してもいいと思える範囲に収まっていた。実際に営業が始まったら、大きさが違ったなんてことのないように期待したい。ということで、高い安いということもあるとは思うがメニューを掲載しておくので参考にしてもらえればと思う。

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■企業さん注目のイベントスペース
地下2階には、イベントスペースが用意されている。全部で3区画に分かれていて、それぞれを個別に区切ることが可能だ。スペース1が64平米で立見で約100名、着席で約60名の広さ、スペース2と3は、25平米で立見で約50名、着席で約30名のイベントが可能。ぞれそれに最低1つのディスプレイが用意されているので、映像を表示しつつ説明などということも可能だ。

いちばん広いスペース1(64㎡)

いちばん広いスペース1(64㎡)

キネクトを使ったコメント撃ち落としの仕組みなども用意される。実際遊んでみるとかなり楽しい。

キネクトを使ったコメント撃ち落としの仕組みなども用意される。実際遊んでみるとかなり楽しい。

いちばん広いイベントスペース1では舞台も用意されており、ライブやトークショーなども可能になっている。大きなスクリーンはキネクトのシステムが組み込まれており、生放送のコメントを撃ち落としたりといった仕組みも用意されている。平日に11時から16時まで借りて6万円(税別)と、そこそこ手ごろな価格で借りることができる。スペース2と3は平日、11時から16時まで借りて3.5万円となっている。興味のある企業は、問い合わせるといいだろう。ただし、土日および祝日になると値段は倍に跳ね上がるので注意だ。

このようにワークショップなども開催できる。※内覧会用に行われていた。

このようにワークショップなども開催できる。※内覧会用に行われていた。

■ニコニコグッズも購入やオリジナル商品が作れる「ニコニコショップ」
上りエスカレーターの直前に用意されているのが物販用の「ニコニコショップ」だ。まずニコニコ住民票をここで作ることができる。超会議や町会議で作れなかったという人でも、新本社に行けば住民票を入手できる。

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住民票発行システム

住民票発行システム

また、テレビちゃんグッズや歌い手さんのCD、Tシャツといったグッズ以外に、その場でオリジナル商品も制作可能なニコニ工房の「ニコニコ製作所」が利用可能だ。現状では、静止画データを取り込んで缶バッジ(250円)、オリジナルTシャツ(3,500円)が作れるようになっている。

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ニコニコ製作所を解説中の運営長

ニコニコ製作所を解説中の運営長

そしてこのニコニコショップの反対側に黒板が用意されており、置いてあるチョークで自由に落書きができるようになっている。黒板の落書きが一杯になったら、撮影してデータを残し、キレイにするということなので保存期間は不定期だが、新本社へ来た記念に落書きをして記念撮影するというのもいいだろう。

ショップのすぐ横にある黒板

ショップのすぐ横にある黒板

さっそく落書きやコメントが書き込まれていた。本記事初回のタイトル画像がこれ。

さっそく落書きやコメントが書き込まれていた。本記事初回のタイトル画像がこれ。

ということで以上、4回にわたってお送りした新ニコニコ本社。グランドオープンは10月25日から。それまでも特別先行内覧会が行われているので、気になる人は足を運んでみるといいだろう。

■ニコニコ本社施設概要
店舗名(施設名):ニコニコ本社
オープン日時:2014年10月25日(土)11:00
特別先行内覧会期間:2014年10月18日(土)~10月24日(金)11:00~21:00
場所:池袋P’PARCO(豊島区南池袋1丁目28-2)B1、B2
総延床面積:545.25m2(B1F:96.49平米、B2F:448.76平米)
店舗内容:
1)ユーザーも使用可能なサテライトスタジオ「ニコぶくろスタジオ」

本格的な生放送・スタジオ設備を備えており、通行量の多いウイロードに面し、どなたでも観覧可能。
2)ハイブリッドカフェ「nicocafe」
食事はもちろん、全席でWi-Fi、電源を完備。さらにニコニコ生放送のオンライン上から、nicocafeにいるユーザーに「おごる」ことが可能な「あちらのお客様からシステム」を導入した生放送バーなどを備えた、ネットとリアルが融合した新しいタイプのカフェ。生放送バーはニコニコプレミアム会員は無料で利用可能。
※特別先行内覧会時は完全予約制営業となります。
3)各種コンテンツが同時に展開可能な「イベントスペース」
仕切りが可動式で、最大で113.93平米の広さまで調節できる多目的イベントスペースとして利用可能。生放送設備も完備しており、企業様の利用も可能。
4)その場でオリジナル商品も制作可能な「ニコニコショップ」
ニコニコオリジナルグッズの販売、また誰でもオリジナルグッズが作れる「ニコニ工房」も利用可能。

特別先行内覧会中継生放送ページ(タイムシフト視聴可)
ニコニコ本社 公式サイト

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