秋の伊右衛門を北海道・豊平峡で味わう。「香り・贅沢ガーデン」を開催


サントリー食品インターナショナル(以下、サントリー)から発売されている「伊右衛門」。今年からは春夏秋冬に応じた味わいの伊右衛門が提供されているのはご存じだろうか。春には新芽のさわやかさを、夏には清涼感のあるお茶を楽しめるような商品展開がされてきた。そしていよいよ季節は秋へ。秋には火入れの強い、甘みのあるお茶が提供されるようになるという。

このように季節ごとに嗜好を変えるようにしたのは、開発段階で感じることがあったから。夏にはおいしいと思えたお茶が、秋に味わってみるとどうも物足りなく感じたからだという。また、「嗜好は気温による人体の活動における変化の影響を受ける」という、ウェザーマーチャンダイジングによる考え方もヒントになったとか。
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その結果、基礎代謝量が落ち、体内の産熱反応が落ちる春夏は濃さ指数95のさっぱりと、一気にごくごく飲めるタイプに、基礎代謝量が上がり、産熱反応も上がる秋冬はエネルギーがたくさん必要になるので、しっかりした味わいの、濃さ指数110のお茶を提供することになった。このあたりの話については以前、「四季折々の美味しいお茶をお届け!サントリーの新「伊右衛門」本日より発売」「一足先に伊右衛門の夏の味を体感!「サントリー緑茶 伊右衛門 夏の味体感セミナー in 沖縄」レポート」でもご紹介してきた。

さて今回だが、北海道札幌市郊外にある豊平峡にて、「香り・贅沢ガーデン」として、赤坂・TAKAZAWAの高澤義明シェフによる料理と、秋の伊右衛門を楽しむイベントが開催された。このイベントには、おなじみの福寿園・茶匠である谷口良三さんも登場し、手ずから秋のお茶を炒って振る舞ってくれた。谷口茶匠の淹れてくれたお茶は香りも豊かで、深みのある味わいのお茶であった。ちなみに横手に持ち手が付いているのは急須、把手が後手にあるものを茶瓶と分ける。入れるのは下座の人に対応するお茶碗から入れ、目上の人の物は最後に。そして一周してお茶の濃さが均等になるように入れるのが決まりだ。

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京都・福寿園の谷口良三茶匠(右)とTAKAZAWAの高澤義明シェフ(左)

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谷口茶匠自ら入れていただいたお茶

そしてここに彩りを添えたのが、津軽三味線で有名な吉田兄弟のお二方。最新の津軽三味線を3曲披露。緩急の変化のある楽曲に加えて、バチさばきには思わず見入ってしまうほど。「大自然の中で演奏するということもあり、大変気持ちのいい演奏をすることができました」と吉田健一さん。吉田良一郎さんは地元北海道稀ながら、初めて豊平峡に来たということで、「とても気持ちのいい演奏ができました」と語っていた。

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そして高澤シェフによる料理も提供された。今回の料理について「香りの贅沢」「季節の旬」にこだわって作ったとのこと。なお、今回振る舞われた料理は2種類。「ジャガイモ 秋の収穫 香りは国境を越えて」と「香る秋の炭火焼き 炭まで食べて」。ジャガイモ料理はいわゆるコロッケで、トリュフを合わせて香りを強調。あとは醤油を合わせており、甘辛い感じを付け加えている。またジャガイモは「インカのめざめ」という高級な品種を使用している。

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「ジャガイモ 秋の収穫 香りは国境を越えて」(中央)と「香る秋の炭火焼き 炭まで食べて」(左右)

炭火焼きは鴨とマッシュルームを合わせたもの。鴨についても窒息させて絞めたものを使っているそうで、こうすることでうまみが身の中にぎゅっと詰まるのだとか。芳醇なマッシュルームをひと串に合わせてあるので、一緒に食べると鴨のうまみがマッシュルームに伝わり、非常においしい。高澤シェフも「焼き鳥は自分の経験の中でも結構長いキャリアを持つんです」と、意外な一面を披露してくれた。

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おいしい秋の伊右衛門と高澤シェフの特別メニューをいただき大変大満足。これからの季節にぴったりの秋の伊右衛門を、是非とも楽しんでみてほしい。
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