クルマの減速時に発生する熱エネルギーを回収し、再利用する「エネルギー回生システム」。トヨタは、F1でも2009年から取り入れられている、ハイブリッドカーの根幹となるこの技術を、スピードと耐久性を競うレースという過酷な環境で磨き上げ、その成果をプリウスを始めとする市販車にフィードバックしている。
これまでは一部のレースファン、モーターファンの方々にのみ知られていたこの技術だが、より広く一般の方々に伝えるべく「ブレーキ時に回収したエネルギーでモーニングセットをつくる」エンターテイメントムービーが製作された。
そのムービーがこちら。
■ストーリー
1日限定でトヨタが運営するカフェ「TOYOTA BARISTA」がオープン。試飲会に招待されたお客さんが続々と入店する中、世界三大レースの一つル・マン24時間レースに参戦したレーシングカー「TS040 HYBRID」がゆっくりと登場する。
続いて店内の大型スクリーンに、ル・マン24時間レースの舞台であるサルト・サーキットを再現した光景が映し出され、ドライバーの操作に連動するようにスクリーン内のマシンも左右に動き加減速されて、お客さんたちは盛り上がる。
その間、レーシングカーの横に据え置かれたサイフォンなどの調理器具へ回生エネルギーが送られる。一周を走り終えて、コックピットから登場したのは、F1で2シーズンフル参戦し、ル・マン24時間レースでは日本人初のポールポジションを獲得した中嶋一貴さん。
彼が走らせたサーキット3周分の回生エネルギーで、一人あたりコーヒー1杯、トースト1/2枚、目玉焼き1/3個という171人分のモーニングセットが調理できたのだった。
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