- 2015-4-18
- デジタル家電
- RT.1, RT.ワークス, ロボットアシストウォーカー, 伊勢丹, 河野誠
- 電動歩行アシストカートが生活を変える!「ロボットアシストウォーカーRT.1」体験レポ はコメントを受け付けていません
『RT.ワークス河野社長が語る!電動歩行アシストカート「ロボットアシストウォーカーRT.1」』という記事で紹介したように、RT.ワークス株式会社は2015年4月8日(水)~21日(火)、伊勢丹新宿店「時の場」において開催中のNEWクリエーション“日本の最先端技術”の紹介のコーナー内で「ロボットアシストウォーカーRT.1」を展示中だ。
「ロボットアシストウォーカーRT.1」(以下、RT.1)は、シニア層向けに開発された電動歩行アシストカートである。外観はシニアカー(手押し車)をよりスタイリッシュに洗練したデザインだ。これに高齢者でも簡単に扱える操作性と、誤動作を防止する安全性を兼ね備えている。
高齢のシニア層と同居されていて、こうした製品に興味をお持ちの読者もいると思うので、ここで詳しく紹介しよう。
■最適なアシスト制御で安心・安全
RT.1は、ハンドルに軽く手を添えるだけで無理なく一緒に歩くことができる電動歩行アシストカートだ。上り坂では、自動的にパワーアシストが働き楽に登ることができる。逆に下り坂では、人の動きに合わせて自動的に減速する。
坂道で手を離してしまった場合、シルバーカーは勝手に坂を下ってしまうが、RT.1は自動的にブレーキが掛かって止まってくれるので、安全性といった点も申し分ないと言えるだろう。
左右のどちらかに傾いた道の場合、シルバーカーはハンドルをとられて低い方に倒れそうになるが、「ロボットアシストウォーカーRT.1」はハンドルを取られることなく安定して進んでくれる。伊勢丹内に用意されたデモスペースに坂道が用意され、RT.1が実際どのような動きをするのかといったところまで体験することができた。
歩き疲れた場合にはシルバーカー同様に休憩椅子となり、なおかつ大きな座面でゆったり座れる。しかも体重100kgまで耐えるというのだから凄い。
座っている座面の蓋を開けると、そこが荷物カゴになっており、最大で10kgまでの荷物が載せられるようになっている。数本のペットボトルや5kgの白米などを運ぶようなことも簡単にできるようになっている。
バッテリーは、リチウムイオンバッテリーを採用。約2時間の充電で、4時間以上の連続歩行が可能だ。バッテリーへの充電は、付属の専用充電器を使用する。
ワンタッチで折りたたむことができ、自動車のトランクなどにも収納できる。重さは約15kgなので、その気になれば女性でも車のトランクからの出し入れ、団地の上り下りといったことが可能だ。
■ネットを通して家族と繋がる
RT.1はGPSを内蔵しており、インターネットに接続することで、以下の様々なサービスを利用できるようになっている。
・活動の確認(ヘルスケア機能)
歩行距離や時間、消費カロリーなどを記録する。スマホやタブレットで確認できるので、健康管理に役立つ。
・GPSによる位置確認(見守り機能)
本人はもちろんのこと、遠くにいる家族たちも歩行経路や位置情報を確認できる。
・万が一の時にも安心(緊急通知機能)
「ロボットアシストウォーカーRT.1」が異常状態を検知すると、自動的に家族や関係者に緊急通知が送られる。
・広がるクラウドサービス
使用状況に応じたアドバイス、歩行している地域情報の配信、故障の検知や点検時期のお知らせなどRT.1の総合サポートが受けられる。
現在、シニア市場は100兆円を超え、今後も毎年1兆円の規模で拡大する見込みと言われている。特にアクティブなシニア層でも「アクティブデジタルシニア」と呼ばれる層の台頭により、活性化するシニア市場は多くの業界から注目が集まってきている。
そうしたシニア世代の活動をサポートする機器として、RT.1のニーズが今後高まって行く可能性が大いにあるだろう。また、RT.1を与えることで、活動範囲が広がり、健康を取り戻すことができるシニアも出てくると思われる。
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