- 2014-2-18
- パソコン
- Windows, XP, デジ通, 引越, 移行
- XP乗り換え戦略で引越用ソフトのプリインストールや有料サポートを用意するNEC【デジ通】 はコメントを受け付けていません
先日、Windows XPからの乗り換えを狙うユーザーに対し、富士通がどういった戦略を立てているのかについて紹介した。今回はNECの乗り換え戦略について紹介したいと思う。
同社は自社製品に「Windows XPからの乗り換えなび」という、使い方を説明する動画をパソコンにプリインストールし視聴してもらうことでユーザーにXPからの乗り換え方法をできるだけ深く理解してもらうことを狙っている。
さらに「ファイナルパソコンデータ引越し 9 plus for NEC」をプリインストールしているので、あまり知識のないユーザーでも比較的簡単にWindows XPパソコンから乗り換えられるように配慮している。さらに「PC引越しサービス」という専門のサポートスタッフによる有償の引越サポートサービスも開始する。
■XPからの引っ越しを煩わしく感じさせない工夫
2014年1月に発表されたNEC春モデルパソコンに「ファイナルパソコンデータ引っ越し 9 plus for NEC」をプリインストールしている。「Windows XPからの乗り換えなび」という解説動画もあるため、まずは引っ越し方法の基本を学習してから、プリインストールされたソフトを使ってデータの引っ越し作業が可能となっている。それでも引っ越し方法や操作方法がわからない人ももちろんいる。
そこで、有料にはなるが専用スタッフによる「PC引っ越しサービス」を開始する。サービス期間は2月4日から9月30日までで、Windows 8.1がプリインストールされたNECのLaVie、VALUESTARが対象となる。引っ越し元のPCはWindows XP以降のWindowsのパソコンで、NEC製品以外でも対応してくれる。
サービスは、スタッフが自宅を訪問する「訪問サポート」、パソコンをサポートセンターで作業する「引き取りサポート」、リモート経由で引っ越しをサポートする「電話・リモートサポート」の3種類。引っ越し価格は1万円から。
引っ越し対象となるのは、はがきソフトの住所録、Outlookの設定やメールデータ、Internet Explorerのお気に入り、Windowsの壁紙、マイドキュメントなどのファイルなど。自分でできる知識があるならプリインストールされたアプリを使い引越せばいい。引っ越し作業の手間を省きたい、知識がなくてできないという場合は有料サポートを利用するといった感じで選択するといいだろう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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