ノートにも4K時代到来!4KのIGZO液晶を採用した東芝が「dynabook T954」【デジ通】


東芝が4KのIGZO液晶を搭載した「dynabook T954」を発表した。今年の1月にラスベガスで開催されたCESで参考出品されたものと同じ機械が今回正式に販売されることになる。液晶サイズは15.6インチでタッチパネルを搭載、解像度は3,840×2,160ドット、この液晶に同社の4Kテレビ「REGZA(レグザ)」の技術をぎゅっと凝縮して投入することで、写真や動画を高画質で表示してくれる。もちろん超解像技術も搭載している。

現在、ノートパソコンの高精細な液晶はフルHDで1,920×1,080ドット。さらに高解像度となると東芝なら「dynabook KIRA V834」に採用されている2,560×1,440ドット(WQHQ)といったところが最大だった。ところが、今回dynabook T954に採用された4K液晶は、これらを大きく上回る解像度となる。

液晶解像度は先述したように3,840×2,160ドットで画素密度は282ppiとなる。たとえばdynabook KIRA V834は220ppiの画素密度なので、1.3倍程度精細度が向上したことになる。精細度だけでいうと8インチでフルHD解像度を持つ8インチのWindoewsタブレットと同等程度となる。そしてdynabook KIRAと同様に1台1台にカラーキャリブレーションを行ってから出荷される。

■自社開発の「レグザエンジンCEVO 4K」搭載
液晶に詰め込まれた技術は、同社の4Kテレビ「REGZA(レグザ)」に搭載された「レグザエンジンCEVO 4K」をベースにし、これに高精細技術や超解像機能も搭載。これによりSDやHDのネット動画を高精細に再生することが可能になった。

おもなハードウェアスペックとしては、CPUがCore i7-4700HQで、グラフィックスはAMD Radeon R9 M265Xを搭載、ストレージはHDDとSSDを組み合わせたハイブリッドドライブを採用するなどノートパソコンの基本性能としても高性能な仕様となっている。また、UHS-IIに対応すするSDカードリーダーも搭載している。

ソフトウェア面では「Adobe Photoshop Lightroom 5」、「CyberLink MedeiaShow for TOSHIBA」、「Corel VideoStudio X6 VE for TOSHIBA」を搭載しており、4Kデーターの編集が本体を購入しただけで可能となっている。

価格は23万円程度だが、最近の東芝製品でよく行われている入札によるモニター販売も行われており、入札下限218,400円、上限は248,200円となっている(いずれも税込)。Webオリジナルモデルのdynabook Satellite T954も用意されており、こちらの価格は221,400円(税込)からだ。4K解像度と高性能CPU搭載なので5~6年は使えるノートPCと考えれば24万として年間で4万円、1か月約3,333円という計算になる。これを高いと見るか安いと見るかだが、決して損な買い物ではないと筆者は思う。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

dynabook T954
dynabook Satellite T954

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