- 2020-12-9
- カルチャー
- 飲み会ルールも、ニューノーマル化!シーザスターズ、「飲み方トレンド予測2021」を作成 はコメントを受け付けていません
「⾷」領域での企業⽀援を⾏い、レシピサイト等も運営する株式会社シーザスターズは、この度「働く⼈の飲み⽅の傾向に関する調査」を実施し、「飲み⽅トレンド予測2021」を作成した。その結果が発表されたので、ここで紹介しよう。
■働く人の飲み方の傾向が明らかに
1. 今後、オンラインのみは限定的に?面会飲みなら解決可能な要因が多数
「職場のオンライン飲み会についてどう思うか」とたずねたところ、51.1%が「参加したことがないので、何も思わない」と回答した。この結果から、コロナ禍で話題になったオンライン飲み会は、職場の飲み会として広がっていないことがわかった。
また、オンライン飲み会について「とてもよいと思う」、「よいと思う」を合わせた回答が15.1%にとどまり、33.8%が「あまり好きではない」、「好きではない」という結果に。オンライン飲み会の課題について聞いたところ、「終わりたいタイミングで終われない」が21.4%、「話題がない」が13.2%、「同時に話せないことがストレスに感じる」、「食べ物の用意が大変」が11.1%となり様々な課題が散見された。今回散見された課題は、対面の飲み会では実現できる内容が多く、オンライン飲み会が広く普及しなかった要因だと予想できそうだ。
2.「ノンアル充実」がカギ?飲めない人も飲み会参加の動機に
アルコール飲料を飲むかという問いに対して、 「飲めるが、あまり飲まない」(42.5%)が、「よく飲む」(40.4%)の回答より高い結果となった。また、「飲めない」が17.1%となり、「飲めるが、あまり飲まない」と回答した割合とあわせると、59.6%がアルコールを飲むことが少ない(ない)ことが明らかとなった。この結果から、アルコールを飲まない市場のニーズが高まっていることがわかった。
また、アルコールを飲まないと回答した102名に、「モクテルやノンアルコール飲料が充実したお店であれば飲み会の参加の動機に繋がるか」を聞いたところ、16,7%が「思う」と回答。年齢別で回答を読み解くと、 20代・30代の「思う」の回答が2割を超え、40代以上と比較すると高い傾向にあることがことがわかった。このことから、若年層を中心にモクテルやノンアルコール飲料が充実した店舗のニーズは今後高まることが推測できる。
3. 3割が断酒経験あり!日本でも「ソバーキュリアス」が拡大?若い人ほどシラフを好む傾向
「お酒の飲む量を制限したり、断酒した経験」についてうかがったところ、 29.6%が「ある」と回答した。続いて、「ある」と回答した177名に断酒の理由を聞いたところ、「健康のため」が74.6%と突出して高く、10.2%が 「シラフでいることが好きだから」と答えた。
年代別で回答を読み解くと、年代に関係なく「健康のため」と回答しており、健康志向の高まりが断酒の大きな要因のひとつになっていることがわかった。また、 「シラフでいることが好きだから」と回答した多くが20代であることが明らかとなった。
この結果から、若者を中心に新たなムーブメントとして注目されている「Sober Curious(ソバーキュリアス)※」が台頭してきていることが推測できる。
※Sober Curious (ソバーキュリアス):お酒が飲めないわけではないが、あえて飲まない人や、少量しか飲まない人を指す言葉
4. 昔ながらのルールが消え、進む飲み会の「ニューノーマル化」
「日本の飲み会文化※は時代にあっているか」という問いに対して、60.8%が「時代にあっていない・どちらかといえば時代にあっていない」と感じていることが明らかとなった。続いて、「職場の飲み会のあり方はどうあるべきか」という設問に対しては、「自由参加で強制されない飲み会」に半数(56.8%)の回答が集まった。次いで、「飲み方が強要されない飲み会」が39.2%、「飲むものが強要されない飲み会」37%という結果となった。これらの結果から、職場での飲み会には参加の自由や飲料選択の自由などの“自由さ” が求められていることがわかった。
※日本の飲み会文化:職場の仲間と集まってオフィシャルに飲む会
5. 「とりあえずビール」は減少し、乾杯ドリンクが自由化が進む
乾杯のドリンクは何がよいかをたずねたところ、半数以上の55.6%が 「自由でよいと思う(何でもよい)」と回答した。次いで、 「ビール」が29.1%、「ソフトドリンク」8%となり、その他のアルコール飲料やソフトドリンクにも回答が分散する結果となった。
「とりあえずビール」という常套句が有名なものの、「自由でよいと思う(何でもよい)」が「ビール」よりも多くの回答が集まる結果となり、乾杯ドリンクの多様性の理解が広がっていることが推測できる。
6. 飲料・飲み方の「ダイバーシティ(多様性)」がさらに加速!?
「夜の食事の際によく飲む飲料」をきいたところ、「お茶」が52.4%、「ビール」が38.4%、「水」が26%という結果となった。上記以下の回答をみると、1割以上の回答を集めた飲料が「酎ハイ・サワー」、「発泡酒」、「炭酸飲料」など7種類あり、回答が分散されていることがわかった。この結果から、様々な種類の飲料が夜の食事の際に飲まれていることが明らかとなった。
前述の質問でアルコールが飲めると回答した495名に好きなアルコール濃度についてうかがったところ、 「アルコール濃度3~5%(酎ハイやビール)」が60.8% と一番多く、次いで「アルコール濃度2~3%(低アルコール/スモールビール)」が26.9%、「アルコール濃度7~9%(ストロング系飲料)」が26.5%という結果になった。
続いて、「以前(1年前)と比べて、飲む際にどんなことを重視したいと思うようになったか」という問いに対しては、4割(41.6%)が「変わっていない」と回答している一方で、6割が新たに重視したいことができたことが明らかとなった。具体的な回答をみると、場所に関する回答(「自宅で飲みたい」)や、飲む人に関する回答(「一人で飲みたい」、「飲む相手を選びたい」)、飲むものに関する回答(「アルコール度数が低いものが飲みたい」)など様々な理由に回答が分散した。
これら3つの設問の結果から、飲むものの種類や飲み方のニーズは多様化していることが推測できる。
<調査概要>
調査名 : 働く⼈の飲み⽅の傾向に関する調査
実施期間 : 2020年11⽉20⽇〜24⽇
対 象 : 現在働いている(パート・アルバイト含め)全国の20代〜60代の男⼥ 597名
調査⽅法 : インターネット調査
■「飲み方トレンド予測2021」 サマリー
今回の調査結果を受けて
ノンアルコール領域に知見の深い専門家YOILABO Inc.播磨CEOにコメントをいただいた。
YOILABO Inc.播磨CEO
「新型ウイルスの流行により我々のライフ&ワークスタイル、及びそれに付随する行動は半ば強制的、かつ外圧なくてはなし得ない速度で変容を遂げています。そして消費者の飲酒への向き合い方もその変化の一部です。
元より昨今はダイバーシティが進みアルハラ等の俗語も生まれ、飲酒の強要や非飲酒者への蔑視は徐々に減ってきているように感じます。
今後もこの加速した流れは止まらず、非飲酒が当然の選択肢として許容されるようになるはずです。かつ飲酒を”選択しない人”が飲酒同様のレベル感で楽しめるモノも増えていくことでしょう。」
播磨氏 プロフィール
新卒で大手ERPベンダーに就職後、福岡のスタートアップに編集長としてジョイン。
同社イグジット(M&A)後、別社EC企業のマーケティング責任者を兼任。
2019年4月に「世界からお酒の不公平をなくす」をミッションに掲げるYOILABOを創業。主に中〜高単価飲食店向けノンアルコールの企画・販売を行っている。
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