天を仰ぐように撮影された作品!児玉竜一写真展「すべては空の下」を開催へ【Art Gallery M84】


歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」が2015年3月30日(月)より写真展「すべては空の下」を開催する。

同ギャラリーは「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。

ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。

■見ている空は同じ
今回の作品展は、Art Gallery M84の27回目の展示として実施する個展だ。
空を撮影した写真は、数多くあるが、日本を含むアジア13ヶ国の地域で、しかも建造物の合間から同じ様に天を仰ぐように撮影された作品は見たことがない。

建物に違いがあっても世界中どこにいても「見ている空は同じなんだなぁ」と思える約30点の作品を展示する。「すべては同じ空の下」にあるのを伝えようと彼が撮り続けた「空」を感じてもらえることだろう。

■作家からの一言
初めて台湾を旅したときのこと。台北で、大規模な防空演習に巻き込まれたことがありました。そのとき驚きとともに気づかされたのは、距離や文化はごく近しいはずの国々との間にあった心理的な”遠さ”。実際の距離のうえではもっと遠い国々での出来事よりも、むしろ縁の無い、関係の薄い世界だと感じていたこと。私が見上げる東京の空と、いつか雨のごとく爆弾が降ってくる恐怖も織り込まれた台北の空。

このときは、その二つが同じ空だとはどうしても思うことができませんでした。山川異域 風月同天(国や地域により山川の景色は異なるけれど、同じ天を頂く人間の住むところであれば風や月に変わりは無い)長屋王が遣唐使に持たせた文章の中にある、現代風に言えばコスモポリタニズムを1000年以上先取りしたこの言葉を知ったとき、私はそれが本当のことなのかどうしても確かめたくなり、カメラを持って旅に出ました。

台湾での体験から約10年が経過していました。7ヶ月間アジアの国々を旅して、くる日もくる日も地上から空を見上げ、写真を撮りました。人々の暮らしや文化、生き方や死に方が、日本とは大きくかけ離れていると感じる国々にも行きました。しかし、全ては同じ空の下にありました。

写真家 児玉竜一

■児玉竜一(こだま りゅういち)氏の略歴
1969年 東京都出身。
2004年 東京綜合写真専門学校卒業。

■写真展概要
名  称 : 児玉竜一写真展「すべては空の下」
展示作品数 : 約30点
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2015年3月30日(月)~2015年4月4日(土)※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日

児玉竜一写真展「すべては空の下」
Art Gallery M84

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湯沢 英治
Art Gallery M84
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