- 2014-11-28
- カルチャー
- Weblio, ウェブリオ, 新サービス, 海外旅行ナレッジコミュニティ, 海外通
- 旅行・赴任・留学のSOSを解決!海外渡航に特化した日本初のナレッジコミュニティサイト「海外通」って? はコメントを受け付けていません
終戦後の1964年4月に観光目的での海外渡航が自由化されてから半世紀。一般社団法人日本旅行業協会によると、2014年の海外渡航者は50年前に比べ80倍に増加(※1)、その目的も旅行のほか、ビジネスや留学など多様化してきている。
しかし、海外旅行中にトラブルに遭遇した経験がある人は42.8%(※2)に上るなど、渡航先でトラブルに巻き込まれるケースも多くなってきている。このような背景を踏まえ、ウェブリオは新たな展開を開始するという。
※1一般社団法人日本旅行業協会「日本人海外旅行者数と訪日外国人」
※2「旅行のクチコミサイト フォートラベル調べ」
ウェブリオは、海外渡航に特化したナレッジコミュニティサイト「海外通」を11月28日(金)にオープンした。同サイトは、海外における事故や盗難などトラブルを減少させ、渡航者が快適で安心できる渡航生活を送ってもらえるように海外渡航時の様々な問題に答えるものだ。
まずはウェブリオを知らない人のために同会社の事業について簡単に説明したのち、今回の新規事業となる「海外通」を紹介しよう。
■そもそもWeblio(ウェブリオ)とは?
ウェブリオは2005年にオンライン辞書を専門としたサービスを提供する会社として設立された。中でも2006年より開始された「Weblio英和・和英辞典」は同社を代表するサービスだ。研究社『新英和中辞典』『新和英中辞典』を中心に75種類の英和・和英辞典、464万語の英語と508万語の日本語を収録、合計約972万語の検索ができる国内最大級のオンライン辞書となっている。
現在、Weblio英和・和英辞典を中心とするオンライン辞書、オンライン翻訳事業に加え、メディア向け事業や人材・求人事業など利用者の学びとキャリアを広く支援する活動も行っている。
■海外渡航に特化されたナレッジコミュニティサイト「海外通」
今回新しくサービスを開始する「海外通」は、海外渡航時に特化したナレッジコミュニティサイトである。宿泊施設や海外旅行先の交通機関や観光案内などの現地情報といった「海外旅行関連情報」。税金や保険・銀行口座などの取り扱いにといった「海外赴任関連情報」。滞在先、留学前の手続き、費用やサポート制度などの「海外留学情報」といったように、多様化する渡航目的のニーズに対応した実用的な情報を提供し、円滑な海外渡航をサポートすることが目的のサービスである。
さらにユーザー同士で海外渡航に関する質問に互いに答え合い、疑問を解決させるナレッジコミュニティとしての機能も持つ。ユーザー投稿のFAQをデータとして蓄積していくことでサイトの利便性を向上させていく予定だ。ユーザーが集まれば集まるほど、海外旅行時のノウハウが同サービスに蓄積されていくというわけだ。Yahoo!知恵袋といったFAQがあるが、その海外渡航特化版といったところだろうか。
今後5年、10年とデータが蓄積されていけば、海外渡航時のノウハウが集まったビッグデータが完成。そのデータを元にさらに便利なサービスが開始されるようになるかもしれない。ウェブリオは、「海外通」のサービスをきっかけに海外渡航者の更なる増加の貢献を目指すとともに、英語を通じて日本の教育水準と企業の国際競争力の向上をサポートしていくとしている。
こうしたサービスは、開始当初はデータがそれほど多くなく、物足りないと感じる人もいるかもしれないが、利用者が増加していきサービスが成長することでも、そういった不満点がどんどん解消していくことになる。海外旅行中にトラブルに巻き込まれたくない人、海外に行く予定があって、虎の巻を探しているといった人は同サイトをお気に入りに入れておくことをおススメしたい。