- 2014-10-16
- ITビジネス
- COMPANY, HUE, ワークスアプリケーションズ
- 世界の常識が変わる時”-ワークスアプリケーションズが目指す「ハイユーザビリティエンタープライズ」の幕開け はコメントを受け付けていません
株式会社ワークスアプリケーションズは、これまでのエンタープライズアプリケーションの常識を覆す、圧倒的ハイユーザビリティを実現したエンタープライズアプリ「HUE」を発表した。
「HUE」はオペレーション効率を徹底的に追求することで日常業務からルーチンワークを限りなく減らし、ユーザーの自由で創造的な業務環境づくりをサポートしてくれる。いわば“有能な秘書”のような存在だ。
業界的にも注目を集めているのに加え、優れたユーザビリティを実現したまったく新しいエンタープライズアプリであるだけに、「HUE」だけでなく、その提供元となる株式会社ワークスアプリケーションズに興味を持った人も多いだろう。そこで今回は、同社が歩んできた道のりと、「HUE」について詳しく紹介しよう。
2014年10月7日、8日に開催されたCOMPANY Forum 2014で発表。(引用元:NewsTV)
■大手企業の3社に1社が採用するERPパッケージ 「COMPANY」シリーズ
「HUE」を語る前に、そのベースとなった同社のEPRパッケージ「COMPANY」について説明しよう。日本の大手企業の商習慣は、世界的に見ても非常に細かく複雑だという。1996年に「COMPANY」ができるまでは、こうした日本のビジネス慣習にマッチするERPパッケージを作ることは不可能に近いと言われていた。
そのため、日本の大手企業は、莫大な費用を投下してオーダーメイドのシステムを組むか、海外のERPパッケージをそのまま導入し、これまた莫大な費用をかけて自社向けにカスタマイズするしか選択肢がなかった。その結果、日本の大手企業の情報投資効率は非常に低く、「米国より10年は遅れている」と言われるほどだった。
「このままでは日本企業は弱体化し、国際競争力は低下し続ける。IT投資コストそのものを劇的に下げ情報投資効率を向上させるには、日本の大手企業がそのまま使えるERPパッケージの製品化が急務である。」との思いから、株式会社ワークスアプリケーションズは、日本の大手企業向けERPパッケージ「COMPANY」の開発に至った。
現在では「HR(人事)シリーズ」を筆頭に、「AC(会計)シリーズ」、「SCMシリーズ」、「ECシリーズ」がラインアップされ、日本の大手企業の3社に1社に採用されるなど、国産ERPパッケージ市場で不動の地位を築いている。
■情報投資効率の最大化を実現する、「COMPANY」のビジネスモデルとは
「COMPANY」シリーズがこれほどに日本の大手企業に支持され、また情報投資効率の向上を実現してきたのは、その独自のビジネスモデルに理由がある。
それが、「ノーカスタマイズ」と「無償バージョンアップ」という2つのコンセプトだ。
・ノーカスタマイズで追加コストが一切不要
最大の特長は、日本の大手企業の業務のほぼすべてを網羅する豊富な標準機能を有しているため、カスタマイズ(個別開発)の必要がないということだ。つまり「COMPANY」は“追加コストが必要ない”ERPパッケージなのである。
・無償バージョンアップで時代の変化に最適化
2つ目の特長は、法律や社内外の各制度、テクノロジー、ビジネストレンドが変わっても、「COMPANY」自体が時代の変化に追従し、進化し続けるシステムであることだ。
税法改正・社内制度や業務の変更・M&Aへの対応はもちろん、テクノロジー面においても、クラウドやスマートフォンへの対応が求められるなど、会計・人事システムをはじめ企業システムを取り巻く環境は時代の流れとともに変化する。
長年、日本企業はこの変化に対しても、既存システムに追加のカスタマイズを行うことで対処してきた。つまり、変化が起きるたびに、多額のカスタマイズコストを支払い、さらにはセキュリティリスクを負わなければならなかったのだ。
「COMPANY」は、こうした「変化」への対応を無償にした。
「COMPANY」という製品自体がこれらの変化に追従し進化していくため、ユーザーが費用をかけカスタマイズをする必要はない。ユーザーは、税法改正やテクノロジーの変化への対応に貴重な時間やコストを費やすことなく、常に最新の製品を利用することができる。
今日までに「COMPANY」は日本を代表する数々の企業から採用されており、これまでに1000を超える企業グループの情報投資効率向上に貢献してきている。
■「COMPANY」を超える次世代ERPシステム「HUE」誕生
株式会社ワークスアプリケーションズは1996年の創業以来、ERPパッケージ「COMPANY」を通じ、日本を代表する数々の企業の支援を続けてきた。その結果、日本国内におけるERPパッケージとして4年連続シェアNo.1、エンタープライズアプリのデファクトスタンダードと評価されるまでに成長。
牧野氏は「日本企業の情報投資効率(ROI)を世界レベルへ」という創業当初の目的は徐々に果たされつつあると感じていたという。そこで次なるステージとして、これまでの同社製品「COMPANY」とは、まったく異なった新しいアプローチ、オンプレミスからクラウドネイティブへと大きく舵を切り、比類ないハイスピード、ハイユーザビリティを提供する、「HUE」を発表した。
■次世代ERPシステム「HUE」とは?
「HUE」は既存のERPの常識を破壊する世界にも例がない次世代 ERPシステムだ。「HUE」は、特長的な3つのコンセプト、2つのコアテクノロジー、そして15の革新的機能で成り立っている。
<3つのコンセプト>
「HUE」が打ち出すコンセプトは次の3つだ。
1.圧倒的ハイスピード
どんなにユーザビリティが優れていても、動作が遅ければまったく意味がない。「HUE」は業務オペレーションに圧倒的なハイスピードをもたらす。
2.圧倒的ハイユーザビリティ
これまでのように業務網羅性を追及するだけではなく、オフィス業務に革新をもたらす圧倒的に優れたユーザビリティを実現している。
3.業務にフォーカス
いかに早くて便利な機能も、業務に紐づかなければ意味がない。業務にフォーカスしているからこそ瞬時に正しいキーワードに基づいて、正しい結果が得られる。
<2つのコアテクノロジー>
3つのコンセプトを実現するため技術的にどうしてもクリアしなければいけなかったのが、次の2点だ。
1.クラウドネイティブ
「HUE」には、クラウドのメリットを最大限享受できるパブリッククラウドを前提としたテクノロジーを採用している。
2.RDB からの脱却
2つ目は、RDBを基本的にやめることだ。RDBへの依存は、エンタープライズアプリが進化できなかった理由のひとつでもある。「HUE」では、スピードを求める上でRDBから脱却し、クラウドによる分散処理を行うようにしたことで高速レスポンスと優れたユーザビリティを実現した。
<15の革新的機能>
これら3つのコンセプトと2つのテクノロジーにより実現したのが、次の15の革新的機能だ。
デザインや操作性も一新され、まるでコンシューマーアプリケーションのような、直感的・感覚的な操作を実現した。
以上のように、「HUE」は、これまでの同社製品「COMPANY」シリーズとは異なり、オンプレミスからクラウドネイティブへと、製品の機軸を大きく転換している製品であることが理解いただけたと思う。レスポンスと利便性の向上を徹底的に追求した次世代ERP システムという言葉が的を射ているだろう。
今後もワークスアプリケーションズは「HUE」を通じ、企業で働くすべての人々がより創造的な価値ある仕事に注力することを可能にしていくとしている。今最も注目されるエンタープライズアプリ「HUE」の登場は、私たちの働きかたを大きく変えていくだろう。