- 2019-10-18
- カルチャー
- 人間百年時代をどう生きる?サントリー100年ライフプロジェクトが人生100年時代のキーワードを調査し発表 はコメントを受け付けていません
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」といった時代は遠くなり、「人間八十年」「人間九十年」を超え、現在は「人間百年」時代と普通に言われるようになった。令和時代の人間は百歳を見据えた健康を考えないといけないわけだ。
サントリー食品インターナショナルは、同社が展開する「100年ライフ プロジェクト」の一環として、「ウェルビーイングトレンドサーベイ」を実施。「人間百年時代」(以下、人生100年時代)に向けた意識についての調査結果を公表した。
■人生100年時代の意識を考える
まずわかったのは「人生100年時代」についての認識率。全体で85.2%という結果が出ており、シニア層(男性60代、70代、女性70代)が高い傾向となった。内容まで知っているのは男女ともに20代が最高値となった。
■ガンより怖い認知症
また将来に気をつけたい、または予防したい病気は「認知症」という結果に。これまで高い傾向だったガンを抑えてのトップとなった。年代別では、女性では20代、50代以降はトップになるという結果だ。ガンは治る病気になりつつあるが、認知症は介護で家族に迷惑をかける上に未だ治らない病気とされているためだろう。50-80問題と呼ばれるニートおよび老老介護といった解決すべき問題が多いのも認知症予防が注目される理由だろう。
■生活習慣病は上位安定
次に、気になる健康に関するキーワードは「高血圧」と「糖尿病」という生活習慣病が上位にランクインした。ただし半数は「特になし/わからない」という回答だった。まあ、高血圧になってみないと、糖尿病も実際になってみないとその辛さがわからないため、「特になし/わからない」との回答が多かったのかもしれない。
■令和時代は百歳生きるのは当たり前という意識
「人生100年時代」に対する姿勢を聞いたところ、60%が自分のことと捉えているほか、70%以上が将来に備えているという回答だった。若い層ほど自分のこととして考えており、超高齢化社会の到来を意識していることがわかった。健康で長生きというのは、いつの時代も求められることなのだ。
■必ずしも長生きしたいわけではない
また幸福感や負担感、長生きについて質問したところ、若い層とシニア層は「幸せなこと」と回答しているものの、50代の女性は「負担」と感じていたり、「長生きしなくてもいい」という割合が多かった。旦那に寄り添うことを強制されたり、今後の人生を考えると旦那さんの面倒を長く見たくはないといった感情の裏返しなのかもしれない。
■何もせずに健康でいられるわけがない
100年以上長生きするからには、何よりも健康が重要なポイントとなってくるが、尋ねた人の7割は普段から健康を維持する行動を取っているという。習慣的に健康を保とうとしているのは、70代男性が多いという結果になった。何もせずに健康でいられるはずもないわけで若いころは、気にしなかったことが、「ある程度年を取ると健康でいるための努力が必要になってくる」。そのことを70代男性は身をもって実感しているということだろう。
■本格的な運動は行わずに軽い運動が中心
ただし健康のためにしている行動については、ジムに通って専門のトレーナーからアドバイスを受けたりするといった行動は少なく「ウォーキング」や「ストレッチ」など、手軽に取り入れやすい運動が上位を占めた。そのほかに「早寝・早起き・睡眠」がランクインするなど、健康志向ではあるが実体が伴っていないことも明らかになった。
■長生きするにもお金が必要
健康行動ができていない理由については「お金」そして「自分の意志が弱い」、「手間・時間」を上げる人が多かった。健康を維持するための行動については「楽しく効果を出したい」という回答が75%と多数を占めた。また男性20代~40代にはストイックに取り組みたいという人も多かったようだ。
健康を保つための対策は、「無理なく続ける方法で」と考える人が75.8%と大多数を占めたのは当然と言えるだろう。
■健康行動は土曜の朝にキーポイントがある
この結果を受ける形で、発表会では予防医学研究者であり、医学博士の石川善樹氏が、健やかな生活習慣の作り方のポイントは土曜の朝にあると解説。「根本の原因は睡眠時間の不足にあり、それによって身体活動や食生活の乱れが生じている。それが生活習慣病にも繋がっており、認知症を発症する原因となる」と石川氏。
「休日に寝だめをして昼頃まで寝ていると“社会的時差ボケ”が生じて月曜の朝から調子が悪くなってしまう。これが回復する水曜日にはすでに体が疲れ切っていて同じサイクルに陥る。そこで金曜日の夜は早く寝て土曜の朝はいつも通り起きて活動をし、朝ご飯を食べてリズムを整えることが大事。退社後の楽しい時間は木曜の夜に作ろう」と解説した。
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