- 2014-1-15
- デジタル家電
- 4Kはあたりまえ、その先の湾曲TVや平面画面との切り替え式まで【デジ通】 はコメントを受け付けていません
ラスベガスで行われた家電ショーのCES 2014では、各社が当然のように4Kテレビを展示するなど、4Kテレビ自体の普及が始まりつつあることが実感できる。
その中で、画質などに特徴的な製品を各社が展示しているが、特に目立ったのが湾曲させたテレビだ。
ブラウン管時代は若干の丸みがあり、液晶で平面になったテレビだが、大画面のテレビなどでは視聴者側に湾曲させるというトレンドが本格的になりそうだ。
湾曲させることの利点は、両端がより視聴者に近くなりなど、大画面がより活かせるようになる。
平面テレビの場合、正面から見た際に左右の端が画面中央より遠くなってしまう。
画面に近づくほど中央までに比べ、端の距離は遠くなるので、より大画面テレビを購入してもらうには、テレビ画面を湾曲させる必要があると考えているようだ。
視聴者側へ画面を湾曲させることで、両端が中央部分の距離と近くなり、自然に視聴できるとしている。
湾曲させた4Kテレビなどは、英語でCurved UHDなどと呼ばれている。ちなみに、湾曲かさせたテレビは東芝では曲面パネルと表現している。UHDは4KなどHD以上の解像度のテレビのことを差しており、UはUltraの略だ。こちらはUHDもしくはUltra HDなどと呼ばれている。もちろん、4Kでも意味は通じる。
この湾曲させたテレビは日本や韓国メーカーだけではなく、中国系メーカーなども出展している。2014年からは4Kテレビ自体もある程度価格競争が始まりそうだろうが、湾曲させた最先端の製品でも同じように価格競争も始まっていくことになるだろう。
この湾曲させたテレビが活かせるのが、ワイド画面の映画だ。多くの映画が、液晶テレビなどで一般的な16:9のアスペクト比より横長な、21:9のアスペクト比のワイドスクリーンとなっている。
このワイドスクリーンの画面を上下に黒帯を出さないで表示できる、21:9のアスペクト比の製品を各社が展示している。
ここまでワイドになると、湾曲化させた製品は本当に意味が出てきそうだが、一般家庭のテレビでは全ての場面で湾曲化させた画面が必要になるわけでもない。
そこで、湾曲と平面を切り替えられる製品も一部で展示されていた。一般的には画面の角度は固定されているが、湾曲画面と平面画面を切り替えられる仕組みだ。
映画などを集中して視聴する際は、湾曲させ、一般のテレビ放送を視聴する場合は、平面になど場面に応じて切り替えられる。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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