これは買いだ! DELLのAndroidタブレット「Venue 8」が破格に安い理由【デジ通】


デルから8インチ液晶を搭載するAndroidタブレット「Dell Venue 8」が登場した。1920×1080ドットのWUXGA解像度を持つ8インチの液晶に、64ビット対応するインテルのMerrifieldことAtom Z3480を搭載。Wi-Fiモデルが税込で22,980円というスペックの割に手ごろな価格に設定されているのが大きなポイントだ。

海外では昨年秋に発表されていたため、日本市場への投入はだいぶ遅れた形になる。しかし、デルの日本法人は海外での販売状況に合わせることにこだわらず、価格設定などが日本のユーザーにとって価値がある状況になった時点まで待ち、満を持して製品を日本向けに提供する戦略を取ったことでハイスペックながら低価格なタブレットが提供できたと言える。

■価格の割にライバルと比較して破格のスペック
先述したようにDell Venue 8は、8インチ液晶に1920×1200ドットのフルHD以上のWUXGA解像度を持つ液晶、CPUにはインテルのAtom Z3480(Merrifield)を搭載したAndroidタブレット。価格は22,980円(税込)で7月17日より販売中だ。2万円前後のAndroidタブレットは低価格なAndroidタブレットに分類されるが、一般的には1280×800ドット程度の液晶で、CPUも低価格で性能も若干低いことが多い。他のモデルに比べるとスペックが破格に高いと言えるのだ。

さらに、SIMフリーのLTEモデルも用意されており、こちらは9月5日に27,980円(税込)で提供される。常にインターネット接続が必要であるというならLTEモデルも選べる。Wi-Fiモデル同様、LTEモデルも低コストなハイパフォーマンスAndroidタブレットとなっている。

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■世界同時発売ではなく日本の実情に合わせて投入時期を調整
今回、破格に安い価格で、高スペックなタブレットが提供できた理由として、デルの日本法人の賢い戦略がある。今回、日本のユーザーに自信を持って価値を提供できる状態、今回で言えば低価格で提供しても利益が出せる状態になってから製品を投入するという戦略を実行した。

今回発表されたVenue 8は、液晶解像度やCPUが昨年のモデルから強化され、LTEモデルも用意された、2014年6月に海外で発表されたモデルがベースだ。昨年は7インチ液晶のVenue 7も海外では投入されていたが、今回も日本では投入されず、ハイエンドながらコストパフォーマンスの高さも求めるユーザーに向けた製品という位置づけになっている。

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製品以外の価値として純正のオプションもいくつか用意されている。ケース、アクティブスタイラスペン、Bluetoothスピーカー、ワイヤレスでモニターに画面を表示できるDell Castアダプタが用意される。なお見た目はほとんど同じだが、Venue 8 Proとはサイズが微妙に異なりケースの互換性はないので注意しよう。とりあえず1台買っておいて損はないと言える久々のタブレットと言える。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

Venue 8

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