- 2017-2-17
- カルチャー
- 超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」が「クールジャパン・マッチングアワード」でグランプリ受賞 はコメントを受け付けていません
ドワンゴが主催するイベント「ニコニコ超会議2016」において、同社と松竹が共同制作し上演した「超歌舞伎 Supported by NTT」の「今昔饗宴千本桜」が、同じくテクノロジーを使った松竹制作の新作歌舞伎「KABUKI LION 獅子王」と合わせて、2017年2月16日(木)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された「第1回クールジャパン・マッチングアワード」にて、グランプリを受賞した。
クールジャパン・マッチングアワードは、日本の魅力を海外に展開する商品やサービスを生み出す異業種間連携とその効果を広く社会で共有し、こうした活動を奨励・普及・促進することを目的として、先進的と認められるプロジェクトを表彰するアワード。審査にあたっては「新規性」、「連携による相乗効果」、「話題性」、「市場性」のほか、「メッセージ性」や「他の事業者等に与えるインパクト」などの観点から選出される。
この度「今昔饗宴千本桜」は、歌舞伎と日本のテクノロジーを組み合わせた「新しいエンターテインメントイベント」を国内・海外で展開したことが評価され、ノミネートされた全74件の応募プロジェクトの中からグランプリを受賞した。「超歌舞伎 Supported by NTT」の上演演目は、ユーザーによってニコニコ動画に投稿され、いまや映画・舞台・小説などさまざまなメディアで人気を集めるボーカロイド楽曲「千本桜」と、歌舞伎の代表的な演目のひとつである「義経千本桜」がコラボレーションし、新たに超会議のために創作された新作歌舞伎「今昔饗宴千本桜」(読み:はなくらべせんぼんざくら)だ。舞台では、歌舞伎俳優中村獅童とバーチャル・シンガーの初音ミクが共演し(初音ミクはCG投影)、NTTの最新技術「kirari!」を使用し、中村獅童が演ずる「佐藤忠信」と、初音ミクが演ずる「美玖姫」が出会い、桜の木の下に織りなす物語を紡いだ。
なお、同作の反響を受け、今年開催する「ニコニコ超会議2017」でも、第2弾となる「超歌舞伎」の新たな演目「花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)」の上演が決定している。前回につづき完全新作となる今回は、花街を舞台にした、獅童と花魁に扮したミクの恋物語。恋敵が登場し、2人の恋路を阻むことになる。
■クールジャパン・マッチングアワード受賞作品ページ
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2017-03-15