- 2026-9-3
- ITビジネス
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ライブやポップアップイベントの会場で、“推し”との特別な一枚を短時間で残せる。IVS2026に出展した株式会社HARTiは、コンパクトな筐体と限定コラボフレームを特徴とするスマートプリ機「HARTi Photo」を展示した。実際に撮影を体験し、ファンの「もう一度撮りたい」という気持ちを引き出す仕組みと、同社が描く未来のフォト体験を探った。
■どこでも設置できる小型スマートプリ機
HARTiが展開する「HARTi Photo」は、ゲームセンターなどで見かける大型のプリントシール機とは異なり、コンパクトさと可搬性を重視したスマートプリ機だ。

カメラを内蔵し、電源と通信環境を確保できれば、イベント会場などへ設置できることが特徴だ。ライブ会場や商業施設でのポップアップイベント、結婚式場など、さまざまな場面での活用を想定しているという。
実際に体験してみると、画面上でオリジナルフレームを選んで撮影し、短時間でプリントされた写真を受け取ることができた。担当者によれば、約10秒でプリントが完了するため、多くの来場者が訪れるイベント会場でも、スムーズに案内できる設計だという。


■「ガチャ要素」がリピーターを生み出す
担当者によると、「HARTi Photo」はアーティストやキャラクターIPとのコラボレーションで、特に力を発揮するという。
例えばアイドルイベントでは、どのデザインのフレームが出るか分からない「ガチャ形式」の演出を取り入れることで、「コンプリートしたい」「もう一度撮りたい」というファン心理を刺激できる。物販と比べて回転率が高く、イベント全体の満足度向上や売上増加につながる場合もあるという。
また、結婚式場では、待ち時間を楽しむためのコンテンツとしても提案を進めており、ゲスト同士のコミュニケーションを促すツールとしての活用も期待されている。
同社はこれまで、鈴木おさむ氏が率いるスタートアップファクトリーから資金を調達している。2026年には、サイバーエージェント・キャピタルおよびグッドスマイルカンパニーから追加出資を受けるなど、事業拡大に向けた体制強化を進めている。
HARTi、鈴木おさむ氏が率いるスタートアップファクトリーから6,000万円の資金調達を実施
■バーチャル演出で広がる未来のフォト体験
担当者は、今後の展望についても語った。
現在構想している機能の一つが、バーチャル映像との合成による撮影体験だ。
例えば、アーティストやタレントの映像を画面内に表示し、まるで本人と一緒に撮影しているような演出の実現を目指すという。ライブ会場やイベントならではの体験価値をさらに高める機能として、開発を検討しているとのことだった。
■IVS会場で感じた「推し活×テック」の可能性
HARTiは、IVSエリア内のスタートアップ展示「Startup Market」に出展した。ブースでは多くの来場者が実際に撮影を体験し、その手軽さやコンパクトさに興味を示していた。
また、担当者によれば、IVS期間中にはIP・エンターテインメント業界の関係者が集まる交流イベント「IPナイト」も開催され、多くの関係者が参加したという。エンタメテック企業同士の交流や、新たなビジネスを創出する場としても期待が寄せられていた。
「HARTi Photo」は、単なる写真プリント機ではない。イベントを盛り上げ、ファンとIPの新たな接点を生み出す体験型プラットフォームとして、今後さらに活躍の場を広げていきそうだ。
■株式会社HARTi
■IVS2026 公式サイト
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代表取締役・ITライフハック代表
ITライフハック編集長・ライター
ITライフハック副編集長・ライター
