- 2026-7-21
- ITビジネス
- AIが食品表示とアレルゲンを自動チェック!次世代の食品表示システム「シルシさん」 はコメントを受け付けていません
株式会社ITファブリッジは、2026年7月21日(火)に食品表示業務をAIで支援する次世代の食品表示システム「シルシさん」を正式にローンチした。食品表示は、アレルゲン表示の義務化拡大や原料原産地表示の全面義務化など制度が年々複雑化する一方、担い手である食品製造業の多くは中小・小規模事業者で、専任担当の不在・手作業依存という構造的な課題を抱えている。
「シルシさん」は、手書きメモの撮影(AI読取)を起点に、アレルゲン・添加物の自動判定、食品表示ラベルの一括表示の自動作成、実物ラベルとの記載漏れチェック、業界標準様式の規格書作成・取引先とのやり取りまでを一気通貫で支援する。専門知識がなくても、ミスを抑えながら短時間で表示業務を完結できる。
■背景
制度は複雑化・厳格化し続けている
食品表示は消費者の安全(特にアレルギー)と選択を守る根幹だが、近年ルールが急速に高度化している。
・食品表示法の施行(2015年4月):JAS法・食品衛生法・健康増進法の表示規定を一本化
・栄養成分表示の義務化(2020年4月〜原則義務)
・HACCP完全義務化(2021年6月)
・原料原産地表示の全面義務化(2022年4月〜):すべての加工食品で主要原材料の産地表示が必要に
・アレルゲン「くるみ」の追加(特定原材料8品目化/2025年4月完全義務化)
食品製造業は中小・小規模事業者が大半
【要出典:中小企業庁「中小企業白書」/経済センサス 等】
表示の専門部署を持たず、実務はExcel・手書き・紙が根強く残り、人手不足も重なって、法改正への追随が構造的に難しいのが実情だ。
■課題
現場で起きている構造課題
1. 表示ミス=回収(リコール)・健康被害の重大リスク
アレルゲンの表示漏れは生命に関わり得る重大事故に直結する。表示の誤記・欠落は自主回収の主要因の一つで中小事業者には回収コスト・ブランド毀損の両面で致命的になる。
【出典:消費者庁「食品の自主回収(リコール)情報」】
2. 専門知識の属人化
正しい表示には、食品表示法・アレルゲン・添加物・栄養計算・原産地など横断的な専門知識が必要で、特定担当者に集中しがちになる。
3. 商品規格書のやり取りが煩雑・非標準
取引先ごとに様式がバラバラで、紙・Excel・メールでの授受により版管理が崩れやすい。取引先からの提出要求も増加している。
4. 手作業ゆえの非効率とヒューマンエラー
食品表示ラベルづくり(重量順の並べ替え/アレルゲン/添加物抽出/栄養算出)は手作業では時間がかかりミスが起きやすく、法改正のたびの全商品点検も大きな負荷になる。
■解決策
「シルシさん」は、入力の手間と専門知識の壁とミスのリスクを同時に下げるAIクラウドサービスだ。
■サービス概要
「シルシさん」の3つの特長
(1)スマートフォン・タブレットで原材料メモを撮るだけ。AIが読み取り、アレルゲン・添加物を照合。スマートフォンやPCから原材料メモを撮影すると、マルチモーダルAIが原材料名を読み取り、登録済みのアレルゲン・添加物マスタと自動で照合する。文字が多く1枚に収まらない場合は複数枚に分けて撮影でき、AIが重複を除いてひとつにまとめる。読み取り結果はその場で補正でき、修正内容は判定に即反映される。
(2)食品表示ラベルの作成から出力まで必須項目を満たした一括表示を作成し、実寸プレビューを確認しながらPDF・PNG・印刷で出力できる。JANバーコードやQRコード、各種食品マークの配置にも対応。文字サイズなどの様式チェックも行える。
(3)商品規格書と「食の多様性」への対応。取引先ごとの商品規格書の作成・管理に対応。あわせて、ヴィーガン、離乳食、疾患別の食事、食中毒の予防など、多様な食のニーズに向けた情報整理も支援する。法改正のウォッチやインシデント(事故・回収)の記録機能も備え、日々の運用に必要な機能をひとつにまとめている。
■監修者プロフィール(株式会社ITファブリッジ経営顧問)
■略歴
昭和46年3月 東京大学大学院 農学系研究科 博士課程修了(農学博士の学位を授与)
同年 農林水産省 食糧研究所 入所
平成3年4月 実践女子大学 家政学部 教授に就任(学科主任・学部長を歴任)
平成25年4月 実践女子大学・実践女子短期大学 学長に就任
平成29年3月 学長を退任・名誉教授の称号を授与
同年 田島事務所を設立
■学会・公職
「日本食品科学工学会・日本食育学会・日本食品分析学会」 の会長職を歴任
「内閣府消費者委員会食品表示部会、新開発食品部会」の部会長を歴任
JAXA(宇宙航空研究開発機構) 宇宙食認証チームのチーム長を務める
■主な著書
『宇宙食』(共立出版)『食育の百科事典』(丸善)ほか多数
食の安全に関わるプロダクトだからこそ、コンテンツは食品学の第一人者の知見を土台にしている。
シルシさんでは、アレルゲン・添加物・食品表示に関するコラムや判定の考え方について、食品学の専門家として田島 眞が監修にあたっている。健康に直結するアレルゲン判定を「決定的なルール」で行う設計思想も、専門家の知見を土台としている。
■代表コメント
「“合っているか不安を、現場から無くしたい。“」
『食品表示の現場では、たった一行の表記漏れが、回収や健康被害につながります。
だからこそ当社は、AIの便利さに頼りきるのではなく、「読み取りはAI・判定はルール」という線引きを徹底し、“速さ”と“食の安全に必要な正確さ”を両立させました。
派手な機能より、毎日の安心を。つくる人の誠実さに、もう一つの“シルシ(確かさ)”を添える
その一心で開発しています。』
■今後の展開
対応品目の拡大/多言語表示/機能性表示/栄養強調表示への対応/API連携/海外展開などを予定している。
■株式会社ITファブリッジ
■「AI Urban 」サービスサイト
■ITライフハック
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代表取締役・ITライフハック代表
ITライフハック編集長・ライター
ITライフハック副編集長・ライター
