美しい夏の風物詩「金魚」の歴史と魅力に触れる!すみだ水族館、「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」を開催

  • 2025-8-11
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すみだ水族館は、日本人になじみ深い夏の風物詩である「金魚」の歴史や魅力を伝える夏季限定イベント「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」を開催中だ。期間は、9月30日(火)まで。

すみだ水族館では、2016年にリニューアルした金魚展示エリア「江戸リウム」で、約100mに渡る展示スペースに「ワキン」や「リュウキン」、「ランチュウ」など、常時15種の金魚を展示している。「江戸」をテーマにした和を感じる幻想的な装飾が人気のエリアだ。本イベントでは、その華やかで美しい金魚を小さなミューズ※とし、その魅力を「江戸リウム」だけでなく、館内各所でお届けする。メディア向け内覧会が開催されたので、見どころを紹介する。

■6階の特設ブースでは、江戸時代に広がりを見せた日本の金魚文化を展示
すみだ水族館は、ソラマチの5階と6階の一部を占めているが、イベント期間中は6階のスペースに特設ブースが設置されている。特設ブースには、パネルや金魚の入った鉢、リヤカーなどが展示されている。江戸時代に広まった日本の金魚文化を、当時の浮世絵や戯画、古文書などを用いたパネルで分かりやすく解説している。

この展示パネルは、金魚専門店「金魚の吉田」を運営する株式会社ヨシダ代表取締役・吉田信行氏が監修したものだ。また、江戸時代に主流だった金魚を上から鑑賞する「上見」を再現した鉢の展示も行われている。
江戸時代初期、金魚は非常に高価であり、1匹で現在の価値に換算すると約50万円していた。

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6階の特設ブース


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江戸時代主流だった金魚を上から見る「上見」


金魚の売り方は、江戸時代は天秤棒の両側に金魚を入れた桶を吊して売り歩いていたが、昭和のはじめには、水槽をのせたリヤカーを引いて売り歩くようになった。その天秤棒と桶やリヤカーも展示されていた。江戸時代は天秤棒の両側に金魚を入れた桶を吊して売り歩いていた。

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昭和のはじめには、水槽をのせたリヤカーを引いて売り歩くようになった


■「江戸リウム」では、金魚を撮影するコツを紹介
5階の「江戸リウム」では、常時15種類の金魚が展示されているが、本イベント中は飼育スタッフ監修による金魚愛あふれる深掘り紹介文と、各金魚を上手に撮影するコツも紹介されているので、しっかりチェックしたい。また、「江戸リウム」では、マブナから品種改良によって金魚が誕生するまでの過程も展示されており、非常に興味深い内容となっていた。

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5階の「江戸リウム」。こちらは常設である


また、ペンギンカフェ横には親子向けワークシートが置かれており、無料で利用できる。保護者向けワークシートに記された金魚の観察ポイントを保護者が伝え、子どもが子ども用ワークシートに答えを書き込むことで、自分だけの金魚レポートを作ることができる。夏休みの自由研究にも活用できそうだ。

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ワークシートに書き込むことで、自分だけの金魚レポートを作ることができる


■ちぎり絵で金魚の模様を作る人気の無料ワークショップがリニューアル
5階のアクアアカデミーでは、ワークショップ「きんぎょ色あわせ」が行われており、希望者は無料で参加できる。「きんぎょ色あわせ」は、金魚の形をした台紙に赤・白・黒など5色の色紙をちぎって貼り付け、ちぎり絵で金魚の模様を作る人気のワークショップである。今回から色紙が半透明の紙にリニューアルされ、より多様な色を表現できるようになった。完成した作品を「江戸リウム」に展示する「きんぎょ色あわせ展」も、あわせて開催されている。

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「きんぎょ色あわせ」で作品を作っているところ


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完成した作品は「きんぎょ色あわせ展」として展示される


■ペンギンカフェやミュージアムショップで金魚にちなんだ限定商品を発売
5階にある「ペンギンカフェ」では、本イベント開催中の限定カフェメニューとして、夜空に打ち上がる花火を表現したフルーツソーダ「みつけて金魚花火ソーダ」、金魚の華やかさを表現したサンデー「東京金魚サンデー」、夏限定マンゴー味の「冷やしきんぎょやき」などが提供されている。また、ミュージアムショップでも金魚モチーフの新商品が発売されており、キーリング「2/8b PAIR KEY RING」のすみだ水族館限定商品も登場している。いずれもお土産におすすめだ。

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左から、みつけて金魚花火ソーダ、東京金魚サンデー、ひやしきんぎょやき 夏限定マンゴー味


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ミュージアムショップで販売されている新商品


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ミュージアムショップのイベント関連コーナー


すみだ水族館では、江戸時代から続く日本の金魚文化を多角的に紹介するイベントが開催されている。展示やワークショップ、限定メニュー、グッズ販売など、館内の各エリアで趣向を凝らした企画が展開され、来場者は見て、学び、体験しながら金魚の魅力を存分に味わえる。家族連れはもちろん、大人も楽しめる内容となっており、夏休みの思い出づくりや自由研究にも最適なイベントだ。
テクニカルライター 石井 英男


すみだ水族館 公式サイト

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