AIぬいぐるみで、学びと遊びに革新!FoloToyが目指す“オープンプラットフォーム”の未来とは?【IVS2025】

  • 2025-8-1
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FoloToy(フォロトイ)は、AIとIoTを融合させた革新的な玩具を開発する急成長中のスタートアップである。シンガポールに本拠を構え、上海および北京にも展開している。同社は「子どもたちの想像力を育むAIパートナー」をコンセプトに、AI搭載ぬいぐるみをはじめとした製品群を展開している。

AI玩具企業としての事業転換は、ChatGPTの登場を契機とした生成AIブームを受け、2023年以降に本格化した。会話型AIの可能性に着目し、従来の玩具開発から生成AIを活用した新たな方向性へと大胆にピボットしている。

創業者はLe Wang氏およびXinghua Guo氏であり、彼らのビジョンは「単なる玩具メーカーにとどまらず、AI搭載ハードウェアのオープンプラットフォームを提供すること」にある。

また、大手テック企業との提携も進めており、中国のEC大手・京東(JD.com)やByteDance(TikTokの親会社)との協業を通じて、AI技術を搭載したスマート玩具の共同開発を実現している。さらに、アートトイブランド「Yomiplanet」とのコラボレーション製品の展開など、多様なアプローチでB2B2Cモデルを推進している点も特筆に値する。

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■ AI搭載ぬいぐるみ+開発者向けキットで二正面戦略を展開
FoloToyの製品は、大きく2つに分類される。ひとつは、GPT-4oなどの高度な大規模言語モデルを搭載した「会話できるぬいぐるみ」シリーズである。AIテディベアやサボテン、パンダ、タコなど、個性豊かなラインナップを揃えており、子どもたちはぬいぐるみに話しかけることで、自然な対話を楽しむことができる。価格帯は79〜99ドル程度であり、月額4.9ドルから利用可能なサブスクリプション制を採用している。

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もうひとつは、開発者やホビイスト向けのDIYキットやAIチップ「Magicbox」だ。あらゆる玩具をAIトイへと変換可能なこのモジュールは、オープンなドキュメント、GitHub上で公開されたコード、セルフホスティング対応など、開発者の自由度を最大限に高める設計が施されている。これにより、単なる製品販売にとどまらず、AIハードウェア分野におけるPaaS(Platform as a Service)の実現を目指す姿勢が明確となっている。

さらに、会話形式には「プレス・トゥ・トーク(ボタンを押して話す)」方式を採用し、常時リスニング型AIに対するプライバシー上の懸念を回避している。多言語対応や保護者向けダッシュボード機能など、家庭での利用を強く意識したユーザー設計も、本製品の大きな特徴だ。

<国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025 KYOTO」>
メインイベント:2025年7月2日(水)〜4日(金)
IVS Youth:2025年7月5日(土)
場所:京都市勧業館「みやこめっせ」、ロームシアター京都 他
主催:IVS KYOTO実行委員会 (Headline Japan / 京都府 / 京都市)
公式サイト:https://www.ivs.events/
公式SNS:https://x.com/IVS_Official

FoloToy公式サイト

IVS2025 公式サイト
IVS2025 特設サイト - ITライフハック

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