- 2025-6-30
- ITビジネス
- ⽇本企業のAI課題を解決!⽣成AIビジネス活⽤最前線「KAIZEN AI ONEDER SUMMIT」 はコメントを受け付けていません
株式会社Kaizen Platformは、⽣成AIのビジネス活⽤を促進するため、「KAIZEN AI ONEDER SUMMIT」を2025年6⽉3⽇(⽕)に開催した。世界に⽬を向けると、アメリカでは既に多くの企業がAIサービスを導⼊しており、積極的な投資が⾏われている。また中国ではAIを積極的に活⽤する層の割合が世界で最も⾼い⽔準にある。⼀⽅、⽇本の企業においては、世界と⽐較してAIの導⼊が遅れています。また導⼊しても、その効果を⼗分に引き出せていない現状がある。
このような背景を踏まえ本サミットでは、⽇本企業がAI導⼊にあたって直⾯する具体的な課題を、実際の事例を交えながら詳細に紹介した。さらに、急速に進化する最新のAIトレンドや、弊社が開発・提供する⽣成AIサービス「Magical UX」について現在開発・実装中の具体的な機能のデモンストレーション、取り組み事例を初公開した。
■⽣成AIの今、⽣成AI活⽤にまつわる本質的課題とは
イベントは主催者を代表して、株式会社Kaizen Platform 代表取締役 須藤憲司氏の挨拶から始まった。
挨拶の後、須藤氏はシリコンバレーで投資家として活躍するシバタナオキ⽒をゲストに招き、「⽣成AIの今 〜具体的なユースケースと⽣成AI活⽤にまつわる本質的課題とは〜」と題したケーススタディを実施した。
AIの進化と、それが社会に与える影響を予測した小説「AI 2027」について、シバタナオキ⽒は「アメリカではポジティブに受け入れている人が多いです。ここに書いてあることの一部は、もっと早いタイミングで実現する可能性は十分にあると思います。」と語った。
シバタナオキ⽒が提示した「生成AIのIQ」のデータでは、生成AIのIQが急速に上がっていることを挙げた。最新モデルのAI(OpenAI o3、Claude-4 Opus、Gemini 2.5 Pro Exp)はIQ110を超えており、人間の平均的なIQ(85~115)を超える段階にきている。シバタナオキ⽒は、「3~6カ月後には、自分のIQを超えると考え、生活を設計しています。」と冗談を交えながら、生成AIの進化を語った。
また、FRBの学部別の失業率では、全75学部中、失業率TOP10にコンピューター系学部が3つ(コンピュータエンジニアリング、コンピューターサイエンス、情報システムマネージメント)入っていた。
「ソースコードを書く仕事は、LLMが得意とする仕事です。数学的に解決できる、学習データが大量にある、そういう意味で、一番給与が高い学部だったのが、生成AIに置き換わります。生成AIを象徴していると思います。」
衝撃だったデータとして、Microsoftのレイオフにも触れ、AIレイオフが始まることを予測。レイオフの目的がコスト削減だけでなく、AIの投資予知を作ることであることを言及した。
■Kaizen PlatformのAI戦略が明らかに
Key Noteでは、須藤氏がKaizen PlatformのAI戦略について説明した。
人手不足で、様々な顧客体験の毀損(きそん)が発生しているにもかかわらず、生成AIの活用率は非常に低い。実際、「社内で生成AIが死ぬほど使われない」と驚いたほどだ。生成AIを利用するうえで最初の壁は、プロンプトだという。プロンプトを考えて、適切な生成AIツールへ辿り着かないといけないが、ふつうの人にはまだ障壁が大きい。そこで社内のSlackに議事録エージェントを組み込んだところ、爆発的に利用されるようになった。
「普段使用しているサービスにAIが組み込まれていないと、生成AI活用は進まない」という結果から、「どこで生成AIを使えるようにするか?が極めて重要」ということに気づかされた。生成AIを活用する第一歩として、普段のツールから生成AIエージェントを呼び出せるように体験設計を行えばよい。
同社が提供する「Magical UX」は、生成AIを活用した魔法のような体験を実現するセミオーダー型UXアプリ群だ。
AIエージェントによるフォームアシスト、多言語対応、スマート検索、音声予約など、成果に直結するUXアプリ群を、サービスごとに最適な形でカスタマイズ開発して提供する。
「Kaizen Cloud Service」に含まれる Kaizen Engine のタグを一つ設置するだけで、スピーディに導入が可能だ。 さらに、構築したAIエージェントは、LINEやSlack、Teamsなど外部ツールとの連携にも対応している。 ※開発予定のものを含む
〇「Kaizen Personalize Agent」
「Kaizen Personalize Agent」は「Magical UX」の新サービスであり、Web上での検索条件やLINE上でのAIエージェントの対話を “覚えて・知らせて・活かす”。WebとLINEの体験をつなぎ、ユーザーにピッタリの新着情報を即時届けることを実現するためのパーソナライゼーション基盤だ。
なぜ検索とCRMをつなげることが重要なのか?
検索したタイミングでユーザーが必ずしも自分の希望にあった商品・サービスを見つけられるわけではない。たまたま在庫が切れていることもあれば、条件そのものが検討の過程で変化していくことも多くあるからだ。
「Kaizen Personalize Agent」により、「探す → 通知 → CV」のシームレスな体験が可能になる。
その結果、
・CVR 向上 検索入力の手間を排除し、再訪時の即ヒット率をアップ。
・LTV 最大化 ニーズ変化をリアルタイム把握してレコメンド精度を向上。
・運用コスト削減 DB更新を自動検知し、手作業のメルマガ制作を大幅カット。
・実装が軽い Web側はタグ1行、LINE側は公式アカウント+Webhook だけで完結。
これらの効果により、“長期検討”と“瞬間在庫”を同時に取りこぼさない売上成長エンジンを最短最速で構築できる。
〇Kaizen Conversion Agent
「Kaizen Conversion Agent」は、生成AIを活用してフォーム入力を自動化するフォーム入力支援AIエージェントだ。ブラウザの標準機能と独自機能を組み合わせることで、従来のフォーム入力に革新をもたらすだけでなく、誰でも安心して利用できるよう、セキュリティとプライバシーへも配慮している。
名刺スキャンデモでは、名刺情報からフォーム入力を自動化し、70%超の時間を削減できること明らかにした。また手持ちの履歴書をアップロードするだけでレジュメ入力が完了することも挙げ、90%の時間を短縮するという。
「Kaizen Conversion Agent」を利用すれば、入力時間を大幅に圧縮し、ストレスを大幅に削減、離脱を防ぎ、CVRを最大化する。実装も運用もシンプルなため、すぐに効果を実感できる。
「Kaizen Personalize Agent」と「Kaizen Conversion Agent」を合わせて成果報酬型プランの中に組み込み、お客様の初期投資リスクを最小化しながらサービスを提供できる。2つのエージェントはそれぞれ連携しながら、お客様の成果を最大化することに貢献する。
今後は、「Magical UX」の各アプリや「KAIZEN ENGINE」と連携し、サイト内検索や多言語対応など他エージェントとの組み合わせによる自律型UX改善ワークフローの実現を目指すとしている。
株式会社Kaizen Platform 代表取締役 須藤憲司氏が語る!⽣成AIサービス「Magical UX」の魅力
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=yTFQqKMbZuY
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