- 2016-6-7
- カルチャー
- ピンホールカメラを使った作品!林 敏弘写真展「流れる時間と遊ぶ光」を開催へ【Art Gallery M84】 はコメントを受け付けていません
歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は2016年8月1日(月)より林 敏弘写真展「流れる時間と遊ぶ光」を開催する。
■出逢った光景を素直な気持ちで撮った作品
今回の作品展は、Art Gallery M84の第52回目の展示として実施する個展だ。
写真展「流れる時間と遊ぶ光」は、作家が普段生活している船橋市や隣接の市の徒歩や自転車で行ける範囲で田舎の風景や自然も残る魅力的な風景を撮った作品。毎日歩いている道でも光と風景は刻々と変わっているので、新たな発見と感動を得ることができる。
そんな出逢いと感動を撮りたくて、時間の流れを写すことができ、また時間を留めることや柔らかい光の描写ができるピンホールカメラを使って撮影された。1枚の写真が将来にわたって多くの人に「記憶」されることを願って、出逢った光景を素直な気持ちで1枚1枚を大切に撮った約30点の作品を展示致します。彼の魅力的作品を堪能できるだろう。
■作家から一言
約18年前に出逢ったピンホール写真に魅せられて、主に地元船橋を中心に都市と自然の調和をテーマに、銀塩モノクロームで作品を製作してきました。ピンホール写真には、普通のカメラにはない光の柔らかさや独特のフレア(光のにじみ)や近いところも遠いところも同じように写る特徴があります。露光に時間が掛かる分、普通のカメラより対象の時間の流れを写すことができます。その特徴が私の心の波長にあったらしく撮影を続けてきました。
さて、近年、デジタルカメラの急激な進歩により、それをピンホールカメラに応用することで、より簡易に機動性高くピンホール写真を撮影することが可能になりました。フィルムでは無理だった手持ちの撮影もできます。つまりピンホール写真の可能性が随分と広がりました。
私の作品の撮り方は「出逢い」です。シナリオが前もってあるわけではありません。家の近くを歩きだったり自転車だったり、そして旅先でも、偶然に出逢った光景に感じれば、素直に撮ります。そしてピンホールの特徴を生かして、光を遊ばせる、時を留める、ことを基本に撮り続けています。
今回の展示ではその最近撮ったカラーのピンホール写真を中心に以前から撮りためていた銀塩モノクロームの作品も少し展示いたします。
■林 敏弘(Hayashi Toshihiro)氏の略歴
1954年 千葉県船橋市出身。
1977年 早稲田大学理工学部卒。
1983年 学生時から中断していた写真活動を再開。
1988年 モノクローム写真を独学で取り組む。
1997年 ピンホール写真の第一人者Edward Levinson氏に出会う。
1998年以降 ピンホールカメラで作品を制作・発表。
船橋市在住。ピンホール写真家。ピンホール写真芸術学会理事。日本写真協会会員。
http : //www.toshi-photo.com/Jpwelcome.html
■主な受賞
1999年 第20回船橋市写真展 第1部モノクロ単写真の部門最優秀賞受賞(市長賞)。
2000年 Millennium Photo Project Time Capsule Winner (Canada)。
2002年 第13回美術工芸作家協会展 美術工芸作家協会最優秀賞受賞。
■主な個展
2000年11月 ピンホールふなばし「都市の境界」東京写真文化館(東京・赤坂)
2003年04月〜06月 Pinhole Flair「Urban Sentiments」Fotosphere Gallery (NY・US)
2005年04月 写真展「Urban Sentiments II」Gallery Roonee(東京・四谷)
2005年06月「Urban Sentiments II」Gallery まるさんかくしかく(京都・東山)
2005年07月「Urban Sentiments II」東川写真文化ギャラリー (北海道・東川町)
2005年07月「Urban Sentiments II Selected」東川町道草館(北海道・東川町)
2005年08月「Urban SentimentsⅡ」IPSXMagnetギャラリー(神戸・中央区)
■主な展覧会及びグループ展
2000年11月 招待展示「Stenopephotographie」リール市立図書館(仏・リール市)
2002年06月 第13回「美術工芸作家協会展」アートガーデンかわさき(神奈川・川崎)
2002年10月 Visionaria展「Senza Obiettibo」Santa Maria della Scala Museum (伊・シエナ市)
2006年08月 紋別市「ピンホール写真グループ展」紋別博物館(北海道・紋別)
2007年05月 ピンホール写真芸術学会設立記念特別展「Pin Hole Lover」Prinz (京都)
2008年05月 ピンホール写真芸術学会企画展「○」Roonee 247 (東京・四谷)
2008年05月 ピンホール写真芸術学会企画展「◯」Gallery i(京都・祇園)
2008年08月「オホーツク・紋別ピンホール写真フェスティバル」紋別博物館(北海道・紋別)
2009年06月 PPAS京都ピンホールフェスティバル協賛グループ展「Interface」AMSギャラリー(京都)
2009年06月 安曇野市「ピンホール写真展」豊科サティエントランスホール(長野・安曇野)
2009年07月 紋別市「ピンホール写真展」紋別博物館(北海道・紋別)
2010年06月「ピンホールフォトフェスティバルin九州」共生の里、原鶴温泉パーレンス小野屋(福岡・朝倉)
2010年08月 PPAS「会員展」フォトギャラリーシリウス(東京・新宿)
2011年03月 東日本大震災義援写真「チャリティーオークション」禪フォトギャラリー(東京・六本木)
2011年06月「ピンホールフォトフェスティバルin川崎」川崎市民ミュージアム(神奈川・川崎)
2012年06月「ピンホールフォトフェスティバルin東川町」東川町文化ギャラリー(北海道・東川町)
2013年08月 PPAS会員展「微光の描写」Gallery Cosmos(東京・目黒)
2014年07月 公募展「人それぞれ」Art Gallery M84(東京・銀座)
2014年11月 ピンホール写真芸術学会「会員展」Arte Piazza Bibai(北海道・美唄)
2015年01月 公募展「人それぞれのアート」Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年07月 写真展「アートの競演 2015初夏」Art Gallery M84(東京・銀座)
2015年12月 ピンホール写真芸術学会「会員展」Gallery i(京都・祇園)
2016年01月 写真展「アートの競演 2016初春」Art Gallery M84(東京・銀座)
■出版
2015年11月「流れる時間と遊ぶ光」林敏弘著、前田朋編集(ヴィッセン出版)
■出稿・寄稿
1999年08月 中学用副教材CD-ROM教育ソフト東京書籍「プラネタリア」に写真掲載。
2000年07月 木楽舎月刊誌「ソトコト8月号」Explorer(知の探求者)頁に作品掲載。
2000年11月 仏・リール市立図書館企画展「Stenopephotographie」公式カタログに作品掲載。
2000年11月 毎日コミュニケーションズ月刊誌「Mac Fan internet 12月号」に作品とHP紹介。
2002年09月 地域新聞「ふなばし朝日9月11日号」に、作品掲載。
2002年09月 読売系タウン紙「マイタウン9月15日号」に作品とピンホール写真活動掲載。
2002年10月 芝浦工業大学季刊誌「IA」秋号No.39の特集「カメラの世界」に、ピンホールカメラ作りの秘訣として、カメラの原理と作り方及び作例写真掲載。
2002年11月 イタリア・シエナ市「Visionaria展公式カタログ」に、作品掲載。
2004年07月 東葛毎日新聞社「ふれあい毎日」に、ピンホール写真活動掲載。
2005年03月 OMCカード情報誌「Ji’yu’da 3月号」に、ワンデイドライブ作品&記事掲載。
2005年07月 学研Gが発行の写真雑誌「CAPA 7月号」に、作品とインタビュー記事掲載。
2005年08月 カメラ雑誌 月刊「日本カメラ9月号」の口絵7頁に作品&コメント掲載。
2007年08月 扶桑社文庫本「スバラしきマニアの世界」(久我羅内氏著)にピンホール写真活動掲載。
2010年08月 月刊PhotoStage 9月号の「ギャラリーで立ち話コーナー」にインタビュー記事掲載。
2011年12月 写真雑誌「PHaT PHOTO」1-2月号に、ピンホールカメラ制作&撮影の様子掲載。
2008年~2014年 ピンホール写真芸術学会誌に、作品掲載及びエッセイ寄稿(創刊号&第4号)。
■TV出演
2003年02月 テレビふなばし「船橋電気絵巻」Voicesコーナーで作品紹介。28回放送。
2004年05月 テレビ朝日(5.16放映)オトナゴコロ(こだわり My Life)に出演。
2004年05月 BS朝日(5.19放映)オトナゴコロ(こだわり My Life)に出演。
Art Gallery M84は「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。
ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。
■写真展概要
名 称 : 林 敏弘写真展「流れる時間と遊ぶ光」
作 品 数 : 約30点
作品販売 : 展示作品は、全て購入可能
主 催 : Art Gallery M84
期 間 : 2016年8月01日(月)~ 8月13日(土)
場 所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電 話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料
■林 敏弘写真展「流れる時間と遊ぶ光」
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