カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」では、自動車に関するアンケート調査を実施した。自動車の保有状況や、買い替えについて、購入したい乗用車の種類などについて聞いた。
1世帯で所有している乗用車の台数は「1台」という世帯が半分の50.8%、次いで「2台」が27.0%と、合わせて全体の4分の3を占めている。2012年に実施した同内容の調査結果と比較すると、所有台数や利用頻度はほぼ変化がない。
【図1-1世帯で所有している乗用車の台数】
【図1-2乗用車の利用頻度】
所有している乗用車の年間維持費を聞いたところ、約半数の49.0%が「30万円未満」という結果になった。前回調査時より8.8ポイント増加しており、全体的に乗用車の年間維持費は下がっていると見てよさそうとのこと。車種別に平均維持費を見ても、軒並み前回調査を下回っている。この背景には、原油価格の世界的な下落にともなう、ガソリン価格の値下がりがあると考えてよさそうだ。
「乗用車の購入予定がある」と答えた方に、具体的な希望車種を答えてもらったところ、車種についてはばらつきがあるが、現在所有している車の種類と比較すると、「ミニバン」が4.3ポイント、軽自動車が4.2ポイント低いのに対し、「SUV」が6.9ポイント、「スポーツ」が3ポイント高いことが分かる。この結果からも、長らく続いたミニバン人気の陰りと、エコカー減税などで人気を集めた軽自動車の販売不振がうかがえる。いっぽうで、走ることの楽しみを感じられるスポーツタイプの自動車への人気が高まってきていることも分かった。
【図3-1 所有している乗用車の種類】
現在所有している乗用車のエンジンタイプは8割以上が「ガソリン」だったが、次の車には「ハイブリッド」を考えている人が約3割という結果に。話題のEV(電気)については2.9%と、まだまだ購入しようと考えている人は少ない現状となっている。
【図4 購入したい乗用車のエンジンタイプ】
新規購入、買い増しを含めて、乗用車の購入予定があるかを聞いた。半数を超える53.1%が「購入する予定はない」と回答しており、現状の買い換え需要はあまり高くないといえそうだ。「購入する予定はない」と答えた人にその理由を聞くと、「今の車で満足しているから」が約6割で最多。逆に、「購入する予定」と答えた人の理由は「現在持っている車の所有期間が長くなったから」が頭ひとつ抜けて多い結果に。「購入する予定」と答えた人の、所有車を購入した時期にもばらつきがあることから、特に共通のタイミングや不満があって車を買い換えるわけではなく、一定の期間が経つと買い換えを検討する消費者の動きが読み取れる。
【図5 乗用車の買い換え予定】
最後に、回答者全員に、乗用車を選ぶ際に重視するポイントを複数回答で聞きました。最も多かったのは「価格」(71.2%)、次いで「デザイン(外装)」(58.5%)、「車種」(56.9%)、「燃費」(53.7%)という結果に。重要とされがちな「走行性能」や「乗り心地」についてはトップ3から外れる結果となっている。
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