デル、11型バリューノートPCと小型デスクトップPCを発表


デルは2016年2月9日、都内の会場で発表会を開催し、11型のノートPC「Inspiron 11 3000」シリーズと、小型デスクトップPC「Inspiron マイクロデスクトップ」を発表した。2月9日より受注を開始し、直販価格はInspion 11 3000が3万4,980円から、Inspiron マイクロデスクトップが4万2,980円から(いずれも税別)。

発表会の席上、同社のビジネス&コンシューマー事業統括本部 ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏は、個人向けのパソコン販売実績が、国内市場での販売台数が-10%となっているのに対して、対前年比で販売台数が1.5倍、シェアも2.8ポイントアップしたことを紹介(IDC調べ)。このように好調な結果を残した要因として、量販店における施策の強化を挙げた。

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ビジネス&コンシューマー事業統括本部 ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏

実際に対前年同期比で、量販店向けの販売台数は2倍、取り扱い店数も1.5倍になっていると強調。コンシューマー系ラインナップを増やし、販売するスペックを決めて、それ以外の物を直販で販売するようにしたとのこと。外勤営業やマーケティング担当、オペレーション、ロジスティクスに至るまで、社内体制を増強するとともに、本体の製品開発部門と直接やりとりをし、量販店とのコミュニケーションを通して、日本向けに合う仕様を投入したとのこと。こうした取り組みは今回の新機種にも生かされており、Inspiron 11 3000とInspironマイクロデスクトップはコードネーム「Sakura」と呼ばれていたほど、日本向けの仕様を詰めて発売したそうだ。

具体的にどのような点が日本仕様なのかと言えば、Inspiron 11 3000とInspironマイクロデスクトップのいずれもがCerelonを搭載していること。世界的には人気のないCerelonだが、日本市場では受け入れられているので、低価格向け商品にCerelonを採用したとのことだ。

Inspiron 11 3000シリーズは、重量が1.2キロからという持ち運びに便利なモバイルノート。最長10時間15分のバッテリー駆動も可能なほか、MicroSDカードリーダーを搭載しており、アダプタ不要でスマートフォンで撮影した画像をパソコンに取り込める。持ち出しての利用を考え、液晶パネルには非光沢系を採用しており、長時間の作業でも疲れにくくなっている。

ドライブは、eMMCまたはSSDを採用。USB3.0のコネクタとフルサイズのHDMIコネクタが用意されている。無線関連はIEEE802.11acとBluetooth 4.0に対応している。
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Inspiron マイクロデスクトップは、13×13×5センチの小型筐体を採用したデスクトップPC。しかし小型でありながらもUSBは4ポート、SDカードリーダー、ギガビットイーサネットに対応した有線LAN用のRJ-45端子、外部出力用のHDMI端子が用意されているなど、十分なスペックを持つ。このほか、デュアルディスプレイ駆動に対応する。
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Inspiron 11 3000
Inspiron マイクロデスクトップ

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