- 2024-10-5
- カルチャー
- セブン-イレブンの担当者が語る!「秋の味覚祭」のスイーツ開発秘話 はコメントを受け付けていません
『今年も“おいしい秋”がやってきた!セブン-イレブン「秋の味覚祭」がスタート』で紹介したように、株式会社セブン-イレブン・ジャパンは、2024年10月1日(火)より全国のセブン‐イレブン店舗にて「秋の味覚祭」と題し、“食欲の秋”にぴったりな秋の旬食材を使ったスイーツやアイス、お弁当、冷凍食品など全23種類を順次発売する。これに伴い、10月2日(水)、報道関係者向けに試食会が実施された。当日、同社 商品本部 ベーカリー・スイーツ部 スイーツ・乳飲料 マーチャンダイザー 前田潮美氏に、新製品についてお話しをうかがった。
■これを機会に一度味わっていただきたい
編集部:今回のスイーツを開発するに至った経緯や背景について教えてください。
前田氏:スイーツに関しては、大きく2つの軸を持って商品を開発させていただいております。
1つ目は、基本定番商品をしっかりと品質を高くする。お客様がいつ来ていただいても、美味しいスイーツを購入できる環境を整えることです。
2つ目は今回の趣旨にもなりますがスイーツの売り場で「ワクワク感」や「楽しさ」を、より感じていただける施策であり、時期ごとにさまざまな施策を打っております。
今回の「秋の味覚祭」については、「ワクワク感」や「季節感」を感じていただいて、スイーツの売り場に来ていただくような集客の要素を持って、商品を開発いただいております。
編集部:開発にあたって特にこだわった点や難しかった部分は何ですか?
前田氏:一番は季節の素材。今回であれば、サツマイモ、栗、カボチャ。この3つの素材を如何に引き立てるか」ですね。単純にその素材だけではなく、スイーツとして美味しく食べていただくことが、こだわった要素のひとつです。
編集部:サツマイモ、栗、カボチャの特徴を引き立てるために、特別な調理法や配合を工夫した部分があれば、教えてください。
前田氏:それぞれ商品ごとに異なっております。たとえば、「濃厚かぼちゃプリン」では、かぼちゃの風味をダイレクトにお客様に感じていただくために、かぼちゃのペーストの作り方にもこだわっております。一般的なペーストの作り方としては「裏ごし」と言って、ネットのようなものに原材料を押し付けて圧力でペーストにします。
今回の商品に使用しているペーストは、かぼちゃを冷凍して粉砕する製法にしました。常温で粉砕すると、熱が上がって少し風味が飛びやすくなるところを、温度を下げることで、かぼちゃの風味をより感じていただけるようなペーストに仕上げました。食物繊維も、より残るような製法となっております。
このかぼちゃのペーストにスイートとして負けないように、昨年と比較して「たまご」や「クリーム」を増やすことで、より滑らかな触感と、スイーツとしての美味しさを追及した商品となっております。
編集部:このスイーツのターゲットとする消費者層は、どのような方々ですか?
前田氏:商品ごとにターゲット層は異なりますが、このサツマイモ、栗、カボチャの商品については、女性層をメインのターゲットに置いております。
編集部:とくに思い入れがある商品はございますか?
前田氏:全部なんですけど(笑)。個人的な好みで宣伝させていただきますと、「ご褒美モンブラン」です。年間定番でモンブランは開発させていただいたんですけれども、今回はより濃厚な栗ということで今回は仕立てておりまして、そのコンセプトどおりの味わいに仕上がったかと思っています。
外側の栗の「味わい」と、洋酒のふわっと香る「香り」、あと内側にあるマロンペーストの「味わい」。食べすすめると、その変化が楽しめる商品に仕上がっております。定番商品だからこそ、これを機会に一度味わっていただきたい商品です。
編集部:本日は、ありがとうございました。
■セブン-イレブン「秋の味覚祭」
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