- 2024-6-26
- ITビジネス
- Perplexity Dmitry Shevelenko氏に聞く!Perplexityが開拓する、新しいAIの世界 はコメントを受け付けていません
シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルファームKindred Venturesは、2024年6月19日(水)に渋谷区のTRUNK HOTELにて、シリコンバレーから来日したPerplexity、Sony AI、Extropic、fal.ai、そして日本のAww、Stability AIを含む注目のAI・ITスタートアップを招き、AIにおける課題解決に向けた最先端の技術、サービス、商品について紹介するイベント「AI Wave Tokyo」を開催しました。会場にて、Perplexity Dmitry氏にPerplexityについて、お話しをうかがった。
編集部:自己紹介とサービスの紹介をお願いします。
Dmitry氏:PerplexityのDmitry Shevelenkoと申します。私は戦略、マーケティング、パートナーシップなどの業務をアメリカをはじめとする海外で行っています。
Perplexity社は2022年12月にサービスをローンチしました。当社の目的は、サーチエンジンではなくアンサーエンジンを作ることです。インターネットは30年間の歴史がありますが、これまでのインターネットではオンラインで質問をするとリンクが返ってくるだけでした。
弊社は検索の分野で新しい時代を開拓したいと考えています。オンラインで質問をすると、リンクの代わりに答えが返ってくる時代を目指しています。サーチエンジンが得意とする信頼性の高い情報を探し出す能力を活かしつつ、LLM(大規模言語モデル)の力を使用してインターネット上の情報を取りまとめ、質問への回答を実現します。
特徴としては、各ラインごとに情報源を特定し、それも情報として提供します。これは、ジャーナリストの皆さまが記事を執筆するときと同じです。読者がジャーナリストの記事を信頼するのは、情報源が明らかにされているからです。ですから、我々もオンラインで質問されたときに同様のことを実現したいと考えています。具体的には、インターネット上の情報をまとめて再構成し、回答を作成します。このとき、情報源もしっかりと提供します。
編集部:ユーザーインターフェースやエクスペリエンスの設計で重視している点は、どこにございますか?
Dmitry氏:回答を出すときに最も重要視しているのは、スピード、正確性、読みやすさの3つです。いくらスピードが速くても、回答が真実でなければ意味がありません。また、ユーザーインターフェースは読みやすさを重視しているため、非常にシンプルな設計を採用しています。
編集部:具体的な事例があれば、教えてください。
Dmitry氏:いろいろな種類の事例があります。質問をすれば、その質問に対してPerplexityが適切な回答を出してくれます。たとえば、「どのようなテレビを買えばよいですか?」「東京に着いたばかりです。おすすめのラーメン店はありますか?アメリカ人なので、辛すぎないラーメンがよいです。」などのように、シンプルな質問から複雑な質問まで、Perplexityであればあらゆる質問に答えることができます。
昨日、Forbes JAPANの記者の方に質問を受けましたが、その記者の方はPerplexityで「これからPerplexityのチーフビジネスオフィサーにインタビューするけれども、彼にどのような質問をすればよいですか?」という質問をしたところ、本当によい質問が返ってきました。そのおかげで、よい回答をすることができました。
Perplexityの素晴らしいところは、人の時間を節約できることです。正確な回答が得られるので、異なる検索による無駄な時間が発生しません。その分の時間を、好奇心をかき立てる時間に充てることができます。
編集部:これからのAIの未来について、特に注目している分野やテクノロジーについて教えてください。
Dmitry氏:マルチモダリティが非常に楽しみです。たとえば、Perplexityでは質問を話すだけで、AIが音声で回答してくれます。文字で入力する必要がありません。インターネット上に情報があれば、どんな質問にも的確に対応できます。これが我々の強みでもあります。
また、「この飲み物に合う料理を教えてください。」と写真を送れば、その写真に合う料理を教えてくれます。
編集部:今後、提供する新しい機能はございますか。
Dmitry氏:AIエージェント機能です。現在は質問をすればリンクではなく適切な回答が得られるわけですが、これからは買い物や予約も取れるようになります。何かの行動に繋げていきたいと考えております。
編集部:最後に、日本の皆さんに向けてメッセージを頂戴できますか。
Dmitry氏:Perplexityを日本で提供できることを非常に楽しみにしております。お伝えしたいことは、ただ一つです。難しい質問でもよいので、皆さんの好奇心をぜひPerplexityにぶつけてみてください。
編集部:本日は、ありがとうございました。
Perplexityはすでに日本語化が完了しており、ソフトバンクが戦略的提携を開始した。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3ブランドで、Perplexityの有料版「Perplexity Pro」を1年間無料トライアルで利用可能だ。Android OS、iOSのどちらの端末でも利用できるので、興味を持った人は、この機会にぜひ試してみよう。
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