- 2015-10-2
- デジタル家電
- DRY-AS400WGc, ドライブレコーダー, ユピテル
- 交通安全、セーフティドライブの必須アイテム!ドラレコ「DRY-AS400WGc」を試す はコメントを受け付けていません
昨今はもらい事故のように自分が原因ではない事故であることを証明したり、安全運転を心がけたりと、様々な理由でドライブレコーダーを車に取り付ける人が多いという。しかしドラレコは、どの程度有用なのか分からないという人もいるだろう。
ということでユピテルのフルHDドライブレコーダー「DRY-AS400WGc」をZIGSOWユーザーのとーさんさんがレビューしているので紹介しよう。
とーさんさんが取り付けた車は、1週間に数回、夜が明ける前から100件以上の家への配達業務に使用。配達業務がない日は、昼間に車での移動が多くあるため、配達業務での使用を中心にドラレコ活用を検証することにした。同製品に用意されているアクティブセーフティ機能は、3つともONで使用。環境は、初期設定だ。
配達時間を見ると、真夜中、夜明け、昼間、晴れ、雨 etcとさまざまな場面に出くわす、ととーさんさん。実際に撮影した画像は以下のような感じだ。
真夜中であまり街灯がない通り
長いトンネル
「バイパスにある比較的長いトンネルに入りました。出口に近づいた時、数秒だけ出口が白トビしただけで、トンネルを抜けた瞬間すぐに横の壁が映し出されたと言っても良いと思います。HDRの効果は、大きいと感じました」と、とーさんさん。
実際の利用では、暗がりでも鮮明に記録されたとのこと。ノイズはあるが「記録」としての録画では満足できる画質だそう。HDRの効果は大きく、あらゆるシーンで使えそうとは、とーさんさんのコメント。
アクティブセーフティ機能が稼働した時のアラーム音は「ピッコロン、ピッコロン、ピッコロン!」とあまり甲高くなく、優しく注意を促す音に仕上がっているという。ブザー音は全く気になる音ではなく、運転と仕事に集中できる。「相反しているようですが、瞬間的に注意を促してくれる優れモノです」と、とーさんさん。
SDカードを挿入し忘れた時は、音質が異なり、「ピッ!!ピッ!!ピッ!!」とうるさく甲高い警告音が鳴りだすそうだ。アクティブセーフティ機能が稼働した時のアラーム音とは大きく異なった音質で、煩わしくなる警告音となっている。それだけ注意を喚起してくれているとも言え、そう考えると音質に配慮がしてあり好感を持てる。
なお本製品には「PCViewer DRY」というソフトが付属しており、画像とともにどのようなルートをたどったのかマップ上で知ることができる。画像と連動して地図上を移動していくほか、記録されているルートが地図上で太い青ラインとして表示されてその上を移動するようになっている。速度メーターは、走行中の時速を指す。
このソフトについてとーさんさんは「配達先で配達したのに受け取って無いと言われる方が、極々稀に発生します。今までは、配達したとの証拠が手元にありませんでした。委託業務の形での配達ですのでお客さんと委託先との間に入り、両方から言われていました。今回、映像を確認したら 車を止めて配達中の自分の姿が記録されていました。これは証拠になります。またソフトを起動させると 地図上に車の動きが記録されています。これもまた証拠になります。これにより 不要な心配をせずに仕事に専念できそうです」と、思わぬ効能について語っている。
このほか、スタート・インフォメーション機能については「信号待ちで配達リストを確認したり考えごとをしたりして、後ろからクラクッションを鳴らされる事があります。鳴らした方も鳴らされた方も良いものではありません。『スタート・インフォメーション』機能が重宝します」とのことだ。
また、HDR機能については、かなりの効果を感じるとのこと。比較した動画をアップされているので、こちらもご紹介しておこう。使用時には「HDRあり」に固定したそうだ。
HDRなし
HDRあり
なお、とーさんさんが約1か月使用して正式な使用方法で「アクティブセーフティ」機能を活用したのは「スタート・インフォメーション」が1回だけだったとのこと。「安全運転を意識するようになったのか、それとも、DRY-AS400WGcを意識するようになったのか。どちらにせよ、結果は、『安全運転意識向上』と言う良い方向に向かっています」と、とーさんさん。
スタート・インフォメーション機能には、設置後に助けられたケースがあるという。
「暑い日が続いていて寝苦しい日の早朝のこと。仕事のスタート時間は、早朝2時ごろでいつもと変わりませんでした。いつもと違う点は、“請求書配り”と“盆休みのお知らせ配り”がありました。配送先と請求書の名前を照らし合わせて届けます。また、お知らせは 該当する相手だけに配る必要がありました。その為に少しずつ時間が遅くなってしまいました。
最後の方では、上記の事が重なって、より効率的に急ぐお客さんを配送リストから選んで順番を変えて配る事にしました。つい、信号待ちの時間を活用して行ってしまいます。この時に『スタート・インフォメーション』の音で顔を上げると前の車が発進していました。『スタート・インフォメーション』は前の車が動くとすぐに鳴るために、後ろからクラクションを鳴らされる事はありませんでした。
今回のようなことが起こるまでは、信号待ちしていて 前の車に遅れることなく発進しても警告音が鳴るので感度が強すぎると思う事がありました。しかし、今はその考えは無くなりました。“親切な機能だ”と思うようになりなりました」と、とーさんさん。このようにスタート・インフォメーション機能はかなり便利な機能であることが分かるだろう。
なお、ユピテルのWebサイトには、「ユピドラ」というユーザーが動画投稿できるサイトがあり、活発にコミュニケーションが取られている。ユーザー登録を行えば、誰でも投稿可能だ。
「ユピドラの中をうろうろと、動画を見て回るのも面白いものです。思わず、「おォォォ・・・」となったり「へェ~」と言ったりする動画に出会えます。まさに、新しい発見をみんなで楽しむためのサイトですね。面白いだけでなく 動画を見て考えるべき教訓もあります」と、とーさんさん。
ここまでDRY-AS400WGcを紹介してきたが、取り付けて約1か月半は、かなりレコーダーを意識しながら毎日ハンドルを握っていたそう。しかしそれを過ぎると強いて意識することはなくなったとのこと。
「エンジンをかけるとレコーダーが起動したことを知らせる音が鳴ります。この時に『記録しますよ』と頭の中に信号が送られます。しかし、すぐに意識としてレコーダーの存在は無くなります。運転中にブザーが鳴った時に『ああ、付いているんだ』と思い出す感じです」(とーさんさん)。
また、DRY-AS400WGcを取り付けてから、意識レベルよりも深いところで 安全運転をしているように感じたとも。
良く晴れた日に一車線の国道を走っていたところ、その日は非常に多くの車が流れるように走っている状況の中、走行した時には、取り付け当時のようによくブザーが鳴ったそうだ。この時には「流れに乗って走らなければならない状況がある」ということを改めて考えさせられ、安全運転とは、と考える機会が与えられたと、とーさんさんは述べている。
とーさんさんが中でも重宝しているのは「スタート・インフォメーション」だそうだ。「この機能がなければ、クラクション を鳴らされたかもしれないというシーンは幾つかありました。ブザーが鳴って『はっ!と』顔をあげていつも助けられています。そのために信号待ち等で後ろから鳴らされたことは一度もありません」と、とーさんさん。
安全運転を意識させるだけでなく、様々なシーンで活躍するDRY-AS400WGc。あなたの車にも、そろそろドライブレコーダーを取り付けてみることをおススメしたい。
■ユピテル Full HD ドライブレコーダー DRY-AS400WGc ~アクティブセーフティで事故の未然防止をサポート~
■ユピテル Full HD ドライブレコーダー DRY-AS400WGc 製品情報ページ
■ドライブレコーダー動画投稿サイト「ユピドラ」
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