- 2015-6-25
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- SIMフリー, スマートフォン, タブレット, ファーウェイ・ジャパン, 華為技術日本
- 華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)が格安SIMフリースマホ・新型タブレットを含む4製品を発売 はコメントを受け付けていません
以前に『最先端技術が凝縮搭載!凄すぎるファーウェイのSIMフリー端末「Ascend Mate7」』という記事で紹介したように華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は、自社の持つ最先端技術を用いて魅力的なスマートフォンをリリースするのが得意なメーカーだ。そんな同社が6月17日に発表会を開催した。発表されたのは4製品。SIMフリースマートフォン「HUAWEI P8lite」(以下、 P8lite)と、6.8インチのグローバルフラグシップモデル「HUAWEI P8max」(以下、P8max)、SIMフリータブレットの「MediaPad M2 8.0」(以下、MediaPad M2)及びウエアラブル端末の「TalkBand B2」の4製品である。
今回発表された製品のキーとなるのは、やはり「HUAWEI P8lite」だ。カラーバリエーションとしてホワイト、ブラック、ゴールド(7月中旬以降発売)の3色が用意され、価格は2万8,600円(税別)と、SIMフリースマホの中でもかなり思い切った価格設定となっている。
発表会に登壇したファーウェイ・ジャパン デバイス・プレジデント 呉 波(ゴ・ハ)氏は、同社がスマートフォン市場で世界市場3位、中国市場では1位となったことを紹介しながら、現在では端末総出荷数が1億6000万台を突破。2015年にもスマートフォンを1億台出荷するとともに、グローバルブランドトップ100を目指すと語る。
またSIMフリー市場に昨年6月に参入してから1年となる、と呉氏(昨年の記事を参照)。ここからはスマートフォン以外にも、タブレット、そしてウェアラブル端末にもラインアップを拡充すると発表。そしてプレミアムからエントリーモデルまで、製品レンジを拡大するとのこと。
さらに呉氏は、Pシリーズに搭載されているカメラの特徴として「Perfect Selfie」を挙げる。これは、いつ撮影しても完全な自分を演出してくれるカメラのこと。目の明るさ、目の大きさ、フェイスライン、肌のなめらかさ、肌の明るさの5項目について、10段階のカスタマイズが可能だ。そしてまた特徴的なのが、グループで撮影したとしても、自分の顔を自動的に認識して補正してくれるということ。これでいつでも完璧な自分を写すことができるようになっているそうだ。
続いて登壇した同社の商品企画部長である吉本晃氏からは、各ラインアップの機能面について紹介された。
■シンプルで楽しくて賢い、使えるスマートフォン
P8liteはシンプルで楽しくて賢い、使えるスマートフォンがキャッチフレーズ。洗練されたデザイン、64ビットのオクタコアというパワフルなプロセッサ、充実のカメラ機能、そしてサウンドへのこだわりが詰まったスマートフォンだ。吉本氏はこれに加えて、独自の20μメートルのブラッシング処理による高級感のあるへアライン仕上げに着目してほしいと語る。どの角度から見ても均一な光沢となるように処理されている。
またプロセッサは、HiSilicon製の1.2GHz・Kirin 620を採用。搭載されているCortex-A53コアは、同じくロック数のCortex-A7コアに比べて40%の性能アップが図られているほか、62ビット化しているため、同じアーキテクチャの32ビットCPUに比べて最大25%の性能アップとなっているとのこと。また機能面では、Android 5.0を搭載。これに加えて同社のEmotion UI 3.1により、ワンハンドでの操作を可能にしている。ほかにもWやC、M、Eといった文字を画面にジェスチャー入力すると、消灯画面でも天気やカメラ、音楽。ブラウザといったアプリが起動するようになっている。
カメラについてだが、1300万画素の裏面照射型CMOSを搭載。開口部はF2.0の明るさを持ち、ブルーガラスフィルターを入れたことで、自然な色で鮮明な写真が撮れるという。レンズ表面にはGorillaガラス 3が採用されている。低光量の撮影についても配慮されていて、マルチフレームを利用し、ノイズを押さえた適正光量で撮影可能だ。また音量減ボタンのダブルプッシュでカメラが起動。シャッターチャンスを逃すことなく、すぐに撮れるようになっている。画面正面のカメラは500万画素。開口部はF2.4の明るさで、1.4μメートルのセンサーを搭載。美しい自分撮りが可能だ。
サウンド面についても強化されており、アコースティックチャンバー構造のモバイルスピーカーを配置。机に置いても塞がらないよう、端末底面にスピーカーホールを配置している。また同社のsmart PAにより、美しく深い迫力あるサウンドが体験できるとのことだ。
■「MAX(究極)」をまとわったファブレット
P8maxは、文字通り「MAX(究極)」をまとわったファブレット。6.8インチの大画面に加えて、長時間使えるように設計されているほか、ポケットに入れても十分持ち運びが可能なサイズだ。
カメラ機能は1300万画素の画素数に加えて、RGBWの4色のイメージセンサーを搭載。ハイコントラスト時の明るさを32%アップしたほか、低光量時のカラーノイズを78%削減できたとのこと。手ぶれ補正機能も搭載しており、iPhone 6 Plusの0.6度に対して、P8maxでは1.2度の手ぶれ補正角度を持つ。このため振動を打ち消して、ぶれのない鮮明な撮影が可能で、特に低光量時の写真撮影や動画撮影に効果があるそうだ。
動画撮影についても強化されており、4つのカメラアングルを切り替えながら撮影したり、3台のスマートフォンとWi-Fiで接続して撮影が可能な「ディレクターモード」を搭載している。
バッテリーには4360mAhの大容量バッテリーを採用しており、10時間のストリーミング動画再生、60時間の音楽再生、15時間のネットサーフィンが可能。平均的なユーザーであれば2.23日のバッテリー駆動が可能であるという。
そしてP8maxにはKirin935の64ビットオクタコアCPUを採用。A53エンハンスト(4×2.2GHz)とA53(4×1.5GHz)により、ゲーム、カメラ、メール、電話といったシーンに応じたアクティベーションを図ることで、体感性能を落とさず、省電力な利用ができるようになっている。
本体だが、DX19高熱伝導性合金を含む、7層の放熱構造を採用することで、放熱効率も万全。同社が行った放熱特性のベンチマークテストでも、他社の製品に比べて5度の差が出たとのこと。これによりいつでもクールで快適な使用感を持てるような作りとなっている。
■プレミアムデザイン、インテリジェンストラッキング、シームレスコネクション
そしてウェアラブル端末であるTalkBand B2。この製品については、プレミアムデザイン、インテリジェンストラッキング、シームレスコネクションがコンセプト。ブラックとシルバー、ゴールドのカラーバリエーションが用意され、高級感のあるデザインとなっている。本体とリストバンドは脱着式で、本体はBluetoothヘッドセットとして利用可能。ゴールドモデルは、リストバンドはアルミニウム合金メタルが利用されているので、軽量で耐久性に優れ、リッチな仕上がりになっている。ブラック及びホワイトのモデルはTPUベルトを採用。抗アレルギーにも配慮されており、耐久性のある仕上がりだ。
本体にはタッチスクリーンを搭載。デジタル表示のほか、アナログライクな文字盤も再現してくれる。また加速度+ジャイロ(6軸)のモーションセンサーを備えているので、徒歩やランニング、サイクリング、階段の上り下りなど、自分の活動シーンに合わせて記録してくれる。加えて「TalkBandアルゴリズム」によって、日常の行動パターンを分析してくれるので、睡眠や起床時間の入力も不要だ。なお連続稼働時間だが、連続通話で6時間、アクティブトラッキングで5日間、スタンバーモードで12日間という長時間使用が可能だ。
■“音の匠”ハーマン・カードンの音響チューニングを採用
最後にMediaPad M2だが、このタブレットにはオーディオブランドとしては世界的に有名なハーマン・カードンの音響チューニングを採用しているのが特徴だ。「クラリファイ」という技術が採用されており、デジタル圧縮によって失われた高音域のデータを、独自のアルゴリズムで再現して再生してくれるというものだ。これに加えてファーウェイ・ジャパン独自の音響技術である「SWS 2.0」を搭載。高品質で迫力のあるサウンドが聴ける。
ディスプレイについては8インチのFHDディスプレイを採用。1000:1という高コントラスト比に加えて、周囲の明るさに合わせて輝度とコントラストを自動的に調整してくれる「Sun View」、発色をより鮮やかにする「Color Plus」、目に負担の多いブルーライトを80%カットした「Eye Care」により、長時間文字を見続けても疲れにくいようになっている。なお本体については、楽譜をイメージとしたデザインになっているとのこと。フレームの90%をメタルを使いながら、約330グラムの重さを実現した。またMediaPad M2にはKirin 930の64ビット・8コアプロセッサを搭載。アプリ動作がこれまでより70%、画像読み込みが75%、Web閲覧が100%速度アップしているとのことだ。
以上のように、高性能かつ魅力的な製品の数々を紹介した。スマートフォン参入1年にして、さらに新しいラインアップをそろえたファーウェイ・ジャパン。これからも目が離せない存在となっていくだろう。
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