アンケートの作成から回答の収集まで可能になったマクロミルの「Questant」


これまで『便利なのはアンケート作成だけじゃない!データ集計も便利な「Questant(クエスタント)」』『より便利に進化し続けるマクロミルのセルフアンケートASP「Questant(クエスタント)」』や『スマホで! PCで! 無料でセルフアンケートが作成できる「Questant(クエスタント)」』といった記事で、マクロミルのセルフアンケートASP「Questant(クエスタント)」を使ったアンケートの作成方法から、回答の集計方法まで、「Questant」がいかに便利で優れたアンケート作成&回答集計システムであるかを紹介してきた。

Questantがローンチされたのは2013年、以降、使い勝手の細かなブラッシュアップはもちろん、文字修飾やグラフ種類の増加といった新機能の追加を続け、より簡単に、よりスマートに進化を続けてきた。そうした努力の積み重ねがあって、大勢のユーザーにQuestantというサービスが広く知られるようになったと言える。

2014年3月末時点で10万アカウントを突破。

2014年3月末時点で10万アカウントを突破。

Questantのローンチ以降、様々なWebサイトでQuestantのバナー広告による広告展開、また各メディアからの取材記事や実際に使ってみた感想などが露出することでQuestantの認知度が向上。ローンチ後から2014年の3月末までで、無料登録ユーザーの数が10万人超を達成。Web上のサービスとして「よく知られた」と言っていいだけのユーザー数を獲得できた。広告だけでユーザーを増やしてきたわけではなく、実際に利用してみて「使えるサービス」であるといったことが、これだけのユーザー数を得た最大の理由だろう。

この初期登録のユーザー10万人であるが、おそらくインターネットの新サービスについて積極的に使ってみようとアプローチする層であると思われる。具体的にはQuestantをさまざまに使ってみて、その仕組みを自分の持つ知識だけで理解できる人たち、ということになる。そして、使い方さえマスターすれば、後はアンケートの回答への呼びかけ、アンケートの収集までを自分自身でセッティング可能な人たちである。Questantのシステムさえ用意すれば、あとはユーザーが回してくれるので、使い勝手の向上やユーザーからのフィードバックに対応するだけで良かった。

■10万を超え、100万人を目指すサービスへ
しかし、こうしたユーザーはこれ以上増えることはない。次に控えているのがアンケートASPを知らない人たちだ。もちろん、アンケートASPをこれまで知らなかった人々でもQuestantを使ってアンケートを作成することはできる。それだけQuestantは使い方が簡単なわけだ。しかし、アンケートを作成したのは良いが「アンケートの回答を集める」といったことができない。もしくは、「自分が求めている条件に当てはまる層へアンケートをお願いしたいが、その方法がわからない」といったことが起きる。

10万人を超え50万、100万へとユーザー数を伸ばしていくためには、アンケートの回答収集までが可能なサービスになる必要がある。そこでQuestantでは、いくつかのアンケート収集の仕組みを用意することにした。

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■国内最大のニュースサイト「Yahoo!ニュース」でアンケート回答の呼びかけが可能に
具体的にはQuestantからアンケートの回答を求めるバナーをYahoo!ニュースにある「意識調査」に有料で設置できるというサービスを開始した。国内でも莫大なPV数を誇る巨大ポータルのYahoo!ニュース内からアンケートページへ誘導することができるのだ。

これなら「アンケートを作ったのはいいが、どうやってアンケートを収集したらいいかわからない」「アンケートを作成して公開したけれど、何日経っても一向に回答が集まらない」といった不安やトラブルを気にする必要がなくなるわけだ。

気になる料金だが、アンケート1問で回答者100名までが7,800円。アンケート3問まででは9,800円。アンケート5問では11,800円と質問が2問増えると2,000円上がっていくようなイメージになる。

アンケート1問で回答者200名とすると15,800円スタートで2問増えるごとに4,000円が加算され、アンケート1問、回答者300名スタートでは23,800円スタートで2問増えるごとに6,000円が加算されるという計算だ。質問5問で回答者300名から回答を集めるとなると35,800円となる。この価格なら会社の一部署がアンケート作成から回答集計まで実施したとしても経費として落とすことができるだろう。

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■Questantの活用を広げるアプリやさらなる新サービス
Yahoo!ニュースでのアンケート回答への誘導以外にもQuestantの活用の幅を広げることができるアプリや新サービス(予定)がある。

まずはセールスフォース・ドットコムが運営する「AppExchange」にQuestantアプリがリリースされることが決まっている。すでに同社のプラットフォームを利用して管理している顧客に対しQuestantを使ったアンケートを配信し回答を集めることができるようになる。これはQuestantの米国進出の足がかりという意味も含まれる。

■国内最大級のインターネットリサーチ用パネル「Japan Cloud Panel」とも連携
国内で約130万人という大規模ユーザーを抱える「Japan Cloud Panel」との連携サービスも間もなく開始される。先ほど100万人を目指すサービスと書いたが、まさにそれを地で行くのがこの連携だと言える。10万~50万程度ではなく、100万人超ではどういったことが起きるのかを、この連携で洗い出すことができるだろう。

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そして、いままでそうだったように、運用しながら見つかった問題を素早く解決し、さらに便利なサービスへとQuestantは進化するだろう。

すでに登録しているユーザーは大いなる期待を込めて、今後もQuestantを利用し続けて欲しい。また、アンケートの作成から回答の集計までを一貫して行いたいという人がいれば、まずはQuestantを使ってみてもらいたい。

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