ノートPCがスパコン並みの性能でAIエージェントを動かす時代へ!NVIDIAと6社が「RTX Spark」搭載機を披露

  • 2026-11-2
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NVIDIAは2026年11月2日(月)、都内 コモレ四谷タワーコンファレンスで、報道関係者向けに「NVIDIA RTX Spark メディア技術説明会&ハンズオンデモ・パートナー製品ショーケース」を開催した。オープニングセレモニーにはNVIDIA日本代表 兼 米国本社副社長の大崎真孝氏と、パートナー6社の代表が登壇。会場にはAIを手元で動かせるPC製品が並び、レノボ・ジャパンはRTX Spark搭載ノートパソコン「Yoga Pro 9n」の国内販売を同日から始めると案内した。

■AIを手元で動かせると、PCの役割はどう変わるのか
NVIDIAの大崎氏はRTX Sparkのチップを示し、少し前なら会場に入りきらないほどのスーパーコンピューターが担っていた計算を、今ではノートPCで実行できると説明した。NVIDIAによると、このスーパーチップはGrace CPUとBlackwell RTX GPUを統合し、両者が最大128GBのメモリを共有する。4ビット浮動小数点(FP4)のAI演算性能は最大1ペタフロップス。1秒間に1000兆回の演算に相当する。

大崎氏が挙げたのは、研究者や技術者、学生が外部にデータを送らず、自分のPCでAIを動かす使い方だ。同じPCが、デザインやシミュレーションの環境になり、ゲーマーには最新のタイトルを楽しむ一台になる。こうした使い方を日本で広げるには、搭載機を手がける各社の力が欠かせないと語った。

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〇映像や3Dの制作に向けた「ProArt」を14型と16型で展開 - ASUS JAPAN
ASUS JAPAN株式会社 システムビジネスグループ コンシューマ事業本部 統括部長のDavid Chu氏は、先端技術をユーザーに届けるため、NVIDIAとの連携を深め、RTX Spark搭載製品を増やしていく考えを示した。

同社はクリエイター向けの14型「ProArt P14」と16型「ProArt P16」を10月23日から国内で順次発売。映像編集や3Dレンダリングに使えるPCで、生成AIを活用できる。

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〇「XPS 16 Creator Edition」に続く搭載機にも意欲 - デル・テクノロジーズ
デル・テクノロジーズ株式会社 執行役員 コンシューマー&Eコマース営業統括本部 統括本部長の文英梅氏は、一人ひとりに合わせてAIを使う「AIのパーソナル化」は、まだ始まったばかりだと語った。

同社は10月28日にクリエイター向けの16型ノートPC「XPS 16 Creator Edition」を国内で発売。文氏は今後も搭載機種を増やし、暮らしの中でAIを使う人の裾野を広げたいと述べた。

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〇「OmniBook Ultra」で重視した放熱と携帯性 - 日本HP
株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 事業本部長の柳澤真吾氏は、開発者や起業家に会うと、ローカルでAIを動かすPCを早く発売してほしい、今すぐにでも欲しいという声が返ってくると話した。

「HP OmniBook Ultra 16 AI PC」で同氏がまず挙げたのは、チップの熱をどう逃がすかだ。薄い筐体でも性能を引き出せるよう放熱を重視し、日本のユーザーが持ち運びやすいことにも気を配ったという。各社の製品を通じて、ローカルAIを使う人を増やしたいと語った。

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〇「Yoga Pro 9n」が国内発売、利用者の意図をくむAIへ - レノボ・ジャパン
レノボ・ジャパン合同会社 執行役員常務のTony Lee氏は、AIへの頼み方が変わるとみる。質問への回答や情報収集に加え、これからは利用者が何をしたいのかをAIがくみ取り、目的に応じた作業を手助けする。そのための計算能力を手元にもたらすのがRTX Sparkだと説明した。

Lee氏は「IFA 2026」で披露した15型の「Yoga Pro 9n」と16型の「Yoga 9n 2-in-1」を紹介。AI開発者やクリエイターから一般ユーザーまでを対象にした2機種のうち、「Yoga Pro 9n」はセレモニー当日の11月2日に国内販売を開始したと述べた。

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〇初代Surfaceから「Surface Laptop Ultra」へ - 日本マイクロソフト
日本マイクロソフト 業務執行役員 コンシューマチャネル事業部 Surface 戦略本部長の當野喬之氏は、NVIDIAとの協業を初代Surfaceまでさかのぼって語った。2012年に米国、翌2013年に日本で発売した「Surface RT」は、NVIDIAの「Tegra 3」を搭載した。画面に指で触れるタブレットの操作性と、キーボードで仕事を進めるPCの利点を、持ち歩ける一台に収める試みだったという。

それから十数年を経て、RTX Sparkを搭載したのが「Surface Laptop Ultra」だ。當野氏は、AIを転機に、PCには使う人の生産性や創造性を引き上げる役割が期待されていると指摘。ものを作る人たちにその力を届けるため、両社の協業をさらに発展させたいと語った。

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〇仕事や日常にAIを持ち込める2-in-1 - エムエスアイコンピュータージャパン
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 社長のRicky Chiang氏は、RTX Sparkの発売を、AIを身近にする大きな一歩と位置付けた。仕事や日常生活でAIを使う場面が増えていくとみており、NVIDIAとともに新技術を多くのユーザーに届けたいという。同社の搭載機「Prestige N16 Flip AI+ C1XM」は、16型の画面を360度回転させるとタブレットとしても使える。

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■公開前の映像を、手元のAIと編集する
ハンズオンデモツアーでは、NVIDIA RTX Sparkを搭載したノートPCで、AIを活用したデモンストレーションを体験した。筆者が特に注目したのは、AIエージェント「Hermes Agent」が動画編集ソフト「DaVinci Resolve」で編集作業を補助するデモだ。

手間のかかる動画編集の一部をAIに任せられる点は、人間の作業時間を短縮し、疲労を減らせられる。RTX Sparkの登場により、本格的なAI時代が到来したと言っても過言でないだろう。

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