会話をリアルタイムで認識・翻訳!Ubestream Inc.の音声認識・翻訳サービス「AIspeakin」

  • 2026-7-17
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台湾のUbestream Inc.が「TAIWAN EXPO JAPAN 2026」で展示していた「AIspeakin」は、AIを活用した多言語対応の音声認識・翻訳サービスだ。リアルタイムと非リアルタイムの両方に対応し、音声の文字起こし、翻訳、音訳などを実行できる。対応する言語は、中国語、英語、日本語、韓国語に加え、東南アジア諸国やインド、アラブ地域、欧州の言語など多岐にわたる。対応言語が使用されている地域を合計すると、世界人口の80%以上をカバーする。

国際会議や商談、講演、教育現場など、複数の言語が飛び交う場面において、コミュニケーションを支援するサービスとして注目だ。

■文字起こしだけでなく翻訳と音訳を同時処理
AIspeakinの特徴は、音声をテキストに変換するだけではなく、多言語へのリアルタイム翻訳や音訳を同時に処理できる点だ。

サービスには、AIによる字幕生成、会議や会話の文字起こしと要約、テキストから音声を生成する音声合成などの機能も用意されている。Ubestreamによると、多言語サービスプラットフォームとして90%を超える精度を実現しているという。

会議の内容を記録し、翻訳したうえで要点をまとめる一連の作業をAIで効率化できることから、企業の議事録作成や海外拠点との情報共有にも適している。

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■台湾で独自開発、データ保護にも配慮
AIspeakinのエンジンは、Ubestreamが独自に開発したものだ。AIサーバーも台湾に設置されており、同社はAIspeakinを台湾の「ソブリンAI」と位置付けている。

ソブリンAIとは、国や地域が自ら管理できるインフラやデータ、技術を使って構築・運用するAIを指す。AIspeakinでは、利用者の音声やテキストデータが海外のサーバーに送信されることを避けられる。

一般公開されているAIサービスに入力したデータが、学習などに利用される可能性を懸念する企業も少なくない。機密情報を含む会議や業務上の会話を扱う場合、データの保存場所や管理体制はサービス選定の重要な基準となる。

音声認識や翻訳の性能だけでなく、データ主権やプライバシー保護を重視している点も、AIspeakinの特徴だ。

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■音声AIで企業や社会のデジタル変革を支援
Ubestreamは、自然言語処理(NLP)、自然言語理解(NLU)、音声認識(ASR)、音声合成(TTS)などのエンジン開発に取り組む台湾企業だ。音声AIを活用し、非接触かつハンズフリーで利用できるデジタル変革ソリューションを提供している。

同社の技術はクラウドだけでなく、エッジ端末や半導体、メタバース、AIoTなどへの展開も想定されている。音声を認識するだけではなく、その意味まで理解できる多言語対応の音声AIを、幅広い環境へ組み込む方針だ。

AIspeakinはオンラインで利用できるサービスとして提供されており、字幕作成や議事録作成、翻訳、要約、音声合成といった作業を一つのプラットフォーム上で支援する。言語を扱う業務の負担を減らし、利用者の利便性と生産性を高めることを目指している。

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グローバル化が進む一方で、言語の違いは依然として企業活動の大きな壁だ。AIspeakinは、音声認識から翻訳、要約までを一貫して支援することで、その壁を低くする可能性を持つ。台湾国内で開発・運用するソブリンAIという特徴も、機密性を重視する企業にとって注目すべきポイントだ。音声AIが単なる文字起こしツールから、国境を越えたコミュニケーション基盤へ進化していることを感じさせるサービスだ。

Ubestream Inc.

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