Wordには、クリップアートと呼ばれるちょっとしたイラストを入れることができる。こういったイラストを、文章の見出し部分など、注目させたい部分に使うと効果的。しかし、文章中にいくつも出てくる場合、いちいちコピーして使うのは面倒だ。こういう場合は、置換の機能を利用しよう。
■知っ得No.547 文字をイラストに置換する
文章を作成する際、イラストに置換したい部分には、あらかじめある決まった文字を入れておく。たとえば「＃」など、通常の文章部分では使用しない文字を利用しよう。
最初の「＃」を削除し、［挿入］タブの［クリップアート］をクリックして、クリップアートを挿入したら、サイズを調整する。この状態で［ホーム］タブの［コピー］をクリックして、コピーする（画面1）。
 |
| 画面1 最初の部分にクリップアートを挿入し、コピーしておく。 |
［ホーム］タブの［置換］をクリックし、［検索と置換］ダイアログボックスの［検索する文字列］に「＃」を、［置換後の文字列］に「^c」と入力し、［すべて置換］をクリックする（画面2）。
|
| 画面2 ［ホーム］タブ－［置換］で、［検索する文字列］を「＃」、［置換後の文字列］を「^c」に設定して置換を実行する。 |
文章中の「＃」がすべて先ほどコピーしたクリップアートに置換された（画面3）。
|
| 画面3 「＃」がすべてクリップアートに置換された。 |
実は、［置換後の文字列］に入力した「^c」は、クリップボードの内容を表している。つまり、指定した文字列を、クリップボードの内容（ここでは直前にコピーしたクリップアート）に置換したというわけだ。
置換は文字列と文字列でしか使えないと思われがちだが、こんな使い方もある。頭に入れておくといいだろう。
編集部：池田利夫＋岡本奈知子（ジャムハウス）
制作編集：エヌプラス
Copyright 2013 LINE Corp. All rights reserved.
■PC便利技が満載！「知っ得！虎の巻」ブログ
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook
■「知っ得！虎の巻」の記事をもっとみる
・iPhone／iPadで見たWebページの履歴を残さない方法（iOS7版）
・Excelで設定されたふりがなをリストから再選択する
・Excelファイルを開くだけでデータを自動更新するワザ
・Facebookのグループで過去の投稿を探し出す
代表取締役・ITライフハック代表
ITライフハック編集長・ライター
ITライフハック副編集長・ライター
