豪華な皿鉢料理やお座敷遊びを体験!高知県「おきゃく文化」メディア向け体験取材会

  • 2025-12-23
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高知県は、同県独自の宴席文化“おきゃく”を東京で体験できる「おきゃく文化体験プラン」を「土佐清水ワールド新橋店」にて開催中だ。期間は2025年12月31日(水)まで。『高知県「おきゃく文化」メディア向け体験取材会』では、おきゃく文化を代表する豪華な皿鉢料理やお座敷遊び「可杯」「菊の花」を体験することができた。

■「おきゃく文化」は自然に交流を深める場
年末が近づき、忘年会の話題も上がる季節となったが、全国的に忘・新年会をはじめとする企業の飲み会は減少傾向にある。背景には、社員や企業の飲み会に対する意識の変化に加え、リモートワークやオンライン会議の普及があるとされる。実施しない理由としては、「開催ニーズが高くない」「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」といった声が多く、飲み会そのものを敬遠する人が増えているのが実情である。

その一方で、全国的な飲み会離れの流れとは対照的に、高知県は忘・新年会の開催率が全国トップクラスを維持している。そこには、“酒国・土佐”と称される高知県ならではの宴席文化が深く関係している。

高知県では、宴会のことを「おきゃく」と呼ぶ。おきゃくは単なる飲み会ではなく、大皿にごちそうを盛りつけた皿鉢(さわち)料理を囲み、親類や友人、近所の人々など、老若男女が同じ席につき、料理や酒を酌み交わしながら自然に交流を深める場である。

そこには上下関係や立場を超えた一体感があり、“人との距離が縮まる場”として地域に根付いてきた。また、可杯(べくはい)や菊の花といった土佐独特のお座敷遊びも、おきゃく文化を象徴する要素であり、宴席に笑いと連帯感を生み出してきた。

全国で飲み会が「負担」や「業務の延長」と捉えられがちな中、高知県ではおきゃくが「人と人を結ぶ文化」として今なお親しまれている点が特徴である。

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■体験型観光としての「おきゃく文化体験プラン」
高知県は、独自の宴席文化を観光資源として発信するため、「おきゃく文化体験プラン」を企画した。これは、観光を単なる消費行動ではなく、文化への参加体験へと昇華させる試みだ。

メディア向け体験取材会では、土佐の「おきゃく」2026実行委員長「土佐かつお」さんが登場。「可杯(べくはい)」「菊の花」を実際に体験してみせた。

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土佐の「おきゃく」2026実行委員長「土佐かつお」さん


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〇皿鉢料理(さわちりょうり)
大皿に、海の幸や山の幸、デザートまで彩りよく盛り付け、全員で1つの皿を囲んで楽しむ。オープンマインドなおきゃく文化を象徴する皿鉢料理は、宴を一気に華やかにする。

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〇可杯(べくはい)
飲み切るまで置けない仕掛けがあるお座敷遊びで定番の盃。酌み交わしを通じて、初対面でも自然と交流が生まれ、一気に宴会を盛り上げる“おきゃくの名物”だ。

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〇菊の花
ひっくり返された人数分の盃から、菊の花が入った盃をあてるお座敷遊びです。菊の花をあてた人はひっくり返った盃分のお酒が飲めるという、酒国らしい遊びとして親しまれている。

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※画像はイメージ。プラン内容が変更となる可能性がある。

<おきゃく文化体験プラン>
期間:2025年12月9日(火)~12月31日(水)
場所:土佐清水ワールド新橋店(東京都港区新橋2丁目12-8 GEMS新橋2階)

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本プランは2025年12月9日から12月30日までの期間限定で実施され、7,500円(税込)、ネット予約限定となる。会場は東京・新橋にある高知ゆかりの飲食拠点「土佐清水ワールド 新橋店」。高知の食と酒、そしておきゃくの精神を首都圏で体験できる内容となっている。興味を持った人は、同店に足を運んでみては如何だろうか。

高知県

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