- 2025-10-27
- ITビジネス
- デザインコンセプトカー「INSTEROID」日本初公開!「INSTEROID Night by Hyundai」を開催 はコメントを受け付けていません
Hyundai Mobility Japan株式会社は、10月22日(水)、東京・Terada E Hallにてデザインコンセプトカー「INSTEROID(インスタロイド)」の日本初公開イベント「INSTEROID Night by Hyundai」を開催した。当日は、メディア関係者やインフルエンサー、クリエイターなど約150名が来場。イベントでは、同社代表取締役社長の七五三木敏幸氏と、Hyundai Motor Group Hyundai Design Center長のサイモン・ロスビー氏が登壇し、「INSTEROID」の発表を行った。
■韓国に続いて、日本で初公開のデザインコンセプトカー「INSTEROID」
冒頭、七五三木氏は来場者を「本イベントを共に盛り上げる“BOOSTER”の皆さま」と紹介し、感謝の意を表した。そのうえで、「本日の主役は、Hyundaiが提案する新たなデザインコンセプトカー『INSTEROID』と、それを受け止めてくださる皆さまです」と語り、イベントの趣旨を説明した。
続いて七五三木氏は、「INSTEROID」のベースモデルとなるEV「INSTER」について振り返り、今年4月の日本導入以降、販売が好調であることを報告。「お客様からはデザイン性や実用性の両面で高い評価をいただいている」と述べ、特に「“かっこよくてかわいい”と評される独自のデザイン」「コンパクトながら高い積載性」「航続距離477kmという実用性能」の3点を評価ポイントとして挙げた。
また、「INSTERは2024年のワールドカーアワードで“World Electric Vehicle”賞を受賞した」と紹介し、国際的にも高く評価されていることを伝えた。
今回発表された「INSTEROID」は、「INSTER」のデザイン表現をさらに強化したモデルである。その名称について七五三木氏は、「INSTERに“強化”を意味する“ステロイド”を掛け合わせた造語」と説明し、「テクノロジーとデザインの可能性を増幅させた象徴」と位置づけた。
さらに、「INSTEROID」を世界で2番目に日本で公開した理由について、「日本は車に対する審美眼が非常に高く、厳しく評価される市場」と述べ、「だからこそ、Hyundaiの本気を最初に届けたい国だった」と語った。
七五三木氏は続けて、「日本のユーザーは合理性だけでなく、プロダクトの“感情価値”も重視する。この車にはエンジニアとデザイナーの魂が込められている。それを日本の皆様に感じていただきたい」と力を込めた。
プレゼンの終盤では、「INSTEROIDのデザインを統括した人物を紹介したい」とし、Hyundai Motor Groupのサイモン・ロスビー氏をステージへ招いた。
■サイモン・ロスビー氏が語る、未来のモビリティが魅せる“キャラクター”と“音”
サイモン・ロスビー氏は、新たなデザインコンセプトカー「INSTEROID(インスタロイド)」に込められた思想やデザインコンセプトについて紹介した。
ロスビー氏は、「INSTEROIDは、単なる車ではなく“キャラクター”を持つ存在です」と語り、音や光で人に語りかけ、まるでスマイルを浮かべるように反応する車であることを示した。
外観デザインは、流体的なフォルムと機能美を融合させた造形が特徴で、ブレーキやスポイラーといった細部にまでこだわりが見られる。
ロスビー氏は「フロントの造形には機能的な流体デザインを採用し、見る角度によって異なる表情を見せます」と語った。
また、横からのシルエットは力強さとしなやかさを兼ね備え、ボディの一部をあえてオリジナルラインより外に張り出すことで、独創的な印象を生み出している。
内装デザインも未来的で、まるでガラスや手作りのオブジェのような質感を実現している。
さらに、リア部分には大型のスポイラーを装備しており、既存の規格を超える大胆なサイズ感が特徴となっている。
また、トランク部分には統合型ビートボックスサウンドシステムを搭載。プレゼンテーションでは、そのビートボックスのリズムに合わせた演出が行われ、会場を盛り上げた。
プレゼンテーションの締めくくりに、ロスビー氏は「この車には、私たちデザインチームの魂が反映されています。作って壊して、また作り直す。そうしたデザイン設計のプロセスを楽しんでいただければと思います」と語った。
「INSTEROID」は、ゲームやデジタルカルチャーの世界観を現実のモビリティに落とし込んだモデルである。その近未来的なデザインと高い表現力は、見る者に強いインパクトを与えた。
今回のイベント「INSTEROID Night by Hyundai」は、Hyundaiが提案するデザインとテクノロジーの新たな可能性を象徴する場となった。「INSTEROID」は、単なるEVの進化形ではなく、感情を持つ“キャラクター”としてのモビリティを目指した挑戦的なモデルである。流体的な造形美と独創的なデザイン、そして音や光による表現が融合し、車という枠を超えた存在感を放っていた。Hyundaiが語る「感情価値」を重視したデザイン哲学は、日本のユーザーの心にも響くに違いない。今後の展開に、さらなる期待が高まる。
テクニカルライター 後藤 響平
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代表取締役・ITライフハック代表
ITライフハック編集長・ライター
ITライフハック副編集長・ライター
