- 2025-9-22
- ITビジネス
- 革新的なパーソナルモビリティ事業を展開!WHILL株式会社 代表取締役社長 CEO 杉江 理氏にインタビュー【日本スタートアップ大賞2025】 はコメントを受け付けていません
WHILL株式会社は、パーソナルモビリティ(近距離移動のための乗り物)の開発・販売を行う日本発のスタートアップである。2012年に創業し、従来の「車いす」のイメージを刷新するスタイリッシュで機能的なモビリティデバイスを世に送り出してきた。本社は日本(東京)に加え、米国(シリコンバレー)や台湾にも拠点を持ち、グローバル展開を積極的に進めている。日本スタートアップ大賞2025では、優秀賞を受賞した。同社 代表取締役社長 CEO 杉江 理氏に受賞について感想と今後の成長戦略をうかがった。
■すべての人の移動を楽しくスマートにしたい
杉江氏は冒頭、「率直に嬉しい」と喜びを表したうえで、「責任感を持ち、本賞にふさわしい企業として事業を世界へ広げていきたい」と抱負を述べた。また、今回の受賞がもたらす効果については「PR 効果によって多くの人の目に触れ、採用活動や事業拡大の追い風になる」と強調した。
今後の方向性について問われると、杉江氏は「誰もが移動に困らない世界を作りたい」と語り、日常の移動を快適で楽しい体験へと変えるビジョンを掲げた。差別化の要素については「ハードウェアとソフトウェア、サービスを融合させた付加価値の創出」にあると説明。単なる製品提供にとどまらず、ソリューション全体で市場にアプローチしていく考えを示した。
高齢化社会や都市インフラへの影響については、「利用が広がるほど、交通機関や施設のバリアに向き合う必要が出てくる」と指摘。電車やバス、空港などでの連携を通じて、より多くの人がスムーズに移動できる社会基盤を形成していきたいとした。実際に、バス・タクシー会社との協業や、空港施設でのインフラ連携に取り組んでいる事例もある。
同社の顧客の約8割は海外市場に存在し、とくに北米では7割のシェアを占める。杉江氏は「高齢化は日本が直面する最も大きな課題であり、その解決策は世界にも役立つ」と強調。課題先進国で培ったノウハウを活かし、グローバル市場でもリーダーシップを発揮する構えを見せた。
インタビューの最後に杉江氏は、「創業当初からの理念は『すべての人の移動を楽しくスマートにする』こと。日本だけでなく世界中で誰もがスムーズに移動できる社会を実現していきたい」と力強く語った。
■「日本スタートアップ大賞2025」の表彰式を行いました - 経済産業省
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