サイズやバリエーションが豊富なASUS製スマートフォン & タブレット【デジ通】


ASUSがラスベガスで開催されたCESにおいて、WindowsとAndroidをいつでも切り替えられる4-in-1パソコンのTransformer Book Duetを発表したことはすでにお伝えしたと思うが、それ以外にも「Zenfone」といったスマートフォンを発表している。このZenfoneはCPUにインテルのAtomを搭載し、価格が99ドル(約1万円)からと安価ながら性能の高いAndroid端末となっている。

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Zenfoneは液晶サイズごとに4インチ、5インチ、6インチの計3モデルが用意される。CPUはの「Clover Trail+」ことインテルAtom Z2500シリーズを採用。インテルはスマートフォン向けの最新CPU「Merrifield」を2014年中に投入する予定だ。しかし、ASUSでは今回採用されたCPUも競合製品と比較しパフォーマンスが高いことをアピールしている。

高パフォーマンスにもかかわらず価格が4インチで99ドル(約1万円)、5インチで149ドル(約1万5千円)、6インチで199ドル(約2万円)と競合製品と比べて安価な価格設定を特徴としている。

このスマートフォン3製品に加え、スマートフォンを合体できるタブレットのPadFoneの7インチ液晶モデル「PadFone mini」も提供される。こちらは価格は249ドル(約2万5千円)。そしてPadFoneの新モデル「PadFone X」も発表されている。

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Zenfoneそれぞれのモデルは、画面サイズが違うだけではなく、5インチモデルは手袋をしていても反応するタッチパネル搭載だったり、6インチモデルは一般的なペンでも入力可能なディスプレイとカメラ機能に特徴があったりと性格を変えている点もポイントだ。最近のスマートフォンは4インチから6インチ程度まで、サイズのバリエーションが増えているが、機能は多少異なる程度だが、Zenfoneは同一ブランドで、自分の好きなサイズだけでなく機能まで選べる点がうれしいところだろう。

海外ではiPhoneシリーズ以上にAndroidスマートフォンが人気なのは、1万円から2万円半ばで購入できる手ごろな端末が豊富なことが最大の理由だろう。スマートフォンの価格は、キャリアの戦略やその国の経済によって大きく異なるが、iPhoneは価格がずば抜けて高く、Androidは高い端末から激安端末までがそろっているという大きな違いがある。iPhone 5cでその差を埋めようとしたが、どうもうまく行ってないように思える。

Android端末で性能や機能が優れる端末はiPhoneと同レベルの価格帯になっている。その一方で、低価格な製品はパフォーマンスは低いのが一般的だった。しかし、今回の製品はASUSが主張するようにAtomのパフォーマンスのおかげで体感速度は悪くない。さらに、ASUS独自のUI「ZenUI」を搭載することで使い勝手面でも従来の低価格端末とは一線を画す製品になっているといえるだろう。

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日本でZenfoneの全モデルが販売されるかはわからない。しかし、テクノロジーの進化によって低価格端末であっても、ハードウェアに加えて、ソフトウェア面でも高品質な端末がそろいつつある。こうした点は歓迎すべきだしAndroidスマートフォンのバリエーションがさらに豊富になっていくことでさらなる進化も望めるよい傾向であると言えるだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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