レノボが鎌倉の由比ヶ浜に海の家「レノボ・ハウス ビーチマルシェ」を、2014年8月31日までオープンしている。南フランス風ビーチハウスがコンセプトとなっているのは鎌倉がフランスのニースと姉妹都市のためだ。レノボが仕掛けた海の家ということで、タブレットを活用した新しい形の海の家となっている。ということで実際に見てきたので紹介したい。
NECレノボ・ジャパングループでは、タブレットの普及に向けた各種施策を実行中だ。その中の1つに、若者向けの各種施策がある。冬にはスノーボード、春にDJイベントでスポンサーになり、若者向けにタブレットを訴求している。海の家もその一環ということになる。
近年の海の家は、企業が自社商品の宣伝目的で進出することが多くなっており、レノボも若者向けに自社製品であるタブレットを普及させる目的として海の家をオープンした。場所はJRの鎌倉駅から歩いて20分ほど、江ノ電の場合は由比ヶ浜駅から5分ほどの由比ヶ浜の中央付近だ。
この海の家では、一般の海の家と同様にパラソルの貸し出しがあり、ヨガ、夏休み自由研究、アコースティックライブといった各種イベントも行われる。
いわゆるベタな海の家では、料理ではいい思い出がない人も多いかもしれないが、最近の海の家は料理にも力を入れている。このレノボの海の家は、南フランス風ということもあり、料理研究家のYoko Komiyamaさんが監修したニースやヨーロッパ風の料理が提供される。
見た目はピザ風だがフランス料理のタルトフランベや、イタリアのローマ発祥のかき氷風のグラッタケッカといった珍しい料理を海の家で味わえる。もちろん、味も一般のレストラン並みだ。
ここでの料理の注文は、レノボの「YOGA TABLET」を使用する。各テーブルにYOGA TABLETが用意され、タブレット経由での食事オーダーや、インターネットを利用する事が出来る。自分のスマートフォンへのUSB充電も可能。注文自体はクラウド技術を使っており、厨房でもYOGA TABLETを利用し、最新技術を活用した海の家となっている。
レノボの製品関連ではYOGA TABLET以外に、日本でも今後発表予定のテーブル型PCのLenovo Horizon 2も置かれ、実機の操作感を試すことが出来る。ここでのユーザーの意見を広く聞き、製品開発に生かしていく。取材当日は晴天ということもあり、パラソルの下に置かれたタブレット画面の視認性は良くなかったのが気になった。これはYOGA TABLETだけではなく、他のスマートフォンやタブレットにも言えることで、タブレットを普及させるには真夏の海岸という過酷な環境での経験も活かせそうだ。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
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