- 2018-8-29
- カルチャー
- 不定期連載“彼女と鉄道”トロッコ列車を乗りにわたらせ渓谷鐵道まで行ってきた はコメントを受け付けていません
不定期連載“彼女と鉄道”。彼女と一緒に鉄道へ乗りに行くならどこに行くのか、またどのようなことで楽しんでもらえればよいのかを考える連載です。今回訪問したのは、群馬県の桐生駅から栃木県の間藤駅までを走る、わたらせ渓谷鐵道です。
わたらせ渓谷鐵道は渡良瀬川に沿って走る鉄道で、渓谷が美しいところです。秋になると紅葉で賑わったりします。
わたらせ渓谷鐵道の特徴の1つとしてあるのが、トロッコ列車を運行していること。ディーゼルカー2両編成の「トロッコわっしー号」と、4両編成の客車をディーゼル機関車が引っぱる「トロッコわたらせ渓谷号」の2タイプが運行されています。今回乗るのは「トロッコわたらせ渓谷号」の方です。
東京からわたらせ渓谷鐵道へ乗りに行くには、東武鉄道を使います。浅草から伊勢崎線方面に走っている特急「りょうもう」に乗るのが一般的と言えるでしょう。トロッコわたらせ渓谷3号は10時54分に大間々駅を出発します。これに間に合うよう、8時52分北千住駅発のりょうもう号に乗り込みました。
そしてゆられること1時間40分。わたらせ渓谷鐵道と東武伊勢崎線が接している相老駅に到着です。相老駅からはトロッコわたらせ渓谷号に連絡するディーゼルカーに乗り込みました。
車内で乗車券とトロッコ列車の整理券を購入します。なお、トロッコ列車の整理券を購入できるのは、あらかじめ電話予約していた場合だけなので注意しましょう。乗車券は珍しく、紙に書かれている駅名にパンチを入れて行くタイプ。「へー、珍しい~!」と彼女。確かに最近ではほとんど見かけなくなりましたね。このタイプ。「ぴっ」が普通ですからね。いまや。
そして大間々駅を定刻通りにトロッコ列車は発車しました。これから1時間半かけて足尾駅までの旅となります。朝も早かったので何となくおなかがすきましたね。ちょっと早いですがお弁当にしましょう。トロッコ弁当を食べることにします。地元産のマイタケがふんだんに使われています。マイタケの混ぜご飯、マイタケの天ぷらも。いろいろな種類のおかずが入ってお茶とセットで1030円なり。車内でも若干数は販売されますが、あらかじめ電話予約をしておけば、確実に列車で手に入ります。
トロッコ列車は途中水沼、神戸と停車。神戸を発車してからしばらくすると草木トンネルに入ります。このトンネルはわたらせ渓谷鐵道で一番長いトンネルで、全長が5242メートル。この長い時間を利用して、天井にイルミネーションがともります。青いLEDを中心としたイルミネーション。中には流星のように流れるものもあります。「すごくきれい!」と写真を撮る彼女。インスタに載せるのかな?
そして12時27分に、終点の足尾駅に到着しました。しかしまだお昼を過ぎたばっかりですね。「これからどうするの?」。そこはそれ、ちゃんと考えてるんですよ。今度はバスで日光に向かいましょう。
日光では、彼女がまだ行ったことがないというので、日光東照宮に行きましたよ。途中まで天気がよかったのに、なんだか雨模様になってしまいました。ちょっと残念です。東照宮では有名な三猿や眠り猫を鑑賞。意外と小さいんですよね。これ。記念に写真を撮りまくる彼女。陽明門のきらびやかな姿にはちょっと驚いていました。しかし観光客が多いですね。訪ねたのがお盆休み初日ということもあったからでしょうか。
帰りは東武日光駅から出発です。16時23分発の「リバティけごん」に乗ることにします。特急リバティは2017年に登場した新しいタイプの500系電車です。分割運転ができるようになっており、浅草-会津田島間を走る「リバティ会津」と下今市で連結して浅草に向かいます。
帰りのリバティけごんの中では、東武日光駅でゲットした地ビールをいただくことにしました。今日も楽しかったですね。
さて次は、どこに行きましょうか。
(モデル:水林香澄)
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マイクロエース(MICRO ACE)
2012-04-29