両親に感謝の気持ちをあらわす記念日は「母の日」を挙げる人が最多(マクロミル調べ)

  • 2018-4-13
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マクロミルは、2018年5月13日(日)の母の日を前に、全国の20~69歳の男女1,000名を対象に、母親にやりたいと思っていることや、母親が子供に期待することなどを調査した。

【1】 両親への感謝を表す日はいつ?「母の日、父の日」「親の誕生日」と共に意外と多かったのが「正月」

普段、どのくらいの方が両親へ感謝の気持ちを伝えているのだろうか?「母の日」について尋ねる前に、両親への感謝の気持ちをあらわすために大切にしている記念日・シーズンについて、 全国の20~60代男女1,000名に質問した。

最も多かったのは「母の日」で49%、 2番目に多かったのが「母の誕生日」で40%。次いで「父の日」35%、「父の誕生日」29%と続く。父親関連の記念日は、母親関連の記念日と比べると若干低めの結果だった。世の中のお父さんはお母さんに比べてないがしろにされているのか、はたまた、そうではなく「お母さんの記念日を、お父さんも一緒に祝う」という習慣の家庭が一定数いるのか、今回の調査結果からはその要因はわからないものの、世の中では、父親よりも母親関連の記念日の方が大切にされているという事実が浮き彫りになった。

また、「両親に対しての感謝をあらわす」日として意外に多かったのが、「正月」。 29%の方が挙げていた。実家を離れている子供にとって、正月の帰省が「感謝をあらわす日」という考え方もあるのかもしれない。

いずれにせよ、両親への感謝の気持ちをあらわすのに最も活用されているのは、 1年の中でも「母の日」であることが本調査結果から明らかとなった。

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【2】 母の日に「プレゼントを贈りたい」は6割。人気の贈り物は、 1位が「花」で5割、 2位は「お菓子、スイーツ」4割

母親(義母を含む)がいる方(797名)に、「今年(2018年)の母の日に、母親(義母を含む)にしたいこと」を尋ねたところ、ダントツで多かったのは「プレゼントを贈りたい」62%だった。毎年プレゼントを贈っているという人は、「今年は何にしよう…」とそろそろ迷っているタイミングでだろうか。次いで多かったのは「感謝の言葉を伝えたい」25%、「食事会をしたい」20%だった。

10%未満の回答では「意識して一緒に過ごす時間を増やしたい」9%、「意識して会話を増やしたい」「家事を代わったり手伝ったりしたい」各7%等がありいつも通りの時間を過ごす中で、少しだけ記念日を意識した計画を立てるという方もいるようだ。

一方で、「何もするつもりはない」と回答した方は21%いた。

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また、プレゼントを贈りたいと回答した方(494名)へ贈る内容を尋ねると、「花」が最多で50%、次に多かったのが「お菓子・スイーツ」で37%、「服・服飾品」18%という結果だった。

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【3】 母の日の予算。平均は6,242円だが、ボリュームゾーンは「1,000円~5,000円未満」

今年の母の日に、母親に何かをしようと考えている人(634名)に、母の日にかける予算を尋ねた。その結果、平均予算は6,242円だった。なお、予算を1,000円~3,000円未満で考えている人は21%、 3,000円~5,000円未満で考えている方は33%で、合計して54%にのぼる。母の日予算のボリュームゾーンは「1,000円~5,000円未満」であることがわかる。

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【4】 母の日に母親がほしいものは、プレゼントより気持ちだった?“子どもにしてほしいこと”は、 3割が「感謝の言葉」と回答。「何もしてほしいと思わない」も同率の3割

調査対象者1,000名のうち、子どもがいる女性306名に「母の日についての考え」を尋ねた。

「あなたは、母の日に子どもに何をしてもらいたいですか?」という質問に対する答えは「感謝の言葉を伝えてほしい」が31%、「特に何もしてほしいと思わない」が29%と、共に3割という結果だった。

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子どもサイドの意見では「プレゼントを贈りたい」という回答が62%でダントツ1位だったのに対し、母親サイドの意見では「プレゼントを贈ってもらいたい」は子どもにしてもらいたいことの2位ではあるものの16%にとどまった。

母親が子どもにしてもらいたいことは、以下、 3位「普段よりも一緒に過ごしたい」15%、 4位「家事を代わったり手伝ったりしてほしい」14%と続きます。また、子どもサイドの回答で「食事会をしたい」は20%いたが、母親で「食事会を開いてほしい」と答えた人はわずか7%だった。

「母の日」について、子どもはプレゼントや食事にお金をかけようとする傾向があるが、母親は必ずしもそれらを積極的には望んでいるわけではないようだ。「今年の母の日に、子どもから何かをしてもらうことを期待していますか?」という問いでも、「期待していない」27%、「全く期待していない」36%であわせて63%、「どちらともいえない」が22%という結果だった。遠慮や子どもに手間をかけさせたくない等の優しさの気持ちから、こういった傾向になった側面もあるかもしれない。

一方で、「今年の母の日に、子どもが何かをしてくれたら嬉しいですか?」と尋ねると、「非常に嬉しい」「嬉しい」が合わせて87%にのぼった。積極的には期待せずとも、 “何歳になっても、子どもから感謝の気持ちを示されたら、それがどのような形であっても喜ぶ”のが母親、のようだ。

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【5】 母の日にまつわる子どもの思い出。「母にこんなものを贈った」「喜んでもらえた」エピソード集

これまでの人生で思い出に残っている「母の日にまつわるエピソード」を自由回答で皆さんに尋ねてみた。様々なエピソードが集まったので、一部抜粋してご紹介しよう。

<母の日にまつわるエピソード>
ベース:全体(n=1,000)/自由回答
初めて母の日に贈ったプレゼントで覚えてるのはカーディガンだった。大人になっても母がもっていたのでうれしかった。 46歳、女性)
小学生の時に兄弟でお小遣いを貯めて、母の日にケーキを買って喜んでくれた。また、社会人1年目に財布を買ってプレゼントし、社会人となった感謝を伝えた。(41歳、男性)
僕が25歳の時、当時乗っていたバイクの後部座席に母を乗せてツーリングに連れて行ってあげた。初めは躊躇していた母だったが、走行中バックミラーでこっそり母の様子を伺うと、とても嬉しそうな表情をしていた。(41歳、男性)
初任給で母の日のプレゼントを買ってあげた。おしゃれなお店で買った赤いエプロンです。(36歳、男性)
社会人になって帰省したときに、大学生の時に母の日に送った鉢植えの花がまだ実家にあることを知って驚いた。(32歳、男性)
母が仕事をリタイアしてから、花、ガーデニングにはまり出したので、それからは、花やガーデニング用の飾りや用具を贈ると喜んでくれた事(45歳、女性)
歯ブラシの話をしていて電動の歯ブラシの方がキレイに磨けるという会話をしていたので、たまたま母の日が近くて、電動の歯ブラシを買って渡した。(37歳、男性)
食べることが好きな母に、ケーキを10個くらい買ってきてプレゼントした。「食べきれない!」と嬉しそうにしていていい贈り物ができたと思った。(34歳、女性)
自分が母になり、とても大変なことがわかり、感謝の気持ちで、産んでくれてありがとうという気持ちを伝えたら、泣いてくれた。(31歳、女性)

母親が何をしたら喜ぶか真剣に考えている皆さんの様子、そして、それがしっかりとお母さんにも伝わっている――そんな様子が目に浮かびます。

【6】 母親に尋ねた、母の日に感動したこと。小さいころから、成人・結婚後のエピソードも

子どものいる女性に対しては、「これまでの母の日で、子どもに何かされて感動したことはありますか」という質問行い、自由回答で答えてもらった。こちらも、一部抜粋してご紹介する。

<母の日に感動したこと>
ベース:子どものいる女性(n=306)/自由回答
丁寧に作られたハート型の折り紙のリースに、ありがとうの文字が書かれたものを贈られた時。まだ小さい子のたどたどしい文字から一生懸命に作ってくれた事が伝わり涙が出ました。(39歳、女性)
毎年ハンカチをくれるのは嬉しいです。小さな頃はおばあちゃんやお父さんが手伝ってくれていたと思いますが、中学生になって男の子で照れ臭い感じではありますが毎年ありがとうと言ってハンカチをくれるのは嬉しいです。(33歳、女性)
日頃、口数が少ないぶっきらぼうな当時高校生の息子が私の好きなロールケーキを買うために遠くまで自転車で買いに行ってプレゼントしてくれた。(57歳、女性)
買い物から帰ったらケーキが焼いてあった。とても嬉しかったです。(55歳、女性)去年の母の日に、珍しく息子がプレゼントをくれた。息子なりに色々考えて選んでくれたんだろうな、と思うととっても嬉しかった。ハーブの香りのボディスクラブやバスオイル!勿体無くてなかなか使えずずっと飾っていた。気が付けばもらってからもうすぐ一年!先日から使い始めて、 1日の終わりに息子の事を思い出しながら、ハーブの香りに癒されて幸せな気分を満喫している。(57歳、女性)
息子が二人だったので母の日に何もしてもらったことはなかったが、それぞれが結婚してからは毎年お花が届くようになった。初めてお花が届いた時に、心配りある相手を選んだことに感動した。(67歳、女性)
感動したというほどのことはないが、母の日に何かを贈られると、たとえカーネーション一つでも気持ちはホンワカ温かくなる経験を何度もした。(67歳、女性)

小さなお子さんの一生懸命さ、中高生になってからの照れ臭いながらも感謝を伝える気持ち、成人して家を出てからも母親を想う気持ちなど、世代ごとに心温まる思い出がたくさん寄せられた。

市場調査メディアHoNote(ホノテ)

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